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わずかにうねる季節風が何処か春めいた鼓動を感じさせていた、ともあれ冷え込みはそう変わらずに寒かったそんな朝方の一月睦月下旬月曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、帰宅時はそれほどの寒さでもなかった午後七時過ぎだった。
新宿にも山頭火が営業していると知った時、その塩らーめんが脳裏に浮かんで来て、もはや制御不能に陥るほどの状況となって、それならばまた行って見るかとなった。
秋葉原勤務時代に須田町で風来居が営業していて訪れたが、山頭火はしばらくご無沙汰していた。
上野店(閉店)で初めて山頭火レポートを綴った後は、勤務先の関係もあって渋谷店・中野店(閉店)・横浜そごう店・千葉そごう店と訪れて来た。
1988年の昭和63年に畠中仁氏が北海道の旭川市内で開業させたラーメン店で、以前に触れているように都内進出は1994年の当時今はなき恵比寿店が開業したものだ。
こちらの支店は2004年4月にオープンしたらしい。ちなみに新宿ミロード内にも支店が営業しているこちらで、そちらはこちらよりも若干早く2002年2月から営業しているそうだ。
ここ数年は海外進出店舗が花盛りのこちらで、フィリピンやマレーシアなど数多くの店舗が展開しているらしい。そんな株式会社アブ・アウトが運営するラーメンチェーンだ。
そんなわけで新宿南口の改札を出て、こちらへ向かった。すると新宿ミロードの外食店案内の中に、山頭火の文字を見つけてそちらへ行くかとも考えた。
しかし訪れた山頭火はここ最近商業施設内のそうした形態の店舗が続いていたこともあって、やっぱりとなりこちらへ向かうことにした。と言うわけで今夜もまた西新宿交差点の横断歩道を渡り、そこから程ない裏路地で営業しているその店頭へやって来た。
さっそく入店して行くとさすが人気店のこちらで、それは盛況なフロアが広がっていた。中ほどのカウンター席に促されて、ハーフコートを背中のハンガーに掛けてから腰を下ろした。
そして徐にメニューリストを広げて、予定通りしおらーめんをオーダー。そしてまたサイドメニューも行くかとなって、チャーシューねぎめしなるご飯ものを一緒にお願いすることにした。
最後の一滴まで飲める豚骨スープに縮れ麺、そしてバランスの良い具が一つになった山頭火の象徴とも言える一杯と記された案内に、思わずうんうんと頷くしかなかった。
現在の限定らーめんは「とろみ醤油」なる930円するものらしく、その案内がそこかしこに配置されていた。風味豊かな焦がしねぎ、体ぬくもるとろみの真髄、と言うことらしい。程なく到着。
白い豚骨スープの上に、ちょこなんと浮かべた小梅に、山頭火へ来たことを実感出来た。それではと行かせて貰えば、唯一無二と言える味わいに心躍る美味しさがたまらないもの。
確かに優しいコク味のいい白いスープで、豚骨の玉骨部と野菜と干し魚をそれぞれに合った温度で煮出す手法が取り入れられたものらしい。
チャーシューねぎめしもまた、ネギとカイワレが緑鮮やかな絨毯のように敷き詰められ、その上に風情ある味付けチャーシューが多めにのっていて大変素敵なサイドメニューだった。
それだけに、気がつけば完食。精算を済ませて外へ出ると、いつの間にか小雨が降り出していて、軽くそよぐ南風が懐かしい思い出のように気持ちを解してくれた。
思わず濡れて帰ろうかと、傘を差さずに駅へ向かった。ふと見ると新宿サザンテラスで、幻想的なイルミネーションが見られて思わずその夜景をカメラに収めた。
いや、やはりなかなかの持ち味が実に素敵で、かなりとんでもなく実にとっても良かった。
(左フォト) 店舗と周辺/しおらーめん/チャーシューねぎめし (2015.01.26)
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らーめん山頭火 新宿南口店
住所:東京都新宿区西新宿1-18-5 中沖ビル1階 ※公式サイトはこちら。
TEL03-3349-0338 定休日:無休 営業時間:11:00~23:30(23:00LO)
アクセス:JR新宿駅南口改札下車。改札前の甲州街道を右手に進んで行き、西新宿1丁目交差点
の横断歩道を渡って直進し程ない右路地を入り少し歩いた右側にあり。
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新宿駅南口から外に出て向かうと近い。 |

西新宿1丁目交差点周辺の裏路地で営業していた。 |

メニューリストに、山頭火の句が紹介されていた。 |

季節限定はとろみ醤油で、チャーシューねぎめし発売中。 |

カウンター周りは、こんな感じだった。 |

周辺にある新宿サザンテラスの幻想的なイルミネーション。 |
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