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春めく気温に桜の開花も足早となったようで、遅咲きの小梅の隣りで桜が今年も咲きはじめていた三月弥生下旬の日曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、そんな春めいた夜風がそよいで、多少の小雨が時折り落ちては止んでいたそんな午後七時過ぎだった。
中野駅周辺で営業しているこちらで、なかなかの美味しさを誇るラーメンを提供しているとネットで知り、気になっていただけに今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。
そんなわけでまた中野で途中下車して、今夜は南口改札から外に出てこちらへ向かった。
ロータリー左側手前のなかのZEROに向かう線路沿いの道路を進んで行くと、前から何人もの人々達とすれ違い、特に子供連れの親御さんが多く見受けられた。
おそらくはそのもみじ山文化センターで本日行われた、何かの催し物へ出掛けた方々なのだろう。
そんな道路を300mほど歩いて行くと、こちらが風情も良く佇んで営業していた。そんなイベントに参加した方だろうか、やはり子供連れの親御さんが数組店内にも先客としておられた。
奥が空いていたので、そちらに移動してから、カウンター席に腰を下ろした。背中へ振り返りそこにあったメニューボードを見ながら、味噌ラーメンと餃子をお願いすることにした。
するとあいにく今夜は、餃子が売れ過ぎて売り切れてしまったのだそう。それならばやむなしとなって、味噌ラーメンも一度撤回して再考。
そこでこちらのオリジナルメニューらしい税込み770円となっていた、レバニラ入りみそ味と付記されていたスタミナラーメンを見つけてオーダーした。
やはりなかのZEROでいつになく大きなイベントがあったらしく、こちらも先ほどまでかなり繁昌していたそう。それだけに餃子も早々と無くなってしまったらしい。
例によってさりげなく開業してどれくらい経つのか店主にお聞きすると、創業35年になる個人経営でやっているこちらだそうで、すると1980年の昭和55年頃に開業させたところなのだろう。
富山・砺波ご出身の店主だそうで、北陸道の諸国を北国と書いてホッコクと読ませるが、そんなところから店名を北国と名付けたらしい。
しかしながら首都圏では一般的に北国と書けば、誰もが「きたぐに」と読むものだから途中からもうそれでいいことにしたそうだ。
そんなわけで当初はホッコクと読ませるつもりで命名した店名だが、現在では銀行から融資を受ける書類にもふりがなにキタグニと書かれているそうだ。
比較的広い店内だが後続して入店する方はおられず、いつしか店先の道路の人の波も殆ど無くなって来て、いつもの普段と変わらない静かな界隈となったことを店主が教えてくれた。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、なかなかの持ち味が実にたまらないもの。
もちもちとした中太の、麺の風合いもかなり良かった。レバニラも味噌ラーメンの中で昇華した面持ちが素敵だった。
豚ガラ・鶏ガラ・昆布・香味野菜・魚介食材をズンドウに投入して、しっかりと炊いたスープで作るこちらのラーメンだそう。
それにしても満足度の高い美味しいラーメンで、それだけに気がつけば完食だった。
その昔は自由が丘に本店があった「吉野ラーメン」と言うラーメン店で修行した店主だそうで、そのラーメン店はその後「ピリカ」と名を変えて行き首都圏に幾つかの系列店を展開して行ったらしい。
なんとピリカと言えば、吉祥寺に独立して営業するラーメン店ピリカが今も営業しており、思わず昨春訪れたことが思い出された。
その時にそのピリカに付いて触れているが、お聞きすればするほど同じ店名であることが判った。当時三軒茶屋や池尻大橋に系列店があり、店主はそこで住み込みで働いていた時代もあったそうだ。
ちなみにそのピリカは、うどん店も姉妹店にあったそうで、当時手広く外食店の裾野を広げて行った企業が営業していたらしい。
経営者の方も、やはり富山ご出身の方だそうで、そこで従事する方もこちらの店主と同じように富山ご出身の方を多く採用して来たそう。
そこでネットで富山周辺のラーメン店を追って見ると、今でも吉野ラーメンやピリカの店名で営業している暖簾分け店らしきラーメン店を幾つか見つけることが出来た。
こちらの味噌ラーメンはスタミナバージョンだけに、今思えばピリカの味噌ラーメンとは、かなり違う風合いのものと言えたが、それでも何処かで繋がっているものがあるように思えた。
いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、途轍もなく確実に明瞭に何処までも彼方の先まで実に素晴らしく良かった。
(左フォト) 店頭/スタミナラーメン/店内/周辺の桜 (2015.03.29)
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らーめん 北国 (キタグニ)
住所:東京都中野区中野2-13-26 第一岡ビル1階 TEL03-3381-1589
定休日:月曜日 営業時間:11:30~22:00
アクセス:JR中野駅南口下車。南口改札を出たらロータリー左側手前のなかのZEROに向かう
線路沿いの道路を進んで行き、300mほど歩いたその道路沿いの右側にあり。
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春の夜風がそよいで、夜桜が愉しめた界隈だった。 |

創業35年になる個人経営でやっているこちらだそう。 |

麵類メニューも豊富にラインナップしていた。 |

手元にも立札メニューが用意されていた。 |

奥の壁面には液晶テレビが据え付けられていた。 |

最寄り駅はJR中野駅で、南口改札を出たら左手へ。 |
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