

 |
スモークグレーな、遠く高い空の色が街を染める、そんな四月卯月後半の月曜日。合い間から見える青空は、まるで模索する日本経済のように、広がったかと思えば見え隠れして行く、春らしい大空。
東京メトロ千代田支線北綾瀬駅そばに、昨日から与ろゐ屋@浅草出身の店主のラーメン店がオープンしたらしい。思わず浅草開化楼の麺を利用する、東神田ら〜めん@馬喰町の味の記憶が甦る。店の顔と言えばやはりスープであり、麺ももちろん大事だが味を決めるのはスープと言える。
そんな中でしょっぱなから自家製麺で行く様で、確かに最近その路線が流行っているが、個人経営の場合にその道はひどく険しく、半端で無いのは周知の事実。
それをあえてと言う所でいたく気になる所となり、そして応援したい気持ちもあり、本日行って見る事にした。
千代田線綾瀬駅で電車を降り、北千住方面プラットホームの亀有寄りにある、15分毎に電車が出る0番線ホームの電車に乗り換え北綾瀬駅に到着。
この駅は、地下鉄千代田線の車両基地が周辺にある関係で、昭和54年に駅だけ後から増設したステーションで、駅開業初日の時に一度来た事があるだけ。駅改札を出たら右側に出て戻る様に一分弱歩くと、風情よくこちらの店が佇んでいた。暖簾が手作りと言う感じで、また粋な風情がいい。
店内に入ると新店景気か、盛況で全席が埋まり、店内待ち客がお二人。右手に券売機があり、つけそば650円にちゃーしゅーごはん300円も選び、店内の列の後ろに着く。後続の方も続いて、盛況な状況が続く。
最近デジカメを新しくしたが、今回のモデルは学習機能が無く、電源オンでフラッシュがオートとなる。製麺室があったのでさりげなく撮影したのだが、なんとフラッシュがうっかり光ってしまいさりげなく出来ず、振り向く方に笑ってゴマかすしかなく、華厳の滝涙状態。これも魚座のB型の宿命か。程なく席が空き着席。
背中に製麺室がある場所で、振り返るといかにもラーメン用見たいな名前の、「華天龍」と言う長野産内麦の紙袋が製麺室の壁に張られていた。程なく到着。
おお、一見して大勝軒を意識した感じの汁に、もっちり感が高そうな正統的な太さの、中太やや太ストレート麺。麺だけ口にすれば、なるほど心血を注いでいる感じの力が入った麺で、「麺一筋」とあるうどん用小麦粉もあったが、その粉がむっちり度を高めたのか、かなりの良い出来と言えた。
さて汁はどんなものかと口にすれば、一見すると大勝軒風だが、味の決め手となる煮干し感は、ほぼ与ろゐ屋的。そこに白濁豚骨で合わせた甘味料やや少なめ濃度薄め仕様。
汁は麺ほどの個性がみなぎってはいないもののそれ程悪くは無く、細切りチャーシューも適量入っていい感じではあった。なおスープ割に至るまで、イメージはほぼ同じ。
ちゃーしゅーごはんは、冷蔵庫から出したばかり見たいなチャーシューを、肉厚に三枚スライスして黒コショウを振りかけ、茹でたキャベツを添えて乗せたもの。
つけそばを食している間に、冷めた風ではない感じ。こんなタイプのチャーシューご飯に出会ったら、ラーメンスープやつけ麺汁にチャーシューを入れ暖まったのを確認してからご飯に乗せ直し、それを食せば凝固した脂も解けて美味しく食べ進められるのでお試しを。
気が付けば完食。それにしても麺は、かなりの出来映え。汁も狙っているその方向性自体には間違いは無く、その分その期待度はむしろ高いと言えた。いや、良かった。
(左フォト) つけそば(麺・汁)/お品書き (2008.04.21)
|
自家製麺 中華そば わた井
麺量:つけそば並盛250g中盛320g大盛400g/中華そば並盛180g中盛250g
住所:東京都足立区谷中2-9-2 定休日:未定 ※当面無休予定
営業時間:11:30〜14:30/18:00〜22:00 ※材料切れ次第終了
アクセス:東京メトロ千代田支線北綾瀬駅下車。駅改札を出たら右側に出て、戻る様に歩き左側。
徒歩およそ一分。
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
| 東京メトロ綾瀬駅、0番線ホームから出発。 |
|
大振りで厚みある、ちゃーしゅーごはん。 |
|
こちらは自家製麺がウリのお店。 |
|
浅草・与ろゐ屋出身店主のお店。 |
|