中華そば 睦月 東京・西荻窪 ※閉店





春分点を起点とした定気法で大寒を迎えて、次は立春だけにまさしく春を待つ季節の爽やかな気候の晴天続く1月睦月も後半の木曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、昨夜とそう変わらない午後8時過ぎだった。

実は昨夜の未訪某店とはこちらだった。リベンジと言えば体裁は良いが、水曜日は定休日だったようで勘違いしていたよう。道理で営業していなかったわけで、恥ずかしい限りと言えた。

そんなわけで木曜日ならばまず営業しているだろうと、連日西荻窪駅南口へ降り立ち、昨夜の店の前を通ってこちらの店先にまたやって来た。

街灯はあるものの暗い夜道で、そんな通りを歩いていると営業を示す灯りが見え、到着する前に安堵の息を着いた。数段の階段を降りた位置にドアがあって、開けて中に入れば現代的な和風の面持ちのある、風情の豊かな店内が広がっていた。

左手に厨房があるこちらで、その前に5席のカウンター席が用意されていて、その席の奥側に先客のお二人がおられて、オーダーしたメニューが手元に着いたばかりのようだった。

どちらとも似たようなオーダー品で、やけに平打ちの太い麺のつけそばに、やけにそぼろ肉が山盛りにされたご飯ものメニューがその二人の前に置かれ、早速食べ始めていた。

そのご飯ものメニューのビジュアルに釘づけされた私で、思わず気に入った事を店主にお伝えしてメニュー名を確認するとチャーシューご飯だそう。

それと何にするか、一番手前のカウンター席に身を寄せてからしばし悩んだ後で、メニューからそのチャーシューご飯と中華そばを選んでお願いした。

まもなくして後続客がぽつりぽつりと二人続いたが、奥にテーブル席があるらしく店主がそちらへ促されてどちらもその奥へ消えて行った。

時に冬も深まるとコートが手放せなくなるもので、今日もまたコートを着てラーメン店へ入店したが、大抵は隣りの椅子に置いたり膝辺りの棚に押し込むしかなかったりするもの。

しかしこちらにはなんと壁にフックとハンガーが用意されており、その対応の良さに嬉しくなり、もちろん入店時にすぐ気がつき喜んで利用させて貰った。程なく到着。

なかなか見栄えのする、そんな麗しさも感じる、中華そばが目の前にやって来た。清湯醤油のスープに四角に細工した白ネギを適度に浮かせてあり、チャーシュー、青菜、メンマが適宜入るもの。

香味油らしきラードが光を乱反射させていた。チャーシューの表情が、見る者を魅了させる。それではと口にさせて貰えば、なるほどあっさりした風合いに油を感じさせるバランスに適度な間合いを作るもので、そこに店主のこだわりがありそう。

細ストレートの麺はしなやかにして弾力の良いもの。白さに印象が残るなかなかのもので、どうやら自家製麺のようだった。豚骨鶏ガラのスープの作り込みも比較的丁寧で、いい風合いを感じた。チャーシューがやはりかなり良く、後で妄想したくなるほど激うま。

まもなくそぼろ肉がたっぷり山盛りのチャーシューご飯もやって来て、「食べ辛いと思いますが」と一言付け加えながら店主がそーっと目の前へ置いてくれた。

量は見た目ほどでは無いが、これが痛快な程に甘辛具合いがタマらない美味しさで、やや高額のサブメニューだが口にするものは誰もが大変満足出来そうなもので、これはオススメと言えた。

2009年9月2日人気店の翔丸の跡地の居抜き店舗にオープンしたこちらで、店名からして店主は1月生まれだろうとお聞きすればその通りだった。そんなわけで、気がつけば完食。いや、なかなか良かった。


(左フォト) 中華そば/チャーシューご飯/店頭外観 (2011.01.20) 


 中華そば 睦月 (むつき)

 住所:東京都杉並区西荻南2-6-10  定休日:水曜日

 営業時間:平日12:00〜15:00/18:00〜23:00 土祝11:30〜15:30/18:00〜23:00※日曜〜21:00

 アクセス:JR中央線西荻窪駅南口下車。出口前の西荻南口仲通街を入って道なりに進んで行き、
       立体駐車場を越えて程ない左側にあり。徒歩およそ6分。



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