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見上げれば夏の大空が広がり、綿菓子の様に膨らんだ雲が頭上を通り過ぎ、夏のまばゆい陽射しが時間を追う毎に、厳しさを増してゆく六月前半休日の日曜日だった。
このサイトを始めた頃から、何度となく出掛けようと思って、そのまま行かず終いとなっていた、そんなお店が何店舗かあったりする。
こちらもそんなお店の一つで、一二度ほど市川二俣店の前を通った事があったり、都内の新橋店は何度となく見掛けていたお店であった。
現在首都圏に三十三店舗を有して営業している、親子三代に渡って中華料理の道を歩んで来た方が経営する、目黒が本店の中華料理の系列チェーン店だ。
株式会社ホイッスル三好が手掛けているお店で、ちなみに同社は千葉・稲毛にある、「活力ラーメン元気一杯」も経営している。
揚州とは、中華人民共和国東部にある江蘇(こうそ)省の一都市で、長江(ちょんこう)に続く揚子江の河口の街でもある。また昨年、25周年を迎えた様なので、こちらは昭和58年頃の創業らしい。
史上初の国際平和機構である国際連盟が発足し、日本国内では株価が暴落し恐慌が発生した大正9年、こちらの経営者の祖父が中国・揚州より日本へ来られたそう。
そして横浜中華街で見つけた女性と結婚して、都内の北千住で「中華そば正華」を創業したらしい。経営は順調に推移して、こちらの社長の父が代継ぎをした頃には浅草に移転して更なる人気を集めたらしい。
そんな訳でふとしたきっかけで、こちらのラーメンを是非楽しんで見たい気持ちになり、出掛ける事にした本日であった。
JR武蔵野線電車を利用して新松戸駅で下車し、改札を出て夏の陽射しが照り付けている、新松戸の街の並木通りを歩いて向かった。
この界隈にも何店舗か訪問したお店があり、何度と無く歩いた道筋だ。変わり映えしない、ニュータウンの道を進んで行き、見慣れない風景が広がる頃に店頭へ到着。
今まで見た、支店と比較するとやや地味な外観だが、他の外食店と比較すれば、立派に充分派手な外観と言えた。
午前11時30分数分前の店内へ入ると、既に一組の夫婦が先客として満艦飾な装飾が施されている中におられ、その方の奥のテーブル席辺りに促されて着席した。
おもむろにブック状になった、メニューリストを広げれば、その最初にあったのは、麺を二種から選ぶ事に終始していた。
創業二十周年を機に始めた、中国伝統極太麺の「刀切麺」か、または創業時から利用して来た、中国主流の細麺「柳麺」のどちらかであった。
「刀削麺ならぬ刀切麺」とあり、練り固めた小麦粉を削らず、それを平らににして日本蕎麦よろしく切るスタイルの麺だそうで、日本一の中国極太麺だそう。
もちろん太麺好きで興味深い麺だったので、今年の春から始まったらしい、840円する揚州濃厚塩ラーメンでその麺にして、チャーハンセット380円も一緒にお願いした。
お店の方が丁寧にオーダーを確認して行き、丁重に商品を持って来られた。と言う訳で、程なく到着。
おお、優雅な鶏の食材が香る、ラーメンがやって来た。コラーゲンがたっぷりと入った、濃厚塩ラーメンと言う触れ込みになっていたが、鶏そぼろがたっぷりと入った、いわゆる濃厚鶏白湯ラーメンだった。
それではと口にすれば、なるほど怒涛のコラーゲンスパイラルチョップが炸裂する、そんな言葉が思い浮かんだ濃厚な鶏スープで、いやいや、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。
普通のレンゲと一緒に、金属性の穴が空いたレンゲも付いて来ていて、鶏そぼろをすくってスープだけ抜け出る様になっており、そこまで考えて用意するお店は初めての経験で、素晴らしい対応をサラリとさりげなく行うこちらだった。
その鶏そぼろがハンパなく入っており、先述の刀切麺がまたコシが強く口内で暴れだし、鶏スープのコクも良かった。
そしてまたチャーハンが、卵のシフト良く味良く食感良くで、満足出来たセット炒飯であった。
気が付けば完食である。更に二百円増しで濃さを、二倍にしてくれるらしい。いやいや、既にドドンと濃かったが、天津向みたいな変なクドさは無かった。
(左フォト) 揚州濃厚塩ラーメン(刀切麺)/セット炒飯/店内/店舗外観 (2009.06.07)
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中国ラーメン 揚州商人 新松戸店 ※公式サイトはこちら。
住所:千葉県松戸市新松戸南1-356-2ジュネパレス新松戸1F
定休日:年中無休 営業時間:11:00〜4:00
アクセス:JR常磐線武蔵野線新松戸駅下車。改札から左手に延びる道を進み、突き当たりを
右折。踏み切りを渡って、二つ目の信号を左折。そのゆりの木通りを、しばらく歩いた
左側。
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| 2009.06.07 親子三代と謳った、インフォメーション。 |
2009.06.07 訪問時の新松戸周辺の、初夏らしい大空。 |
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