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空は青い表層を見せ続けて風はまた温度を下げていたものの、中央通り秋葉原界隈の銀杏の葉は未だ緑色の葉が茂っていた、初冬と呼ぶにはまだ早い感じの十一月下旬就業土曜日の朝だった。
末広町駅から程近い蔵前橋通り沿いのやや本郷寄り右手歩道に少し前まであった、立食い蕎麦店ゆで太郎の場所になんと吉村家が本家となる家系のラーメン店がつい最近オープンした。
何しろ勤務先のすぐ近くの場所で、しばらく前に歩いていると、ちょうど看板をすげている作業の真っ最中であった。横浜家系ラーメンの文字に、そう来たかと思ったものだった。
一週間前位から営業が始まっていて、今日辺り行って見るかと店頭に到着した。
秋葉原周辺にある家系ラーメン店と言えば、御徒町駅近くにある六角家さんと神田駅近くにあるわいずさんだけで、この周辺一帯には意外にも家系ラーメン店が無かった。
それにしても先日訪問した大森のお店と外観が似ているラーメン店であった。
先客の方が券売機でチケットを買って店内に入って行き、券売機が空いてから醤油並ラーメンを選び、トッピングのキャベツとサブメニューのねぎ丼のボタンも連打して入店した。
中に入ると左手に厨房があり、右手の壁に沿ってカウンターが奥まで続いていた。そしてその一番奥には4人テーブル席が一つだけある、そんな間取りだった。
こちらも大森と同じようにセルフスタイルになっており、入ったばかりの先客の方が厨房前で待っていてその後ろに並んだ。
厨房側を見ながら椅子に腰掛けてカウンターに寄り掛かっていた方が自分の番号を呼ばれたらしく、持っていた半券を手渡してトレーに置かれたラーメンを受け取って行った。
そんな先客と厨房のやり取りで大体の流れが理解でき、チケットを手渡すと半券が返って来て、そこには「3」の数字が刻まれていた。
入り口で冷水を汲んだコップを空いた席の上のテーブルに置いて、先客がそうしていたように座りながら椅子を厨房側に向けて到着するラーメンを待った。ふと厨房の中を見ると家系では壱六家も利用する、横浜市南区にあるらしい長多屋製麺の麺箱があった。
ネットで調べると横浜市神奈川区浦島町にある本牧家の暖簾分け店と同じ店名のこちらだが、麺は本牧家もそちらも全て本家の吉村家と同じ酒井製麺で、ロゴもそちらとは少し違う雰囲気があったが関連店なのか知れないが定かではない。
しばしすると自分の順番となり、番号が呼ばれてトレー毎オーダーメニューを受け取った。その際に以前こちらはゆで太郎さんだったけど、関連している会社か確認するとその通りだそう。
そう言えば先述の大森某店もそんな関連性があるらしく、食の安全性が叫ばれている中むしろ安心して食す事が出来ると言うもの。
おお、大きめの海苔が3枚もドンブリ脇に立てられ、ホウレン草も定位置にあり、キャベツがサービス良く盛られて鶏油(チーユ)の香りが迸り、これは何とも家系らしくて美味しそうだった。
それではと行かせて貰えば、いやいや美味い美味い美味い美味い。やはり鶏油(チーユ)が前面に来ている豚骨醤油スープで、それによって大変に家系らしくなっていたそんなラーメンであった。
うずら玉子がまた壱六家らしかったが関係があるかはもちろん定かではない。
カウンターには様々な調味料があり、おろしにんにくと豆板醤の容器が一際目を引いたが、ニンニクはさすがに我慢して豆板醤だけ後半になってから入れて楽しませて頂いた。
ラーメンは並盛でもキャベツも入っていた所為か充分な内容量で、そこでねぎ丼も口にするとこちらもまたボリュウム良くなおかつそのサブメニューも美味しいものであった。
(左フォト) 醤油並ラーメン+キャベツ/ねぎ丼/店頭外観 (2009.11.21)
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