

 |
昌平橋から程近い場所にあったラーメン創房玄秋葉原総本店が閉店する少し前に、そこで私が最後に食してから約五年の年月が流れていた。再開を望んでいた一人だったが、ただ時間だけが過ぎて行った。そんな或る日、東十条で本格始動された事を知って店主と再会する事ができた。
その後は三ノ輪、神田、高田馬場、新宿と、プロデュースするラーメン店で氏のラーメンを堪能する事ができたものであった。今まではそんなラーメン店だったが、今度の五反田のこちらはそうでは無いらしい。
ラーメン創房玄秋葉原総本店と同じいわゆる直営の、いわゆるオーナー店主と言うお立場のお店だそう。五日前の3日に新宿三丁目店の本店として、静かにオープンさせたそう。そんなわけで出掛ける事にした本日であった。
快晴の煌めく青空が広がり二日間続いた強風も終息したものの、一番寒い時期に震えながら歩いていた二月前半週明けのそんな月曜日の午前中だった。
秋葉原駅で総武線電車から山手線電車に乗り換え、東急池上線の乗換駅でもある五反田駅のプラットホームに降り立つ。ふと目を移せばプラットホームからは、幅の広い桜田通りでもある国道1号が見渡せる駅だ。
東口側は歩いた事がなく、今回初めて足を踏み入れたゾーンだった。駅前の右手にはレミィ五反田と言う名の複合商業施設があり、正面の奥には雑居ビルがひしめく路地が顔を覗かせ、左手には先述の桜田通りが駅前を二分していた。
そこそこの高さがある雑居ビルが建ち並んでいるが、どれも新しく比較的整然としていた周辺であった。道路がやや入り組んだそんな五反田駅東口界隈を数分だけ歩くと、白亜のノボリがそそり立つこちらが風情も良く佇んでいた。玄の一文字が、ひときわ輝いて見えるのは気の所為だろうか。
店頭には秋葉原時代のようにかわら版があり、一緒に百円の割引券が添付されて籠に入っていた。それを手に取り眺めながら入店する。かわら版にはラーメンに利用される食材の生産者名が、びっしりと感謝するようにマメに書かれていた。
扉を開けると厨房が目の前にあり、そこに田中店主がおられ、思わず御挨拶する私だった。さて左手には券売機があり、まだ仮オープン中と言う事で提供メニューは限られていた。
まだ何にするか決めて無かったが、案じたあとで醤油チャーシュー麺のボタンを選び、そのチケットを客スペースにおられたお店の方に手渡しながら、百円の割引券を早速利用して半ライスを口頭でお願いした。
二つ返事で了解して頂くと手渡した割引券が戻って来て、次回にまたご利用して下さいと嬉しいご対応であった。田中店主のほぼ前のカウンター席へ腰掛け、近況などの世間話しなどをした。新宿三丁目店の店内でも見た、食材が描かれた日本地図がこちらにも頭上にあった。程なく到着。
五年ぶりの直営店のラーメンが目の前にやって来た。徐に箸を手に持ち行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。それはもう、感無量の旨さだ。
まだアクセル全開感はないものの、十二分にしみじみさが伝わって来るもので、脂も殆ど浮かずにそれは玄らしい風情が感じられた美味しさであった。麺は中太ちぢれで例によって羽田製麺さんだそうで、これもなかなかのシフトを示しており、もちろん柔らかさも絶妙となっていたプリプリとした麺だった。
玄のチャーシューを思い切り堪能したいと思い今回チャーシュー麺をオーダーしたが、これがもちろん嬉しいくらいに良かったが、先日さらに良い豚肉食材の契約を済ませたそうで、もっと良くなる予定もあるそう。
ご飯は前半チャーシューをおかずにして頂き、後半は麺がなくなったスープへ投入しておじやにして愉しんだ。そんな風にして、やはり気が付けば完食だった。良い意味で背筋を伸ばした雰囲気がある、じんわりさがいい味わいで、それはそれは美味しチャーシュー麺であった。
(左フォト) 醤油チャーシュー麺/生産地を表す日本地図/店頭外観 (2010.02.08)
|
麺創房 玄 五反田本店
住所:東京都品川区東五反田1-6-11 TEL03-3443-0771 定休日:日曜日
営業時間:11:00〜15:00/※仮オープン中 午後の部 17:00〜スープ終了まで
アクセス:JR山手線五反田駅東口下車。東口を出た正面に見える路地へ入って行き、三差路の
右端を進み次の十字路を左折して進んだ次の十字路の右奥にあり。
|
|