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小鳥のさえずりが軽やかに聴こえ小梅の小花の数も日増しに多くなって、気温は冬そのものながら何処かそんな春めく二月如月下旬の日曜日だった。
今夜は仕事が終わった後で社内で呑み会があったが、最近はアルコールが駄目なこともあって早めに上がらせて貰った。
居酒屋から外に出れば、穏やかな夜風がそよぐ、そう寒くもないそんな午後九時過ぎ頃だった。
酒の肴も控え目にしていただけに、・・・と言うか今夜もラーメンのつもりだっただけに油っぽいものを避けてあまり口にせずにいた。
そんなわけであらかじめ訪問先をこちらに決めていて、新宿で途中下車して東口からそう遠くないその店頭へやって来た。
直ぐ傍にも過日訪ねたどうやら開業は1972年9月らしい新宿東口駅前店があるこちらだ。
その近さにそもそも支店名に付くふぁんてんって何?と言う思いを以前から持っていて、それをすっきりさせたいと考えていたこちらであった。
雑居ビルの禁煙席となる地下1階と、喫煙可能の地下2階があるこちらだった。そこは地下鉄1階の入口を入って、まもない券売機の前に立った。
程なくお店の方が横を通ったので、こちらだけのメニューがあるかお聞きすると、細麺桂花ラーメンが付く900円の半チャーハンセットはよその支店ではやっていないそう。
ここ最近ご飯ものは、なるべく避けるように決めていた矢先だけに少し悩んだが、まぁたまには(こういう場合たまにはではない)いいかとなってそのボタンを選んだ。
振り返ると、そこそこに盛況なフロアが広がっていた。搬出口傍の壁面に造作されたカウンター席に促されてそこへ着席した。
先ほどの方にこれ幸いとふぁんてんについてお聞きすると、新宿本店と言う意味合いから来ているとのご回答を頂いた。
なおネットでそこら辺を調べて見ると、飯店からなまってそうなったともあったりした。
ちなみに中国語で読むとファンテンとなりぴったりとあてはまるが、その意味合いはホテルでありかなり意味合いが違って来る。
それこそ営業時間が早朝四時に閉店が午前一時と閉まっている時間が三時間だけと言うこちらで、ある意味ホテル的な要素にもなりそうな営業体制から来ているのかも。
ともあれ謎が謎を呼ぶこちらの支店名と言えて、余計にすっきり出来なくなってしまった。
なお熊本や都内などで現在営業する全店舗のオープン年月が記載された案内があったこちらで、それによればこの新宿ふぁんてんは1981年4月にオープンしたようだ。
それによれば、1955年6月熊本本店、1968年12月新宿末広店、1972年9月新宿東口駅前店、1973年10月熊本センタープラザ店および鶴屋店、そして1981年4月こちらである新宿ふぁんてん。
さらに続いて1994年11月渋谷センター街店、2000年12月池袋サンシャイン60通り店。2010年3月新宿西口(FC)店。
そして最近では2011年3月熊本新幹線口店、2014年7月池袋西一番街店と言う順番になるようだ。
また、支店名のふぁんてんは、これまで「あ」が小文字で見て来たが、最近は店頭看板などが大文字になっていて更にすっきりしない支店名と言えた。
ただし冷水の変わりに出て来た冷たいプーアール茶は、実にすっきりした味わいで、とても濃厚なラーメンのこちらだったゆえにぴったりな冷茶と言えた。
雑菌を除菌する効果と整腸作用だけでなく、豚等の油脂を洗い流す効果もあるらしくまさにぴったりだった。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、これがなんとも濃厚な豚骨スープの風合いが実にたまらないもの。ネットでも桂花の中で、かなり濃いスープであると定評になっていた。
夜遅い時間だけに、時間的な濃さもあるのかも知れないと思った。
そう思ったが豚骨&チキンのWスープであるらしく、店舗内の大釜で二日がかりで炊き上げたものだそう。赤穂の天塩が味の決め手らしい。
麺も博多風な細麺でありカンスイを必要最小限に留めたものらしく、なんともな桂花と長浜屋台豚骨の融合的な風情が実に良かった。
チャーハンもやきめし的な素晴らしさがあるもので、このチャーハンはかなり好きになれた。それだけに、気がつけば完食。
先述したように早朝の4時から開店するこちらのようで朝だけの500円とお得な朝ラーメンなる提供メニューが午前10時までやっているようだ。外へ出ると春を感じさせる、本降りの雨が降り出していた。
いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、途轍もなく確実に良かった。
(左フォト) 店頭/細麺桂花ラーメン/セット半チャーハン/地下1階入口 (2014.12.03)
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桂花ラーメン 新宿ふぁんてん ※現在店頭ではふあんてんと記述
住所:東京都新宿区新宿3-21-4 第2サンパークビル地下1・2階 ※公式サイトはこちら。
TEL03-3350-6771 定休日:無休 営業時間:早朝4:00~翌1:00
アクセス:JR新宿駅東口下車。出口B11から出て靖国通りに向かって歩いて行き、その通りの直前
手前の右側にあり。
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新宿東口の靖国通り寄り路地裏で営業している。 |

地下一階が禁煙席で、地下二階が喫煙席になっている。 |

下りて行く階段に、こんな漫画があった。 |

動物脂を洗い流す冷たいプ―アール茶飲み放題。 |

ありがたい各店舗の開業年インフォがあった。 |

割り箸立て・ポイントカード案内・アンケート用紙。 |

ポイントカードは、全店共通になっていた。 |

夜明け前の早朝からラーメンが愉しめるこちら。 |

桂花ラーメンが150円だった昭和44年の文芸春秋記事。 |
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