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青空から陽射しが注いで、また春分とサクラを待つそんな時季の三月弥生中旬の月曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、ともあれあれから二年が過ぎた穏やかな午後七時過ぎだった。
こちらもまたラーメンウォーカー埼玉2013で紹介されて気になっていた一軒で、今夜こそとなってまた北浦和へバスで出てその店頭へやって来た。
3階建ての何とも和風チックな雰囲気のある建物の一階で営業しているこちらだった。秀と書いてシュウと読ませるラーメン店で、思わず有名人気実力ラーメン評論家のお名前が脳裏に浮かんだ。
さっそく入店すれば券売機のない店内で、厨房を囲むようにカウンター席が配されているフロアが広がっていた。 14時までのランチタイムでは、半ライスが無料サービスの案内があった。
奥寄りの席に腰掛けてから貼られていたメニューリストを覗いて、そこから豚骨醤油らしい二代目秀ラーメンを大盛でお願いして、追加トッピングで味付け玉子もオーダーした。
ちなみに三代目秀ラーメンは味噌豚骨で、四代目秀ラーメンは塩豚骨となっていた。初代秀ラーメンについてお聞きすると、気さくな店主がそれは塩ラーメンで、今は提供していないことを教えてくれた。
なおその他にも白ゴマ味の秀担担麺に、極太秀つけ麺なる麺メニューもあった。そこはやはりご時世と言えた。また夜のみ提供する、手作り餃子があるようだ。
2002年6月23日に周辺の常盤10-9-13で創業したこちらで、当時は中華メニューもラーメンと共に提供していたそう。そして2009年8月8日に、現在の地へ移転して来られたらしい。
ところで毎週水曜日が定休日のこちらだが、来て見ると店頭にインフォメーションがあって、今月から五月いっぱいまで休まず営業する予定のようでそう記されていた。
ただし今月20日の春分の日だけは、休業する予定のようだ。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、家系とは明らかに方向性が違う豚骨醤油味。ゲンコツと背ガラをベースにしたスープらしく、スープの表面には背脂がラードのように浮いていた。
先日訪れたちっきんのラーメンに鶏油で揚げたタマネギが多めに添えられていたが、こちらにも背脂で揚げたらしい揚げたタマネギが入っていた。
そこでまた確認させて貰うと、ちっきん店主とは仲が良い間柄だそうで、こちらのラーメンを参考にしたところなのだろう。ちなみにその揚げたタマネギは、断然こちらの方が丁寧に作られていた。
また豚の角煮をカセットバーナーで炙っているようだが、中華の奥義とも言えるトンポーロー風のものでこれがまた絶大に素晴らしかった。
味付け玉子もトロトロでで、メンマもさり気なく良かった。
豚骨醤油スープの瀞みはジャガイモを利用しているのだそうで、なんとも素敵な口当たりを造作しておりなかなか美味しいもので、魚介が入るものの、それは隠し味程度の醤油豚骨ラーメンだった。
魚介豚骨、濃厚豚骨、家系豚骨醤油などが全盛の現代において、この二代目秀ラーメンに人気が出るのは、やはり更なる次世代醤油豚骨がこの時代に最も求められている証拠なのではないだろうか。
幸住食品製らしい中太平打ち気味の麺は、モチモチした多加水麺で喉越しも良く気がつけば完食。いや、なかなかとても素敵で美味しい、新たな方向性を感じさせるそんな豚骨醤油ラーメンで良かった。
(左フォト) 二代目秀ラーメン大盛+味付け玉子/メニュー/店舗外観 (2013.03.11)
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