

 |
やや強い北風が首都圏の街角を北の町に変えて、また青空が何処までも透明なブルーの色をしていた1月下旬の日曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、風は収まっていたものの、変わらない寒さが星夜を包んでいたそんな午後8時過ぎだった。
時に某ケータイサイトによれば、JR荻窪駅西口改札青梅街道側の出口周辺の立ち食い蕎麦店で、昨秋から煮干しを際立たせたラーメンを提供しているそう。
そんな事を知ると場所が荻窪と言う事の相乗作用が手伝う事もあって、例によってそこは気になる処となり会社帰り訪れる事にした今夜であった。
そんなわけでまた荻窪駅で下車して、西口改札を右手に出て路地を左に曲がって、少し歩いた左側に在るこちらの店頭へやって来た。
通り沿いの左右に出入り口が配されていて、そのあいだにはサンプルショーケースと券売機があって、入店を誘うよくある街角の立ち食い蕎麦店と何ら変わらない雰囲気の店頭だった。
ラーメンを提供するのも少なくないそんなご時世の立ち食い蕎麦店だが、煮干しを打ち出したラーメンとなると特に立ち食い店となれば珍しいのかも知れない。
ちなみに神田駅周辺と西川口界隈にも営業店舗を持つチェーン系らしく、そんな立ち食い蕎麦店のこちらのようだった。さて券売機の前に立つと、なるほど煮干しラーメンなるボタンがあった。
また牛丼やカツ丼に親子丼などと蕎麦やうどんとの丼ものセットメニューがあったので、煮干しラーメンともセットで出来ないかお聞きして見るとその予定は無いそう。
そこは個人店なら自由が聞く処だが、チェーン店舗だけにやむなく煮干しラーメンのボタンを押してから、いなり寿司1個70円のボタンを二回連打した私だった。
店内客スペースは立ち食い店とは言え、厨房前のカウンターに6〜7席程度の椅子が並んでいるこちらで、立って口にできるスペースは無かった。蕎麦は石臼挽き蕎麦も提供している様子だった。
先に小皿にちょこなんと乗せた、いなり寿司2個がやって来た。こうした店だと管理が悪くて干からびたものが来るのもしばしば見受けられるが、こちらはそんな事も無くしっかりした味付けも良かった。
それを頬張っていると、程なくしてラーメンもやって来た。それではと口にすれば、これがなかなか良く出来たそんな煮干しラーメン。
荻窪らしいと言う事はもちろん無いが、カツオの和風出汁に煮干しをかぶせたスープで、見た目からしてメスの鶏油を使って動物のコクを出している風に思えた。
しかしお聞きして見ると、ラードだそうで豚脂と言う返事が返って来た。ともあれ当初の予測通りで380円以前に工夫で対応した美味しいラーメンと言えた。
厨房の中には麺箱がまるで見せるように置いてあって、その製麺所の名前をふと何気なく見て、とある接点を感じつつもそれは驚いた。
何と最近では渋谷某店でも見た、閉店してしまった名店真好味でも利用していた、むらめんの名前が刻まれていたからで、ふむふむなるほどなるほど、と頷くしかなかった私であった。
気がつけば完食。なるほどな美味しさの、そんな煮干しラーメンだった。いや、良かった。
(左フォト) 煮干しラーメン/いなり寿司2個/店頭外観 (2011.01.30)
|
天亀そば 荻窪店
住所:東京都杉並区上荻1-10-12 TEL 03-3398-5401
定休日:無休 営業時間:24時間営業
アクセス:JR中央線荻窪駅西口改札下車。西口改札を右手に出てまもない階段を降りて真っすぐ
進んで突き当りを左折。150m程歩いた左手にあり。
|
|