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薄い灰色と藍色の雲が斑になった梅雨空から、時折り薄陽が射すものの、直ぐにまた元の陽射しのない曇り空となる、曇天の七月前半休日の日曜日だった。
「曇天」と言えば過日訪問した、「めん屋そら」さんの二号店だが、少し前本店へ訪問した際「曇天」で見た麺箱に刻まれた会社についてお聞きした事があった。
するとやはり葛飾区の四ツ木にある製麺所だそうで、なんとラーメン専門店もその近くで営業しているそう。是非機会があればお奨めのお店だそうで、気になる所となった。
さっそく帰宅してから、パソコンでネットで検索して見ると、なるほどと言う所で、それが何を隠そうこちらのラーメン店だった。
わけあって早めに来てしまい、たまたまシャッターが空いていたので念のため開店時間を確認し、しばし周辺のカフェでまったりして、再度店頭に戻って来た。
先程はシャッターが開いていたが、今度は半開きに閉まっていて、その前でしばし待つ事にした。
少しすると、初老の先代店主らしき方が横切るように現れ、まもなく開店する旨を告げると、何処かへ去って行かれてしまった。近くにあるらしい、製麺所へ向かったのだろうか?
音に気がつき振り返ると、その予告通りにシャッターが全開した。先程時間を確認したお店の方に入店を促され、厨房前のカウンター席に腰を降ろした私であった。
そしてあらかじめネットの評判で決めていた、内モンゴル産天然塩使用とある、限定の「塩ら〜麺」をオーダーした。
そしておもむろに自分のケータイを開いて、大崎裕史氏監修ケータイサイト「ラーメンバンク」のクーポンページを出して見せ、「味付玉子サービス」をお願いしたのであった。
そして一段落してから「めん屋そら」内藤店主に奨められて、ラーメンを食しに来た事を告げると大変に喜んで頂き、曇天の麺の良さに麺箱で気になっていた事も告げるとさらに喜んで頂いた。
店内を何気なく見渡すと、蘊蓄が綺麗に整理して言葉を選んで表現してあり、そのこだわりの高さはそんなさりげない言葉選びからも、読み取る事が出来たこちらであった。
メニューリストを改めて見ると大変多く並んでおり、そんなところから察するに、以前は純然な中華料理店であったのだろう。程なく到着。
おお、なかなかのビジュアル性のいいラーメンが目の前にやって来た。
100人見れば95人は、中華店の中華そばではない、ラーメン専門店の塩ラーメンと答えるだろうそんな眺めのラーメンだった。現店主は都内のラーメン店を、随分と食べ歩いて来たらしい。
さてそれではと行かせて貰えばそれはもう、いや旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。長ネギのつるんとした食感がまず良く、さすが定評の良さそうな中細ややちぢれの麺も、絶妙なコシと良質な小麦粉感を表現していた。やはり麺に並々ならぬ、良い持ち味がある。
スープは煮干し中心の魚介風味が強い、どちらかと言えば全体的に味に濃厚さのある、あっさり系の塩スープで、良い意味でどっしりしたものであった。
そんな良さを実感しつつ、気が付けば完食となった。年内中には、支店を開店させる、そんな予定があるそう。つけめんにあえそばも気になる所であった。いやいやいや、とても良かった。
(左フォト) 限定塩ら〜麺+味付玉子/蘊蓄インフォ/店頭外観 (2009.07.05)
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