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雨がまた降り出して来て降り止まぬ5月後半、木曜日午後9時過ぎの夜の渋谷の街角であった。
こうも多湿な状況に少し歩くだけで汗が出てしまい、それを傘を手にした反対側の手で拭いつつ進んで行った。
そんな今夜はこちらと決めて、その店頭に立った。中へ入って行くと、空いた奥のカウンター席に促されて、そこまで進んで腰を下ろした。
特にこれにしようとか決めてなかったが、雰囲気でらあめんにまた博多明太子ごはんもオーダー。小降りになっては、本降りに戻る雨。程なく到着。
おお、トッピングを追加しなくても結構多めに具が配されたらあめんで、麺を持ちあげて啜ればトロンと来る豚骨スープも気持ち良く上がって来た。
風情があるとは言えない雨の中を来たが、その豊かな表情を魅せる豚骨感はそれらをそのひとときだけでも忘れさせてくれる程に良く、それはそれは気がつけば完食の美味しさであった。
夏の表層の距離もそう間もないと、ときめきも無くただリアルに感じるだけの季節感に、気がついたら梅雨に入っていたりする、そんな今日この頃となって行くのかも知れない。
(左フォト) らあめん (2010.05.20)
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春色の空気が夜の闇に吸い込まれていた、午後九時過ぎの渋谷に小雨が降りしきっていた。
ふと見ると傘を手にしていた人はごく僅かだったが、それが何処か渋谷らしかったものだった。
そんな今夜は、気まぐれでこちらへ入店することにした水曜日であった。博多で修行した店主が、平成6年に経堂で創業した、「らあめん英」の4号店になるらしい。
2号店は同店名の高井戸店であり、3号店は同じ渋谷の明治通り恵比寿寄りにある「渋谷三丁目らあめん」であったりするらしい。
そんなわけで店内に入って行くと、厨房がある七人前後が座れる1階席は全て埋まっていて、案内係の方が見回すのと同時に私も周囲を見回して空席がない事が判った。
その上で階段の方へ促すように2階へ上がる案内をしてくれ、それを受けてから目の前にあった階段を利用して上に昇って行った。
上に上がると6人が座れるテーブルが2つあり、2階だけの配膳等をする係の方がそこにおられた。こちらもほぼ満員だったが、一席だけ空いていてそこに促された。
そんな頃タバコをくゆらせていた直ぐ隣りのグループ客がちょうど立ち上がって下へ降りて行き、大変居心地のいい場所となって運が良かったようだった。
今回は特にオーダーを決めていなかったが、メニューを見て2秒で決めたキャベツらあめんと博多明太子ごはんをお願いした。
すると麺の硬さの確認がありそれならばと柔らかめにして、スープの濃さも聞いて来られたのでそこは普通でお願いした。
ふと壁を見るとこだわりからか2杯ずつしか提供しないことが謳われていて、丁寧に作って出すその表記にまもなく到着するラーメンの期待度が高まった。程なく到着。
おお、キャベツはまるでトンカツに添えられる千切りになったものが麺の上に乗っており、そこに中濃トンカツソースまでもが掛かっているのかと思いきや、なんとニンニク香るマー油だった。
白濁豚骨系だけにマー油が入り、もうそれは熊本らーめんのようだった。食欲をそそる香りに、思わず箸をすぐ手にする私であった。
それではと口にして行けば、まったりとした口当たりがなんともいい風情で、麺の柔らかさがこれぐらいだと嬉しいなと言う絶妙な柔らかさでツボにハマった美味しさだった。
トロンとした濃厚な豚骨スープなのに、これでもかと言うほどに臭みが皆無のらーめんで、それなのにここまでナチュラルなトロミに、只々とにかく唖然とするしかなかった。
チャーシューもさりげなくとんでもなく美味しく、絶妙な柔らかさだった麺がこれまた味わい深く、その量も多めで大変に良かった。
博多明太子ごはんもいい感じであったし、辛子高菜の無料惣菜も一緒に愉しませて貰ったが、これがえらく辛かったもののとても美味しかった。
気が付けば完食だった。いや、なるほどな美味さのキャベツらあめん&博多明太子ごはんであった。
(左フォト) キャベツらあめん/博多明太子ごはん/店頭外観 (2010.04.07)
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らあめん 渋英 (しぶひで)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-4-5
定休日:無休 営業時間:11:30〜23:00
アクセス:JR渋谷駅ハチ公口下車。渋谷109前のY字路交差点左手にある吉野家奥の左路地
を入って行った突き当たり手前の左側にあり。
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