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強い南風が木々を揺らして、初夏の煌めきが今年の暑さを懸念させた6月下旬の金曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、首都圏は眉間にしわがよる程に蒸す今宵だった。
先日「荻窪麺屋はつがい」へ二度めの訪問を果たして、その後その関連店が実は気になる今日この頃であったりする。「朝霞麺屋はつがい」が「あさか麺工房」と店名改称して、はつがい全てが変わったのかと思えば然に非らずで、更には朝霞市にある「中華蕎麦瑞山」もまた関連性があると聞く。
そんな瑞山で修行された方が昨年10月20日に、秋葉原の昭和通り沿いにつけ麺店をオープンさせた事をしばらく前から知っていた。
今回の荻窪麺屋はつがい訪問以来、そちらが古巣の秋葉原にあるだけに気になっていた。しかもそこへ行けば、きっと外れない知恵の輪が解けるに違いない。
そんなお店がこちらで秋葉原であれば通勤途中駅と言うわけで、会社帰り久々下車して夜の秋葉原へやって来た。以前は当たり前に歩いていた界隈だが、数年経つだけだが何処かなんだか違っていた。
場所は昭和通りを左手の御徒町方面へ3分程歩いた雑居ビルの地下にあるお店で、一度店舗を撮影だけした事があっただけに迷わずに到着した。階段を初めて降りると、入り口手前に小型の券売機があったので、そこでボタンを確認してから特製つけ麺を選んで入店。
チケットを手渡す際に麺量をお聞きすると、中盛300gに対して大盛は450gの100円増しだそうで、100円を手渡してそこで大盛にして貰った。
そこそこの先客がおられる静かな店内。とにかく聞いてしまいたい事を片付けようと、早速なぜ「朝霞麺屋はつがい」は「あさか麺工房」になったのか確認させて貰った。
すると、つけ麺等の味作りをした店名にもなっている初谷(はつがい)氏が、その店から居なくなったからだそうで、なるほど冷静に考えればそれしかあり得ないのかも知れない。
その初谷(はつがい)氏はそこを出てどうしたかと言うと、昨年の7月7日に「中華蕎麦瑞山」をオープンさせて現在に至っているそう。
そんな瑞山の関連店がこちらと言う事で、大変判り易く懇切丁寧に教えて頂き有難かった。ちなみに瑞山」では、淡麗鶏だしのしおそばが現在とても人気メニューとなっているそう。程なく到着。
なるほどトロミが豊かそうなつけ汁に、風情の良さそうなそれは太い麺がたっぷりと器に入ってやって来た。汁には六厘舎を意識したような魚粉がしっかり海苔イカダに浮かんでいて、麺の上には多めに穂先メンマが添えられていた。
それではと行かせて貰えば荻窪はつがいに雰囲気はよく似ているものの、かなり第一印象の違う面持ちのつけ麺でこれがまた良かった。トロミはどちらかと言えば中華らしさがあるもので実にしっくりと来る風合いが良かった。
麺は古丹製麺で作って貰った特注麺だそうで、パスタ等で利用する小麦粉も利用してコシを高めているのだそうで実にいい風合いが感じられた。
古丹製麺とお聞きした時は気がつかなかったが、今考えればすぐ近くで営業していた麺屋あ。うんさんが利用していた製麺所であり、何処かで繋がっているのだろうか?
気がつけば、かなりの麺量なるも麺が消えた。スープ割りもなかなか。いや、実に美味しい、そんな特製つけ麺大盛であった。
(左フォト) 特製つけ麺大盛(汁・麺)/店頭外観 (2011.06.24)
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