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梅雨らしい雨が朝からそぼ降り湿度が充満して、亜熱帯のジャングルのような朝方の満員の通勤電車の車内のだった,、梅雨明けが待ち遠しい時季の6月半ばの金曜日。
そんな今日も仕事が終わって外に出れば、持ち直してはまた降り出して止んだ後のように湿ったアスファルトがそう語っていた今夜だった。
東小金井駅周辺のラーメン店を訪ねている内に自然と見つけたこちらで、ラーメン専科と言う冠自体が、時代の生き証人のように貴重な存在と言えた。そんなわけで以前から気になっていたこちらへ訪れる事にして、会社帰りまた東小金井で途中下車。
店頭はなんとなく地方都市で30年以上営業している喫茶店と言う風情で、入店すれば昭和歌謡の有線放送が流れていて店内は正しく時が止まったままのようなおもむきが迎えてくれたこちらだった。先客一人に薄暗い照明の店内がその雰囲気を助長していて、カウンター席に腰掛けてから振り返った壁には、様々なメニューがこれ見よがしに貼られていた。
店頭のインフォにもあったバカうまラーメンと言う語呂に絆されたわけでもなかったが、その中盛でお願いする事にした。厨房には喫茶店のマスターみたいな感じの店主が一人おられるだけだった。
平成3年にオープンしたそう。ラーメン専科と言う冠が、今では使われなくなってしまった事について少しだけ語り合った。そんな冠が麺屋や麺処のように当たり前だった時代があったものだ。程なく到着。
なんと家系ラーメンに対抗するかのように、海苔がドンブリ半周近くに刺さっていた。やや辛めのタレを和えたネギもラーメンショップのそれとは何処か違っているものだった。
それではと行かせて貰えば、まさしくなその昭和から平成に変わる頃に流行った味わいの豚骨鶏ガラに胡麻ラー油が香る清湯醤油ラーメンで、その懐かしさはちょっとないくらいにとんでもなく久々の味わいと言えた。中太平ちぢれの麺も、不規則な風合いで実に好きになれた。
平成の初め頃と言えば、当時テレビを点けるとラーメンは体に悪い事をこぞってTVナレーターが主張していたものだが、そう考えれば今の方が遥かに油こってりで何をかいわんやだった。
ラーメンショップと対局的な風情があってそちらは連綿と今でも首都圏で息づいているが、こちらのスタイルは絶滅危惧種よりも貴重な風合いがあって久々に出会えて良かった。
日本人は一つが流行るとそればかりを街に氾濫させる嫌いがあるものの、ひとたび冷めれば見事に街から消えて行く。以前は中華そばもメニューに並ぶ日本蕎麦店だったそう。いや、実に良かった。
(左フォト) バカうまラーメン正油中盛/店舗外観 (2011.06.17)
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ラーメン専科 のんき亭
住所:東京都小金井市東町4-38-21 TEL0423-88-1007
定休日:土曜・日曜 営業時間:12:00〜14:00/18:00〜翌2:00
アクセス:JR中央線東小金井駅南口下車。ロータリー右手から延伸する道路を進んで行き100m
ほど歩いた右側にあり。
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