早いものでもう師が走る師走に入った天気が良い分寒い、そんな月明けの水曜日だった。通勤電車から見える東京スカイツリーが少し高くなったと気付いていたが、ついに500mを超え工事も佳境に入った事を公式ウェブサイトが伝えていた。
そして今日も仕事が終わって外に出れば、穏やかな午後8時半過ぎだった。少しだけ仕事が遅くなって今夜は荻窪辺りと決めてその荻窪で途中下車。久々に南口側へ出て、下見も兼ねて商店街へ入って行き、ふと見つけたのがネットで最近知ったこちらであった。 |

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そんなわけで今夜は昭和35年創業らしい、「荻窪の味 三ちゃん」へ入店する事にした。店内へ入るとカウンター席が8席程度が並ぶお店で、野菜炒めなどもメニューに表記されていた。どちらかと言えばラーメン店と言うよりも、大衆中華店と言った佇まいだった。
徐にメニューを見上げてから、ラーメンと半チャーハンをお願いした。少しすると先客がオーダーしていた餃子が出来上がって、自分の前を掠めるようにして注文した客のもとに届いた。これがとんでもなく美味そうで、もう少しで追加オーダーしてしまう処であった。
狭い厨房内には店主が一人おられるだけで、手際が命のそんなめくるめく注文に対して神業を見るような機敏な動きで対応していて思わず見惚れてしまった。
店内の貼り紙には不定休の文字が刻まれており、その下に今月の休日が3日分記載しているのかと思えば、今年なのかも怪しい8月の休みとなっていた。程なくラーメンが到着。
ある意味これ以上ないであろう昔ながらの中華そばと言う風情で、それは口にしても何一つ変わることはなかった。若い頃何処の駅の近くで呑んでいるのかさえ判らない帰り道に、ラーメン屋台で食したそんな中華そばに近いように思えた。
鶏ガラだけでないような豚骨も利用したタイプの雰囲気で、本来の世間一般のラーメン感の中の王道感さえ感じる不思議さが混在するもの。その分あっさりした醤油スープで、細やや縮れの麺の面持ちがまた良かった。削いだように切られた白ネギの質感の高さも良ければ、チャーシューにさりげない大判の海苔にもこだわりを感じた。
後からやって来た半チャーハンも量がやや多めで、玉子のふんわり加減に塩さじ加減も実に素晴らしくて、シイタケの細切れも混じってかなり美味いチャーハンだった。もうそれは気がつけば完食の説得力が唸る、そんなラーメンと半チャーハンと言えた。
精算時に創業昭和35年を確認させて貰うとその通りだそうで、「それじゃ二代目なんですね」の投げ掛けた言葉に気さくに肯いてくれた。
店名から神保町某店のイメージを連れて来てしまった感があったが、オーダーしたメニューもあってラーメンは全然違うものの、当たらずとも荻窪のさぶちゃん的な雰囲気を感じたこちらであった。いや、けっこう良かった。
(左フォト) ラーメン/半チャーハン (2010.12.01)
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荻窪の味 三ちゃん
住所:東京都杉並区荻窪5-29-20 TEL03-3398-6582 定休日:不定休 営業時間:11:00〜22:30
アクセス:JR荻窪駅南口下車。荻窪南口仲通り商店会を入って二つ目の左路地を入り進んで
行った次の十字路の左側にあり。
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| 2010.12.01 昭和35年創業、餃子も人気の老舗店のこちら。 |
2010.12.01 JR荻窪駅前荻窪南口仲通り商店会入り口。 |
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