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近年豚骨系濃厚ラーメンから、豚骨と限らずに粘度の高いドロドロした、超濃厚系スープへと流行が移行している傾向が見受けられている。
そんな中でそうしたラーメンの先駆け的な存在がこちらと言う事を知り、同じ市内の有名店で一杯を済ませた後で一息してから、電車を乗り継いでこちらの店頭へ到着した。
おお、建物自体は立派なビルの一角だが、入り口には小屋根のひさしが藁葺き屋根のようになって、和風な風情がより雰囲気を高めていた。と思ったら、なんと竹ほうきを並べたもので、おそるべしうえださんであった。
先程のラーメン店と同じ平成11年に営業を開始しているこちらだが、当時は「鬼火山」と言う店名で牛骨系のラーメンを中心にしたラーメンを提供していたらしい。それを五年前に刷新して濃厚豚骨系に路線に切り替え、単なる濃厚豚骨ではない超濃厚ドロドロ系ラーメンが生まれたわけだ。
そんなわけでこちらもオープンして今年で十周年を迎える埼玉県新座市の超人気店であった。
そんなこちらだけに、そこで待っていたのはお約束の長蛇の列で、午後二時近い時間ながらその数およそ20人近い人数で、腹ごなしにちょうどいいかと後ろに着いた私であった。
それでも爆食系でない事もあって一時間もかからずに入店でき、石神本最新刊でも紹介されていた「辛特濃」を選んで、促されるカウンター席に腰掛けた。
すると濃度がライトとハードどちらか選べるそうで、そこは楽しむ程度で良かったのでライトを選択。さらに辛さが中辛と大辛も中辛にして、全てを大人しいシフトで落ち着けた。こちらも今やトレンドとも言える感じの、女性オンリーの厨房だった。色紙には滅多に書かない、大崎氏のものまであった。程なく到着。
おお、何という力強いオーラを感じるラーメンなのだろう。これはビジュアル性も高く美味そうだ。何しろ具沢山なラーメンで、チャーシューの何気ない位置にも風情を感じてしまう。それではと口にすればそれはもう、いやいやいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。
こうパワーが感じられるラーメンで、それでありながらもその中に優しい表現力が湯水のように溢れる出ているものがあり、ラーメンはかくもありきなスタイルであった。
魚介豚骨スープに豚足に豚皮や手羽先を入れて、さら魚介系粉末も入っているらしい。それにしても充分にドロドロなスープで、これでハードだったら壁に漆喰で使えるくらいなのだろうか?(おいおい)
そんなだったものだから、もう気が付けば完食である。辛さも結構良かったが、それでも旨さゆえにスープは殆ど完飲してしまった。いやいやいや、良かった旨かった凄かった。
(左フォト) 辛特濃/ラーメン拡大画像/店舗外観 (2009.10.24)
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