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水蒸気に霞んだ青空からときめくほどの陽射しが注いで、夏のそよ風が心地よい気候となっていた七月文月半ばの月曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、何処か暑さも一息ついた感じの昨日までよりは過ごし易いそんな午後七時過ぎだった。
時に西川口駅東口周辺にも創業40年以上の老舗中華店があるとして、ネットで知って少し前から気になっていた。そんなこちらへ今夜こそとなって、その店頭へやって来た。
そんなわけで店先に立てば、そこから感じられる風情で判る紛れもない長い間営業して来た店だけが持つ雰囲気に満ちていた店頭だった。
店名が有りそうで無いと思ったら意外とある店名で、おそらくは中国大陸を指しているのだろうが、この店名に行き着いたこと自体に浪漫さえ感じられた。
ともあれ入店すれば、かなりベテランの二代目店主とそのお母さんらしき女将さんが、二人できりもみされる中華店のようだった。
ネットにあった通り、昭和43年2月に初代店主が創業させたこちらだそう。
壁面いっぱいに提供メニューが表記されており、半チャンラーメン750円の文字を見つけてそれをお願いすることにした。
日替わりのサービスメニューを提供しており、本日はタンメンで500円と言う特別価格となっていた。
初代店主はこちらを開業させて四年ほどして他界されてしまったらしく、その当時女将さんはさぞかしかなり大変なことだったろう。
サラリーマンをされていたと言うから脱サラして中華店を始めた初代店主のようで、東京・渋谷にあったミンミンの方から中華料理を習ったそうで、かなり器用な方だったそうだ。
ラーメンに対するこだわりは人一倍あったそうで、茹でる前の中華麺を見せて頂いたが番手を細くさせた細ちぢれ麺がすでにそれを語るものと言えた。程なく到着。
それではとラーメンから行かせて貰えば瑞々しい味わいのスープ。ふくよかでしみじみとしてさっぱりしながらもコク豊かな良さがあった。
これぞ良き時代を彷彿とする支那そばだ。それにしても細ちぢれの麺は素晴らしいものだった。
それにもまして素敵なのがチャーハンで、卵のしっとりさと言うだけでなく、その美味しさにはかなりはっきり言って泣けるものがあった。気がつけば完食。
西川口駅界隈と言う立地に思わずこの周辺にその昔どさん娘が営業していたのかお聞きすると近くにあったそうで、やはりかなりの店舗数があったどさん娘さんのようだった。
駅周辺にも中華店がもっと営業していたそうだが、その殆どが閉店してしまったらしい。
またタンメンが人気メニューで、よく出るそうだ。そして皮から手作りの餃子が自慢のこちらだそう。餃子舗ミンミンの遺伝子が息づくこちらのようで、支那そばにもそうした遺伝子が息づいていることだろう。
精算時に営業時間を確認させて貰う。昔はもっと夜遅くまで営業していたが、銭湯の営業時間が年々早くなっている関係もあるらしい。
いや、かなり果てなくとんでもなくとっても素晴らしく実に良かった。
(左フォト) ラーメン/セット半チャーハン/西川口駅東口交差点 (2013.07.15)
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中華 大陸 (タイリク)
住所:埼玉県川口市並木3-9-10 TEL048-252-9782 ※公式サイトはこちら。
定休日:金曜日 営業時間:11:30〜15:00/17:00〜21:00
アクセス:JR京浜東北線西川口駅東口下車。ロータリーから延伸する大通りを進んで、西川口駅
東口交差点を越えて程ないファミリーマートがある左路地を入って道なりに80m進んだ
左側にあり。徒歩およそ3分。
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日替わりのサービスメニューを提供していた。 |

これぞ良き時代を彷彿とする支那そばの中華麺。 |

創業40年以上の老舗中華店のこちらだ。 |
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