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昨年三月の大震災以降すじ雲を見るだけで不安になるもので、そんな巻雲が青空に広がっていた冬至もそう先ではなくなって来たそんな12月半ばの休日金曜日だった。
本日は船橋市内に所用があった日で、昼過ぎには終わるだろうと思って出掛けたが、全てが済んでそこを出て海神駅に到着したのは午後三時を回った頃だった。
大抵の中華店やラーメン店は中休みの時間帯で、ごく稀に通し営業をしている店舗もある。
そう言えば海神駅のすぐそばに昔から営業している、まだ一度も訪れたことが無かった老舗中華店があったはず。
おそらく中休みだろうなと店頭に立てば、これがなんと赤い中華料理と刻まれた暖簾が通過するクルマが作る風ではためいていて、それは紛れも無く中華店が営業中を知らせる証しだった。
入口の上には木を切って造作したような赤い店名が据えられており、歴史を感じさせる店頭だけに思わず横浜中華街の海員閣を彷彿とさせた。
周辺であれば亭の文字繋がりで、上海亭や好々亭が連想される。そう言えば芙蓉亭と後述される創業年が同じではないか。
八百屋と花屋の間で営業するそんな某人気千葉ラーメンブログサイトの管理人さんも訪れているこちらだ。
ドアの横にはサンプルショーケースが設けられていて、その中は人形なども入っていながらキチンとしていた。そんな人形の中になぜかピカチューも入っていた。
そんなわけで今日の遅い昼食は、こちらにするかとなって店内へ入って行った。
すると薄暗い店内は老舗らしい佇まいで、洋風のランプが壁に据え付けられていたこともあって、なんともエキゾチックと言う雰囲気が似つかわしいそんなフロアだった。
奥におられた店主の手前辺りのカウンター席へ腰を降ろすとランチメニューのリストを手渡されたが夕飯までそう先ではない時間だけにラーメンだけをお願いした。
45年前周辺の総合病院に、骨折で2年近く入院したことを告げると、店主との距離が一気に縮まった。こちらは昭和35年に創業した中華店だそう。
店主はなるほどこの道52年らしい、如何にもな老練な面持ちを有されていた。とは言え怖い雰囲気もなく、フランクに世間話しが出来て良いお人柄が伺えた。
麺類には味噌らーめんにカレーそばや担々麺もあった。またご飯類にはチャーハンだけでなく、カツ丼や親子丼にオムライス、さらにはトンカツ定食までラインナップされていた。程なく到着。
香味油がほとんど入ってないらしく、ラーメンドンブリの表面から湯気が迸っていた。それではと行かせて貰えば、せつないほど時代を感じさせながらも、それは素敵なラーメン。
豚骨鶏ガラのダシだそうで、濃厚やこってりとは無縁で味わい深いもの。ホウレン草や棒メンマにさえ風情を感じて、チャーシューも奥ゆかしさを感じた。
中細の麺も適度な固さのなかなか良く出来た風合いのもの。この52年間何一つ変わらない海神亭のラーメンだそう。
気がつけば完食。公式サイトもあったこちらだった。餃子が絶品だそう。いや、かなり素敵で風情のある、それにしても美味しいラーメンだった。
(左フォト) ラーメン/店舗外観/御献立表 (2012.12.14)
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海神亭 (カイジンテイ)
住所:千葉県船橋市海神4-11-7 TEL047-431-4876 ※公式サイトはこちら。
定休日:水曜日 営業時間:11:30〜21:00(20:30LO)
アクセス:京成本線海神駅下車。改札前の道路を左手に進んでまもない右側にあり。
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時代を感じるものの、整然としたサンプルショーケース。 |

なんとなくエキゾチックな雰囲気のある店内。 |

改修工事が進む京成本線海神駅だった。 |
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