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昨日の午後辺りから冷え込みが強くなって来たようで、北風から身を守るようにコートの襟を立てて玄関の正月飾りを外してから出掛けた1月も7日の週末土曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、北風が収まって冷え込みがまた穏やかな午後8時過ぎだった。
先日何気なくネットで川崎駅周辺のラーメンを提供する店舗を調べていると、偶然にも昭和12年創業の川崎で初めて餃子を出したと言うこちらを知るところとなった。
当初はおでん等を提供する日本料理屋だったよう。試験的に餃子をメニューに加えたところ大変好評だったらしく、その後その関係からか昭和28年より中華専門店となって今日に至っているそう。
何の因果か昭和28年と言えば奇しくも、大阪・千日前に老舗餃子店珉珉(ミンミン)が創業した年だ。
川崎はこちらもあってなのか、昔から餃子を提供する店が多かったようだ。そんな川崎餃子も気になるところだが、それ以上に私の場合は歴史のある中華店のラーメンの味わいが気になった。
ちなみに今回その関係で知ったのだが、神奈川県川崎市は外食の中で中華食支出金額が全国第1位だそうで、てっきり中華街のある横浜市や神戸市や長崎市などと思いがちだが川崎なのだそう。
そんなわけで新年も一段落した感のある本日の仕事帰り、立ち寄って見ることにした。例によって京浜東北線電車に乗って川崎で途中下車。
駅からそう遠くない名画通り商店会とある路地を少し入った場所に風情よくこちらが佇んでいた。門松が入り口の両脇に飾ってあり、やはりまだ新年まもないことを思い起こさせた。
さっそく入店すると閉店間近い所為もあって、数人の先客だけの閑散としていた店内だった。
入り口寄りのテーブル席に促されてメニューリストを広げてから、良き時代のメニューっぽい名前のネギソバと、そこはやはりの5個入りとあった餃子もオーダー。
先客がちらほらと帰り出す頃、ラストオーダーらしくそんな案内が決まり文句で確認があった。
テーブルのインフォメーションにかわさき餃子舗の会なる文字を見つけた。そんな団体があるなんて今の今まで知る由も無かった。2007年に川崎駅周辺の中華店18店舗が集まって発足した会らしい。
そちらが開発した「かわさき餃子みそ」なる商品があるそうで、お酢とラー油を少量入れて餃子を楽しむといいらしい。程なく到着。
それではとネギソバから行かせて貰えば、醤油のカエシから軽い酸味が感じられて老舗らしい味わいがたまらないもの。
独特な中細麺の持ち味も良かったが、チャーシューも縁が紅いものでなかなかの出来映え。刻まれたシラネギが、また素晴らしかった。
大き過ぎず小さ過ぎずの餃子は皮が肉厚で、肉餡は小籠包のようにジューシーでこれまたたまらん旨さと言えた。
ラー油を垂らした酢醤油 で餃子を愉しませて貰ったが、先述のかわさき餃子みそがどうやら調味料卓にあったようだが最後の一口を喉に通した頃気がついて後の祭りだった。
気がつけば完食。いや、しみじみとよき昭和の風情を感じた素敵なネギソバと餃子であった。
(左フォト) ネギソバ/餃子(5個)/店頭外観 (2012.01.07)
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