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東日本が高気圧に覆われ朝から爽やかな陽射しが注いで、気温が20度を越えることはほぼ無くなって来た今日この頃の十月水無月下旬の休日月曜日。
ラーメン本ばかり見ていた所為か、以前の横浜勤務の際はラーメン専門店を中心に訪れて、中華街はそう歩くこともなかった。そんなわけでもうしばらく中華街を歩くかとなって、本日もまた元町・中華街駅を下り立ちやって来た。
横浜中華街大通りに植樹された木々が折りからの風に軽く揺れて、大勢の人々が行き過ぎる石畳に映る木漏れ陽もそれにシンクロして揺れていた。
今回も老舗をキーワードに何処にするか考えて、そうしている内にこちらが浮上してその店頭へやって来た。横浜中華街大通り沿いで営業する、昭和31年創業で広東料理の名店と呼ばれる老舗人気中国料理店のこちらだそう。
店頭にはお得セットなる提供メニューの案内が立て掛けられていて、見ると考えていたネギソバを絡めた半チャーハンセット。ちなみにこちらの人気メニューである、汁なしネギソバも選べるようになっていた。
しかもそれにはサラダにピリ辛ザーサイ、春巻と海老焼売と肉焼売が一つずつに、さらにそこへミニ杏仁豆腐まで付いて980円と言う内容。
これは魅力的なセットメニューだなと見ていると、店内から呼び込みをする方が出て来られ入店を促されて、こちらに入るつもりで来ただけにそれを横目にしながら店内へ入って行った。
左奥のテーブル席に案内を受けてそこへ腰を下ろした。古参のこちらだが三年前に改装しているらしく、建物は現代的で店内もシンプルですっきりとしていた。
今日もまたもう一軒予定しており汁そばに点心を絡める程度で考えていただけに、その内容量の多さに当初通りで行くかとメニューブックを開けば、そうしたオーダーにすると1200円越えは確実であることに気づいた。
一方の980円セットはネギそばに半チャーハンと点心が三種類愉しめる。もはや悩む必要はなかった。何とかなるだろうとそれをお願いした。
程なくしてサラダとピリ辛ザーサイが来て、それを口にしているとまもなく汁ありネギソバが到着した。それではと行かせて貰えば、滋味深くコクの豊かな塩スープで、とっても素敵な美味しさ。
麺も老酒の紹興酒を練り込んだ酔仙麺と言う麺らしく、その所為だろうか通常の麺よりも気持ちしっとりとした風合いがあり良かった。
細切りのネギと叉焼のそれぞれの持ち味も、ちょっとないくらいに素晴らしいもので、つゆなしねぎそばの元祖のお店らしく素敵だった。
チャーハンも実になかなかの美味しさ。春巻・海老焼売・肉焼売も、どれもがさすが広東料理の名店らしいうまさと言うしかなかった。
店名はおそらく南シナ海北部の島の名前からだろう。東西約300km南北約180kmにおよぶ総面積33210平方kmの広大な海南島だ。九州が37000平方kmと記せば、その大きさが理解出来ると思う。
ミニ杏仁豆腐も頂いて、気がつけば完食。実はこうしたお得セットは中華街ではごく当たり前のことで、この内容でもっと安く提供する店もあったりする。いや、なかなか果てなくとんでもなく絶大に素晴らしかった。
(左フォト) 汁ありネギソバ/半チャーハン/店舗と周辺 (2013.10.28)
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