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俄かに青空も出て薄い陽射しは注ぐものの、墨彩画に描かれた冬色の景色のように大半がモノトーンの空だった2月半ばの月曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、小雨が若干だけパラつく午後8時過ぎだった。
東神奈川駅周辺のラーメン店を訪れるようになってから、店頭を通り過ぎたこともあってこちらの存在を知るところとなった。
ネットで調べて見ると立派な公式サイトも有する24時間営業をしている長崎ちゃんぽんを提供するお店のようだ。
たまに見掛ける24時間営業のラーメン店のようだが、リンガーハットに負けじと個人経営っぽい店舗での長崎ちゃんぽんのお店は初めてでさすが横浜市内と言えた。そんなわけで大変気になる一店となって、会社帰り立ち寄ることにした今夜だった。
京浜東北線電車に一駅だけ乗って、国道1号沿いにあるこちらへやって来た。店頭を例によって撮影していると、常連さんらしき方が入店してさすが周辺の人気店だった。
入店すると鍋を振る音が厨房から聞こえて来て何処か活気を感じるこちらと言えた。特にカウンター席へ促される風でもなかったので、右手のテーブル席がけっこう空いていただけに、A4バッグにハーフコートもあったのでそちらへ座らせて貰うことにした。
厨房からけたたましい音が鳴り止むとお店の方が私に気づいたらしく、単身客はカウンター席の方とのことで人が少ないお店だけにやむを得ないところで、すぐ傍のカウンター席へ移動してメニューから悩んだ末に長崎ちゃんぽんでお願いすることにした。
長崎ちゃんぽんと皿うどんの専門店かと思って来たが、なんと醤油ラーメンや味噌ラーメンにつけ麺までメニューに並ぶこちらであった。
まもなく先客の長崎ちゃんぽんが前を通過して浅いドンブリのスープが少ない仕様と知って、半チャーハンが美味そうに見えたので半チャーハンを追加オーダーして良いかお聞きすると是非ともどうぞとなってお願いすることにした。
公式サイトに25周年を迎えたことが謳われていたのでそのことを厨房の方に確認させて貰うと、ここ最近更新していないそうで、さては既にもう28周年辺りかと思えば創業は昭和54年10月だそうで今年は33周年目となるこちらだった。
店名の西海は長崎県の西彼杵(そのぎ)半島北部に位置する町の名前だったが、平成17年に周辺の町との大合併により西海市として生まれ変わっている。店主がその町の出身か定かではないが、長崎ちゃんぽん店の名前に相応しい店名と言えた。程なく到着。
なかなか風情のある長崎ちゃんぽんと半チャーハンがやって来た。やはりどちらも実に美味しそうだった。チャンポンから行かせて貰えば、チャンポンらしいトンコツの風味も堂に入った素晴らしさ。
チャンポンの麺には中華麺と違ってカンスイが入らないが、それがとても判り易いものだったがこれがいい風合いもあって好きになれた。13種類におよぶ具材が入る長崎ちゃんぽんだそうで、薩摩揚げにもこだわりが感じられて大変良かった。
チャーハンはよく言えば昭和の香り漂うヤキメシ仕様で、独特な持ち味のあるものだった。試しにちゃんぽんの残ったスープに入れて食したが悪くなかった。味噌ラーメンが気になるところ。
いや、なかなかな実にかなり素晴らしく美味しいそんな長崎ちゃんぽんだった。
(左フォト) 長崎ちゃんぽん/半チャーハン/店頭外観 (2012.02.13)
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