とんがら亭 東京・立川 ※閉店





早朝少しだけ息を白くさせて極わずかに靄が出てスカイツリーを霞ませて富士を隠していた、2月立春前日らしいと言えばらしい上旬木曜日節分の日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時過ぎだった。幾つかの候補があった今夜だったが、ふと何気なしにこちらにして見ようと言う気になって訪れる事にした。

そんなわけでいつもたま館へ向かう道を歩いて行き、途中からそれて人通りの少ない所謂処のラブホ街へ足を進めてこちらの店頭へやって来た。

店内へ入って往くと換気がやや追いついてないのか、湿度の高い店内にメガネがアッと言う間に白くなってしまった。それを拭きながら右奥のカウンター席に近寄って、ハンガーを手繰り寄せてハーフコートを壁のフックに掛けてから腰を降ろした。

そうしていると後続客が続いて来て、メニューを決めたいにもメガネが落ち着くまで待つしかなかったが、お二人だった向こうも同じようにメガネが曇ったのか定かでないが、どちらもしばらくはオーダーしない入店客となった。

そうしている内にメガネも落ち着いて来てメニューボードもよく見えるようになって、店名が冠になったラーメンにしようかとも思ったが、かなりのニンニクの量らしく違うオーダーにする事にした。

と言うのも、なんとなくこちらの普段着のスープの味わいに興味が湧いたからだった。するとチャーシュー麺が750円と言う金額に目が止まった。

しばらく値段を変えていないと言う店主らしき男性のお言葉に、思わずそれを大盛でお願いする事にした。後続客の方は私のオーダーを待って、言い終わるとほぼ同時にオーダーされていた。

湿度の高い店内に入ると北国の外食店に居る錯覚に陥る事がある。店内の風情もあってか、何だか今日もそうだった。平成8年にオープンしたこちらだそう。十年以上営業しているラーメン店の店内は、それだけで価値の多い空間だと感じる。程なく到着。

一見すると幅広で浅いドンブリにラーメンショップの系統がよぎるものの、感じるオーラは何処か違っていた。それではと行かせて貰えばその確かな風情の良さが感じられるのに、何処の系統なのかが出て来ないラーメン。

結局ラーメンショップの名前しか出て来なかったが、店主にお聞きして見て思わず納得の感嘆の声を上げてしまった。その店名とは吉祥寺ホープ軒本舗

しかしそこで修行したわけではないそうで、以前もっと立川駅南口近くにあったらしい数年前に閉店してしまった「あじまる」と言う名のラーメン店で働いておられたそう。

そこの店主がホープ軒本舗におられたそうで、こちらもその味を踏襲しているそう。「あじまる」はかなり長い間立川で営業していたラーメン店だったらしい。

また西東京周辺で営業しているラーメンチェーン店の「江川亭」も背脂たっぷりのその系統だそうで、そちらで仕事していた時期もあったこちらの店主のようだった。

つい先日村山ホープ軒とホープ軒@千駄ヶ谷に同日昼連食訪問したものだが、そんな何かにまるで引き寄せられたように訪問した感じとなった本日だった。

チャーシューたっぷりのラーメンでそのチャーシューも良かったが、背脂の甘味ふくよかで薄味の醤油にさえもいい風合いを感じるもので、比較的細い麺も渋い持ち味が在った。

野菜も多めに利用しているスープだそうで、スープを飲み干す頃そんな深い味わいにそうした感じが判った。気がつけば完食。東大和市内に支店があるこちらのよう。いや、かなりとっても良かった。

(左フォト) チャーシュー麺大盛/店頭外観/店頭外観その2 (2011.02.03)


 とんがら亭 立川店

 住所:東京都立川市錦町1-5-15 TEL042-526-2717 定休日:火曜日 営業時間:11:30〜22:00

 アクセス:JR立川駅南口下車。南口左手の階段を降りて行き左手へ進んで行く。途中のY字路
       を直進するように左手へ進んで行く。広い道に出たら前に見える路地を入って行き、少し
       歩いた右側にあり。徒歩およそ5分程度。



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