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冷え込んだ大気が雨を呼んだのか朝方冷たい雨が滴り落ちていた、暗い雨空の下で見た薄く白い息に、初冬の彩りの一つを見た十二月師走前半の火曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、午後早い時間に雨は上がったらしく、見上げた夜空は湿度が高い分それほど寒くもなかったそんな午後八時過ぎだった。
横浜伊勢佐木町界隈にも昨年の5月6日から白河中華そばを提供する、ラーメン店がオープンしたと知って少し前から気になっていた。
そんなわけで今夜こそとなって、仕事帰り立ち寄ることにした。というわけでまた横浜市営地下鉄電車に乗って伊勢佐木長者町駅で下車。
その地下鉄駅からそう遠くない、伊勢佐木町のメインストリートなのかネオン輝くアーチが幾つもある、その通り沿いで風情も良く佇むこちらを見つけた。
こちらの店主の修行先もまた孫市@国分寺の店主と同じ、本家とら食堂店主の同窓生が店主である、横浜市都筑区茅ヶ崎南の手打ち白河中華そばだそう。
さっそく入店すると直ぐ左手に券売機が在り、その前に立ってつけ麺も提供していることを確認しながらも、ラーメン気分だったこともあって中華そば中わんたん麺のボタンを選んだ。
厨房にはたまたまなのか店主らしき方がおられず、従業員らしき方が一人いるだけだった。ともあれその方にチケットを手渡して、傍のカウンター席へ身を寄せるように腰掛けた。
ふと入り口を見ると周辺のサラリーマンだろうか、ほろ酔い加減の御一行様が八人くらいの大所帯でなだれこんで来た。さらに二人ほどの単身客も続いて、瞬く間に満員御礼となった店内に、一歩遅く入ったらと思うと身の縮む思いだった。
フロアの壁にはポスターのような活字による薀蓄インフォが貼り出されていて、それによれば白河中華そばを踏襲しながらも、名古屋コーチンや純和鶏をゆっくり煮出して独自配合の無化調によるものだそう。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、その優しくも芯を貫いたような味わいがたまらないもの。麺は白河中華そばらしく手打ち麺らしい平打ちのウネウネとした麺で、焼豚はまさしくの炭火焼による本格的な叉焼と呼べるものだった。
確かにとら食堂とは違う風合いの中華そばで、それで有りながらも実に何処よりも白河中華そばらしい風情を有しており、なかなかの持ち味が実に素晴らしいものとなっていた。
先日ビアノの伴奏で芸能人が歌う企画内容のバラエティ番組があり、見ているとビアノのメロディにすり寄る芸能人をビアノの先生があざ笑う場面があった。
こちらの白河中華そばは、とら食堂の味にすり寄ることなく、白河中華そばを踏襲しており実に素晴らしかったと思う。
そんなことを思っていると、店主らしき方が食事を食べ終えて帰って来たようで、満員の店内にあたふたしながら対応されていた。気がつけば完食。出来れば色々と世間話しがしたかったが、そのような状況だけに諦めて挨拶だけして家路に急いだ。
券売機の右下に赤いボタンで各180円する、ミニ炙り丼セットと水餃子セットがあることを後になってから気がついた。いや、かなりとんでもなく果てなく何処までも絶大にとっても良かった。
(左フォト) 中華そば中わんたん麺/店内の薀蓄ポスター/店舗とその周辺 (2013.12.10)
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