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午前中から朱夏の陽射しが、与党選挙戦の見通しのように厳しく照りつけるものの、今日は二十四節気の処暑とされ、そんな暑さも峠を迎えた八月下旬休日の日曜日だった。
以前に一茎草さんが三ノ輪にあった時の場所に、我流旨味ソバ地雷源さんがプロデュースする、ラーメン店が七月二十日入れ替わるようにオープンしたらしい。斬新な感覚の無化調ラーメンを、トレンドが一歩リードした内外装の食空間の中で楽しめる、そんなラーメン店のプロデュースだけに気になる所となり出掛ける事にした。
「やすらぎ」と「あんしん」の気持ちを一杯のラーメンに込め、「安堵」と「AND」からお客様と繋がりが保てるよう心掛ける店名だそう。
店頭には午前11時半少し前に到着。以前のお店の外装に少し手を加えた感じの店舗だった。
程なく開店したようで入店すると、ほぼ前の店内で厨房の店主らしき方を見れば、これまた一茎草時代に厨房で田中玄氏の横におられた方その人であった。
なるほど同じ無化調ラーメンを提供し、以前とさほど変わらない同じ内外装の、そんなラーメン店なわけであった筈だった。
と言うわけで券売機も同じだが、内容はプロデュースバイJiraigenの内容で、以前そちらで塩ラーメンを楽しんでいた事もあり、こちらではあえて醤油らぁ麺を選ぶ事にした。
後続客も続いて開店まもなく、殆どの席が埋まったカウンター席。厨房には店主の他に、奥さんなのか不明だが、女性が一人おられた。その女性がラーメンを作り始め、香味油の量など店主が隣りでチェックされていたりした。程なく到着。
おお、チャーシューは炙られており、これは大変にうまそうだ。それではと口にして行けば、そこはやはりほぼ地雷源のスタイルに近いものが感じられ、それはもう美味い美味い美味い美味い。
香味油が複雑なうま味をまとめつつ、それでいながら地雷源さん程では無いが、コッテリ感をも表現していた。定かではないがプロデュース店からして、全粒粉らしい持ち味の良い麺は、三河屋製麺さんの麺だろうか。もうそれは気が付けば完食だった。
無化調らーめんと言えば天然食材による麺料理だが、花鳥風月と言えば自然の美しい風物。都市化が進めば進む程に、そんな方向性が生まれるのも、自然な流れと言えるだろう。言わば無化調も、花鳥風月だ。
店主にご挨拶して外へ出る。店頭前の道路は国道4号線で、別名日光街道と呼ばれる道。ガードを潜って千住大橋へ進み、途中左折して向かえば、そこには荒川総合スポーツセンターがある。
その地の下町には、かつて千葉ロッテマリーンズの前身、毎日大映オリオンズのホーム球場だった東京スタジアムがあった。しかし当時から人気のセリーグ、実力のパリーグと言われ、球場動員がままならず廃止されて行った。
ロッテオリオンズとなった翌年の昭和45年、久々のリーグ優勝を果たし、それが決定した試合がその東京球場で行われ、その夜は東京音頭が南千住の町にこだましたと言う。
それから2年後に、球場は閉鎖されて行った。東京に限らずそれぞれの街は、様々な出来事が過去に起きている、そんな町の集合体なんだと実感できる。
いやいやいや、今日も良かった旨かった。
(左フォト) 醤油らぁ麺/目の前は日光街道/店舗外観 (2009.08.23)
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らぁ麺 あんど
住所:東京都荒川区東日暮里1-1-3 定休日:毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)
営業時間:11:30〜15:00/18:00〜22:00 ※土日祝〜21:00
アクセス:東京メトロ三ノ輪駅3番出口下車。日光街道を交差点を渡ってからガード方面へ進み
そのガード手前の左側にあり。徒歩およそ1分。
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