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薄暗い雲が青空を隠して北寄りの風が気温をまた数度下げて、秋の深まりが加速していた十一月霜月上旬の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかに涼しい午後八時過ぎだった。
少し前に横浜駅西口周辺に無化調をウリにする中華料理の系列店が営業していると知って気になるところとなった。
使用する野菜は新鮮なものだけを使って、化学調味料不使用に徹する、さっぱりキャノーラ油中心のこだわり中華ダイニングのこちらのようだ。そんなわけで今夜はこちらにするかとなってその店頭へやって来た。場所は横浜駅西口地下街の南9出口から出て少し歩いたビルの地下で営業していた。
入口から入ると夜は宴会場がメインのようなこちららしく、靴をサンダルに履き替えるように促されたところで単身客で食事に来たことを告げると、失礼しましたと一言お詫びの言葉の後で客席フロアに案内されて一番奥のテーブル席へ促されてそこに腰を下ろした。
直ぐに注文しないでいると、決まったらそのボタンを押してくださいと告げて下がって行った。そこでメニューを広げると様々な麺メニューに、しばし悩んでからボタンを一押し。よく見ると複数のボタンがあり、こっちのボタンかと数度押してしまった。
ともあれ客席担当の方が来られたので、メニューを見開きながらトマト野菜広東麺と手作り水餃子5個をお願いした。
「トロトロ豚角煮麺」や「ヘルシー!白と青の鶏葱そば」など気になるメニューが目白押しのなかだったが、「甘いトマトの酸味と黒胡椒のピリッと感がとても合います」と紹介されてオススメとなっていたのが決め手だった。
入口で宴会案内の小冊子を手に取って来たが、それを取り出してみるとそこにも無化調の文字が躍っており、あちこちに記されているなと箸入れを手にするとそこにもまた無化調の文字があった。
客席フロアには入口付近に二人一組の先客が居るだけで静まり返っていたが、比較的大きい液晶テレビで日本シリーズが中継されていて思わず一人で盛り上がっていた。
厨房のスタッフは経歴10年以上の中国の国家資格を持った本場のシェフだそうで心を込めて一品一品丁寧に料理を提供しているそうだ。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、これがかなり素敵で美味しいそんなトマト野菜広東麺。トマトピューレに生のカットされたトマトも入っており、黒胡椒がピリッとした辛味を演出したものでなかなか素晴らしい創作麺料理だった。手作り水餃子もつけダレが一緒について来てかなり良かった。
こちらの麺は弾力性とつるつる感が個性的なものだそうで、小麦の香りが引き立つオーストラリア産小麦粉使用の老麺だそう。老麺とは古くは中華まんじゅう等で古い生地を混ぜ合わせて創る手法らしいが、そのことを指しているのかまたは単に中華麺のことを指しているのかも知れない。気がつけば完食。
1号店の東戸塚店が2003年10月に開業したこちらだそう。フランチャイズ展開しているだけに、こちらはそんなFC系列なのだろうか。すでに都内と横浜を中心に、30店を超える店舗展開をしているらしい。
確認する機会がなかったのでこちらの支店が非直営店なのか定かでないが、パンフの1枚にこちらの横浜西口店のほか蒲田東口店と大宮西口店だけを紹介していた。
らーめん春樹のレポートの時にその名が出て来た、在日華人の起業を支援する創業新幹線が、こちらでも関与しているようだ。いや、かなり果てなくとんでもなくとっても実に素晴らしかったトマト野菜広東麺と手作り水餃子だった。
(左フォト) トマト野菜広東麺/手作り水餃子(5個)/メニュー (2013.11.02)
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