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春めくような霧雨がまばらに降っていた、とは言えまだ肌寒い、薄曇りの大空は比較的明るかった、そんな2月下旬の木曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また取り留めな事のない穏やかな午後8時過ぎだった。
昨夜こちらを訪れた際に一寸した事があって、簡単に言ってしまえばオツリを多く貰ってしまったものだった。そう、これは直ぐに返さなければいけない。そんなわけで会社帰り、連日こちらへ訪れる事にした今夜であった。
また武蔵境駅で途中下車。「明日があるさ」ならぬ「明後日もあるさ」だなと思いつつ、すきっぷ通りを歩いて行った私だった。さりげなく店内に入ってやはりこれかなと、チャーシューつけめんのボタンを選んで、空いていた店主の前のカウンター席に腰を下ろして券売機から出て来たチケットを手渡した。
そしてうっかり多く貰ってしまったお金をお返しして気分がすっきりした。そんな事があった所為か昨夜よりもお話しが出来て、今日までに訪れた一番系ラーメン店のお話しをしながらも、こちらについても色々とお聞きしたりした。
一番で3年間修行した後に一番青梅店を暖簾分けか何かで開業した店主のようでそこで5年間営業し、心機一転この武蔵境にこちらをオープンさせたそう。かれこれこちらで始めて7年経つそうで、すると2004年頃に創業したこちららしく、後で調べるとその年の9月にオープンのようだった。程なく到着。
昨日の極細麺のラーメンからは想像も出来ない程の、ムッチリした太麺が目の前にやって来た。見るからに麺量300gオーバーのビジュアル。そしてつけ汁を見ればこれでもかと背脂が入っており、さりげなく別皿で来たチャーシューは、分厚いものがその数を控えたいほど何枚もあった。
それではと行かせて貰えば、恐るべしな程のインパクト。昨夜が可憐なスミレならば、今夜は稲妻走る嵐の真夏の夜。二大演歌スター花の競演と言った面持ちと言っても過言でない程。国産小麦っぽい太麺が実に艶やかであり、麺を知り尽くしたその扱いには敬服するしかなかった。背脂の塩気を絶妙なバランスで仕上げたつけ汁もまた見事で、思わず店主と包丁人味平の潮勝負を見たくなった程だった。
チャーシューがまたとても美味しく、それにしてもこちらのメンマはとんでもなく良いもの。ざっくり見て茹で前麺量360gの盛りの良さながら、気がつけば麺が消えた。麺が消えた器の中に、東池袋大勝軒の幻を見た気がした。そしてスープ割りもまたホープ軒@千駄ヶ谷の背脂を見たようだった。なんと言う美味さなことか。いや、とんでもなくかなり良かった。
(左フォト) つけめん並(麺・汁) (2011.02.24)
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らーめん 明日があるさ
住所:東京都武蔵野市境2-3-19 TEL042-255-8225 定休日:火曜日
営業時間:平日土曜18:00〜24:30/日曜祝日18:00〜24:00
アクセス:JR中央線武蔵境駅北口下車。出口傍のすきっぷ通りを進んで行き、次の信号交差点を
を渡って更に直進して行く。その独歩通りをしばらく進んだ左側にあり。徒歩5分。
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| 2011.02.24 別皿チャーシュー |
2011.02.24 独歩通りの夜は更けて。 |
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陽射しが注いで青空晴れ渡るものの、春霞がスカイツリーの存在を隠すようにたなびいていた2月下旬の水曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時過ぎだった。
武蔵境駅北口周辺福生一番系ラーメン店リベンジ。もうそれ以外には考えられなかった、春待つ季節の日暮れ時は遅くなったもののまだ夜も寒い今夜であった。一昨日は勘違いして右寄りの道をかなり進んでしまい、ともあれ運良く別の行きたかったラーメン店が現れてその日はそこで事なきを得た。
そんなわけで入念なチェックをして、万全を期して武蔵境駅北口を降り立った。間違いなくすきっぷ通りか振り返って確認する念の入れようだった。すきっぷ通りはレンガが敷き詰められた商店街通りだったが、信号を渡ると道の名前が独歩通りに変わって車行き交う車道脇の暗い歩道を歩いて行った。
「今日は駄目でも・・・」と言うわけで、やっと「明日があるさ」にやって来た。先日の「上を向いていこう」と何処か似通ったフレーズがやはり好きになれた。
そもそもラーメンと言う料理は、元気になりたくて食べるものであり、そんなラーメン店になんて似合う店名なのだろうか。元気が無いのならウチに入りな、と言う声が聞こえて来そうな店名ではないか。
ともあれ中へ入ると、券売機が待っていた。塩豚骨らしい豚そば白のねぎトッピングのラーメンに、またサイドメニューも行ってしまえと、とろろめしとあるボタンも連打した。
チケットを置いて腰掛けてさりげなく「上を向いていこう」の店名を出して関連している事を確認させて貰い、やはり中西食品さんの麺を利用しているそうで、もう完全無欠の一番グループの福生一番系であった。
ふと振り向くといつでも替玉が一玉無料となっていて、以前は特定の時間帯だけだったのだろうか。程なく到着。白髪ねぎがたっぷり入ったラーメンで、これが実に美味しそうだった。
それではと行かせて貰えば、なんともしみじみと来る奥行きの深い味わい。これぞラーメンに必要なエッセンスのポテンシャルを持った美味しさではなかったかと言うもの。例えて表現すれば道端に咲くスミレを愛でるような旨さと言えばよいのか。
時には力強い味わいにメロメロにされるラーメンもあるが、このラーメンはその対局に位置するジワワンと来てメロメロにされる美味しさ。とろろめしは醤油を掛けてから撮影して美味しく頂き、サービスの替玉は以前から気になっていた赤玉で愉しませて貰った。
中西食品さんの極細麺は博多系のような面持ちながら関東風な風情も兼ね備えて、なおかつその麺量がなんともボリューミー。サービス替玉で来た赤玉でも揺るぎないその量だった。
それはもう、気がつけば完食。かなり良かった旨を告げ、ご挨拶して外へ出て、未だだった店頭撮影を済ませて武蔵境駅へ戻って来た。
いつもラーメン店へ入った瞬間からどんなレポートの表現で展開して行くか、そんな事ばかり考えて必要な事はさりげなくお聞きして帰途に着く。そして失礼な事は無かったか、何気なく振り返る事が多い。チケットを購入して…。 あれ?おや? ともあれ、近日また訪問したい。(つづく)
(左フォト) 豚そば白ねぎ/赤玉(替玉) (2011.02.23) |
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| 2011.02.23 武蔵境駅からすきっぷ通りを直進していく。 |
2011.02.23 醤油を垂らしたとろろめし |
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