早いもので秋葉原を去って、一カ月がとうに過ぎていた。今日も午後から大手町だが、ふいに浅草の街を歩きたくなり、地下鉄を使って午前10時半頃に到着。最近この街で襲名披露があり、中村勘九郎改め18代目中村勘三郎、林家こぶ平改め9代目林家正蔵が誕生している。まもなく三社祭と言う事で、その準備が始まっていて、そこかしこに提灯がすげられていた。
仲見世に出ると雨避けが取り払われ、修学旅行の生徒さんで賑わっていた。おもちゃ屋をひやかしていたら、スバル360のミニカーを見つけ、思わず買ってしまった。子供の頃、この車の廃車が小学校の通学路から少し歩いた所にあり、運転席で見よう見まねをしたものだった。開店時間の午前11時が近付いたので、こちらの店頭へ足を運ぶ。数分前だったが、引き入れられ素晴らしい対応だった。醤油のらーめんと言った後で、チャーシュー入りにして貰う。程なく到着。
魚介がじんわりと来て、あっさりでよく寝た醤油味。麺が何とも言えない、良い食感で嬉しい。チャーシューも脂多めで良いシフトだった。気がつけば完食。いや、旨かった。精算してお店を出ると仲見世に戻り、揚げたてのあげまんのお店で、ゴマ入りのあげまんを一個購入。店先で口にほおばると、暖かい餡が甘み抑え目で、ゴマが香ばしく衣がサクサクであった。浅草三社祭は、今月20日から22日まで。よろい屋の方に、お祭りを教えて貰うまで忘れていた(おいおい)。
(2005.05.17) |

2005.05 ちゃーしゅうめん

2005.05 来々軒が当初あった頃の六区の絵。

2004.01 限定柚子切り塩らーめん
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株式会社浅草開化楼を出て、また浅草寺周辺に戻る。それではもう一杯行くかと、こちらに午後三時頃入る。席に座ると「季節のらーめん」というインフォがあった。季節のデザートみたいである。柚子切り塩らーめんとある。限定一日30食。それをまだ大丈夫かお聞きすると、麺箱を覗きながら、「あ、だいじょぶです」との事でお願いする。なぜ麺箱を見たかと言えば、山梨県増穂町産柚子を練り込んだ麺だそうで、なんと大胆な麺な事か。程なく到着。
丼の上には焼いた感じの小さく切った柚子の皮がちょこなんと乗って、柚子と魚ダシの芳香がなんとも甘酸っぱい初恋色の様。魚ダシが初恋と何の関係があるのかと聞かれると身も蓋も無いが、スープはその柚子をADSLと同じ常時接続をしながら、弱塩で濃い魚ダシがじんわりとやって来る。そして麺がごっつい良い。
そんな太い麺でも無いのに、もっちりで舌にまとわりつき、そして何よりフルーティ。柚子だけに、香りを楽しませるだけで無く、舌も楽しませるという、融通も効かせたラーメンでありました。お後がよろしい様で。
(2004.01.23) |
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開幕400年記念パートⅡ・浅草食べ歩き/大浅草祭記念スペシャル前編】
浅草へ行こう。そうしよう。飛び石でまたお休みの、月末平日金曜日。東松戸駅に出て、北総開発鉄道に乗車して浅草へ向かう。大雨等で本八幡駅行きのバスに遅延が予測される時に度々利用するルートである。乗り換え無しで、直通電車が走り都営地下鉄浅草駅に下車出来る。そんな訳でスムーズに到着する。地下駅を出ると眩しい優しい秋の陽差しが出迎えてくれる。
吾妻橋に行き、きらめく水面をしばしの間眺める。すぐ近くで屋形船が小さい波に揺られ、ギシギシと音を立てる。見上げると、・・・。見上げると、バブルのなごりとでも言いたくなる某ビール本社。景観条例になぜ引っ掛からないと素直に思う。まだ開店していない神谷バーの横を通り仲見世へ行く。都まんじゅうのお店の前を通りこちらに到着。
店内は高校生の方で混んで、一夫婦だけの列に並び待つ。修学旅行だろうか、しばらくしてぞろぞろとお店を後にして行く。こちらのお店は確か7~8年位前に一度食べ、もう一度行った時に凄い混雑で敬遠してそのままになってしまったお店である。花やしきの帰り道だったかも知れない。浅草は4~5歳の頃に一度母親に連れられ来た記憶がある。東映まんがまつりの様な映画が目的だった筈である。今でも夢の中でたまに出て来る思い出の地であるが、朝になるとその情景は出て来ない程度の夢だったりする。店内は一気にガラガラとなる。入り口でちゃーしゅーめんをお願いする。ちゃーしゅーめんと大きく書かれた札を貰い、奥のカウンタ席へ座る。後続客が後から後から入って来る浅草の人気店である。程なく到着。
野菜とゲンコツ、鶏の胴ガラのあっさり醤油に、頭とハラワタを取り除き季節によって脂の乗り方が違う煮干しの量を調節するという魚ダシに、良い昆布が入っている優しい味わいである。麺も舌にまとわりつく感覚がたまらない中細ちぢれの旨い麺。近くに専属の製麺屋があり、店主がつきっ切りで過程を見守る特注の麺である事を褒めたらお店の方に教えて貰った。なるほど納得、旨い麺。チャーシューがこれまた薄味の秀逸な肩ロース肉で、しばらくスープに浸して放って置いて後半になってから手を付けると旨くなる仕様のものでとっても美味しい。総括的には平成3年開業の優しい魚ダシの味わいの中に柚子も入り、ベテラン店の域に入ったやっぱり旨いと再認識させられたお店であった。(後編に続く)
(2003.10.31) |