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就業二日目も覚える事が多い中で営業接客などに注力しつつ、気が付けば終業時間をとうに過ぎていて、外に出れば昨日より30分近く遅い夜の渋谷の街であった。
そんな中で今夜の晩飯で入店したのがこちらで、しばらく前に東京新宿末広店へ訪問した時にも触れたが、初めて入った桂花ラーメンの支店がこちらであった。
とっても久々に中へ入って本来なら感動さえも覚える所だろうが、仕事帰りで疲れているだけに入って直ぐ右手にあった券売機で何を選ぶか悩むので精いっぱいな私であった。
新宿では、こちらイチ押しの太肉麺(ターローメン)を愉しんだので、今回は別のにして見るかと思ったのか、気が付けばキャベツの上に豚肉の唐揚げが乗っているDIDI(ディーディー)麺を選んでいた。
一階はそんな混んでいる風でも無かったが、二階に促されて入口そばの階段を上がって行き、一番奥窓際のカウンタ席に腰を降ろしてラーメンの到着を待った。
センター街の雑踏の音が何処からともなく響いて、今夜も人の通りが絶えない、そんな渋谷の夜が今日も更けて行く。時折りなんて言っているか判らない、奇声のような声が聞こえて来た。
20代の頃だからもう20年以上経過しているが、何気ない渋谷の街角にあった喫茶店に入って、そこで見た店名の刻まれたマッチにあった図柄がふと脳裏に浮かんできた。
図柄はピエロの親子が向かい合っているもので、自分の子供に施した道化師の化粧を親が見ているもので、喫茶店の名前は「人間関係」と言った。その喫茶店はどうやら今もあるよう。程なく到着。
ターローメンの弟分のラーメンだから、弟弟(ディーディー)麺と呼ぶらしい。
おお、醤油のような味が付いた豚ロースの唐揚げがやはりなかなかの風合いで、マー油が利いた白濁豚骨が実に美味いシフトでたまらないもの。
とは言え麺にいい風情を感じるものの、そこに生キャベツのアバウトな切り方を見たとき、タイムマシンが自分を20代に連れて行ってくれたような感覚が過った面持ちが味わえて面白かった。
気が付けば完食。いや、良かった。
(左フォト) DIDI(ディーディー)麺/店頭外観 (2010.03.20)
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