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薄暗い雲が体感温度を下げて、久しぶりの雨の予報は雪の懸念に終始していた、今年の年末もそう先ではなくなって来た十二月師走後半の水曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、小雨そぼ降る横浜市内だが、夜半にかけての雪の懸念はまだ消えてなかったそんな午後八時過ぎだった。
時に何店もの家系ラーメン店を食べ歩いていると、時折り耳にする店の一つに「たかさご家」がある。
つい先日訪れたばかりのらぁ麺's Kitchen かわべの店主がそちらの出身だったが、一番記憶に残っているのはやはり中野に総本店がある横浜らーめん武蔵家の創業店主と言えそう。
そんな多くの人気店を輩出して来たたかさご家だが、しばらく前に何度か日ノ出町駅で下車して歩いていると、大きい交差点の一角にこちらが営業しており気になるところとなっていた。
たかさご家本店と入口上のビニールシートに大きく表されていたからで、たかさご家の本店と言えば1992年創業になる本店が高砂町に今でも営業しており、なぜゆえに本店と明示する店が二つもあるのだろうと思うしかなかった。
そんなわけで今夜こそ仕事帰り立ち寄ってみるかとなって、小雨がアスファルトを濡らすなか京急電車に乗ってまた日ノ出町駅へやって来た。
駅を出てまもない大きな交差点の先に、今夜も緑色のビニールシートに赤い文字で店名が表記されていた。横断歩道を渡って行くと、その目の前に風情も豊かにこちらが佇んでいた。
さっそく入店すると雪の懸念もあってか、たまたま先客ゼロの店内が待っていた。右手に券売機があったのでそこの前に立ち、予定通りキャベツラーメンを選択。気まぐれで味付玉子のボタンを連打した。
券売機から出て来た樹脂製のプレートを手に取り、中ほどまで進んで厨房に居るお二人の前のカウンター席に腰掛けながらその二枚のプレートをカウンタトップに置いた。
すると家系ラーメン店らしく好みの確認があり、そこは普通でお願いした。さりげなく世間話しを切り出して、こちらのことについて幾つかお聞きして見た。後続客が続いて、俄かに活気づく店内。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、なかなか実に素晴らしい持ち味の家系らーめん。キャベツが軽くあっさりと茹でられたもので、その絶妙さと言ったらなかった。
酒井製麺の麺箱が厨房に見えて、その麺もまた他所とは違うスタイルでありながら、何とも王道的な風合いがあって良かった。味玉や煮豚に、じんわりしたスープに鶏油が絡んで来てたまらなかった。
高砂町にある本店とは、経営が違う日ノ出町本店になるそう。日ノ出町店は開業して18年になるらしい。しかし曙町店の方が古くそちらが20年になるのでこちらは創業20年になるそう。
そこで関内店についてお聞きして見ると、そちらの支店もまたこちらの支店になるらしい。
ということは周辺のたかさご家は高砂町本店以外は、全てがこちらの経営ということになるわけで、まさしく本店のこちらと言えた。要するに創業本店と分派本店の二つがあるたかさご家さんであった。
例えば創業本店の経営が厳しくなった時に支店の経営権を買い取って、たかさご家の灯を消さずに済ませるそんな粋なはからいが行われて、それにより四店舗が営業しているとかそんなところなのだろうか、ともあれそれは想像であって定かでない。
気がつけば完食。いや、かなり素晴らしい持ち味が、絶妙に華麗に果てなく遥かまでとてもたまらなく良かったキャベツラーメンだった。
(左フォト) キャベツラーメン+味付玉子/店舗外観/店舗遠景 (2013.12.18)
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とんこつラーメン たかさご家 日ノ出町本店
住所:神奈川県横浜市中区日ノ出町1-17 TEL045-263-0441
定休日:木曜日 営業時間:11:00〜翌5:00
アクセス:京浜急行本線日ノ出町駅下車。改札を出たら左側に進み前方の大通りを左手へ歩いて
日ノ出町交差点内で横断歩道を渡った場所にあり。
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