麺仙 葵賀佐 東京・千石 ※閉店





風が潤す青海原のように、快晴の青空が広がる東京は、冷蔵庫から冷凍庫に移動した果実の如く、身が震える寒さの日曜日だった。

そんな今日は、千石駅周辺に札幌味噌ラーメンの人気店で名高い、「すみれ」の系統の札幌市内で「麺匠先弥(めんしょうさきや)」を営業する、店主が手掛けるラーメン店がオープンしたとして、気になる所となり出掛けて見る事にした。純すみ系と言う事らしい。

その周辺と言えば、卒業した高校が比較的近くにあった事もあり、よくぶらぶら・・・いや散策したものであった(おいおい)。

また、店名の「葵賀佐」だが「あがさ」と読むそうで、誰もが思わず思いだすのは、英国の推理小説家であるアガサ・クリスティーだと思う。

日本では、映画「ナイル殺人事件」の原作者とすぐ浮かぶ作家だが、ギネスブックも史上最高のベストセラー作家と認めており、そんな所から店名にされたのかは定かでは無い。

なお「すみれ」と言うと兄弟の弟の方が経営して、「純連(じゅんれん)」は兄が営んでいる事で知られているが、「純連(じゅんれん)」の高田馬場でしか、食した事しかない私だったりする。(更に、おいおい)

正午前に、店頭へ到着。中へ入ると寒さもあってか、店内に4人程の中列が出来ていた。先に券売機へ促され、そこで札幌味噌ら〜めん850円と、北海道手づくりぷりん300円のボタンも目が引いたので、思わず即打ち(券売機壊さない)。

しばし待った後に着席。券売機のボタンには、チャーシュー麺が2タイプ用意されていて、国産豚バラ肉4枚で1000円と、ワイントン肩ロース肉3枚は何と1800円と言うメニュー内容。

ワイントンとは聞き慣れない豚だったが、ネットで調べてみると甲州ワインで名高い山梨県の塩山で生まれたワインを飲ませた豚の肉らしく、豚が健康になりアクが殆ど出ず美味しいそう。

店内は、開店祝いの花が飾られ、壁には店主のプロフィールや、村中一門とある十二店舗の店名と電話番号が記載されていた紙が貼られていた。程なく到着。

おお、何と言う華やかなビジュアル。往年の札幌味噌とは、明らかに変わった札幌味噌ラーメン。時代のニーズと共に変わりゆく日本の姿に、ラーメンと言う国民食は常に後を追っているからこそ、ラーメンは人気が途切れないのだと思う。

それではと行かせて貰えば、もう美味い美味い美味い美味い、いや美味い。焦がし?ラードも洗練された感覚があり、札幌味噌と言うとライトな感じだが、一般的なラーメンから見れば、立派にこってりしているもの。

森住製麺の中太やや太ちぢれの麺は、プリプリしつつもスープを程よく添わせており、厚めのチャーシューがまた美味しい。

「さっぽろ純連(じゅんれん)」と言うよりは、白髪ネギがそれらしかった事もあり、以前ラーメン博物館の中で食した「けやき」に近いビジュアルだが、その味は似て非なる、毅然とした良いオリジナリティが在った。

ラーメンが食し終わる頃、さりげなく小さい硝子で出来た、ツボ状の容器に入ったプリンが到着。これがまたこってりした味噌ラーメンの後だけに、真夏の都会に高原のそよ風を送る感覚を感じた程に、爽やかで美味しい牛乳プリンだった。

不思議と濃厚でまったりしながらも、味噌ラーメンのデザートとして合っていて良かった。両極端に位置する、同じまったりさが、味覚の何処かで符合していたのか。

気が付けば完食。閉店時間を明確にしていないこちらだが、なるべく午後八時まで営業出来る体制にしているそう。なお麺匠先弥では醤油味や塩味も提供しているが、こちらでも将来提供して行きたいそう。いや、とっても、とっても、かなり旨かった。

(左フォト) 札幌味噌ら〜めん/北海道手づくりぷりん/開業まもない店舗外観 (2009.01.11)


 札幌ラーメン 麺仙 葵賀佐 (めんせん あがさ)

 住所:東京都文京区千石1-23-7井田ビル1F

 営業時間:11:00〜スープ切れ閉店(20:00頃迄の予定)  定休日:月曜日

 アクセス:都営地下鉄三田線千石駅下車。A2出口を右に出て、道なりに白山通りを50m程進んだ
       歩道沿い右側にある。



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