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流行と言う名の小波が静かに引いて行くように秋が深まって、とは言え秋にしては暖かい未だしばらくは半袖シャツを腕に通しそうな気がした十月神無月下旬の休日月曜日だった。
数日前から横浜勤務が始まって、またそんな周辺の様々なラーメンを追ってみたいところ。横浜は一年半ほど前に半年間ご紹介して来たが、新店・リニューアル店・未紹介店まだまだ多くの店がある。
こちらは横浜駅からやや歩くだけに、仕事帰りを避けて休日を利用して訪れることにした。
2008年4月にオープンしたZUNDーBAR出身の店主が営業する、麺や維新が移転のため横浜の店を今夏8月20日に一旦閉店。
その空いた場所に別ブランドとなる、こちらが8月23日からオープンしていた。と言うわけで本日もまた、横須賀線直通快速電車に乗って横浜で下車。
西口の南寄りに出てそこから歩いて、維新の時に来ているだけに迷うことなくその店頭へやって来た。
周辺には昭和2年に架橋された新田間(あらたま)橋や新田間川緑地が位置して、JR横浜駅からやや離れているものの充分に徒歩圏内でそう遠くはない。
入店して左手の券売機に立ち、味玉中華そばのチケットを購入。ちなみに味噌味もあった。
窓際の席に促されて、そこに腰掛けながら目黒はいつ頃オープンする予定か確認させて頂くと、今月10月19日頃オープン予定の方向だそう。
麺大盛無料だそうだが、もう一軒立ち寄る予定だけにそこは辞退した。
ふと気がつくと後ろで券売機から注意喚起を促す音が鳴り出していて、何事かと思い振り返ればおつりのお札を取り忘れていた私だった。
慌ててそこへ戻って、待っていた後続客の方にお詫びしつつお札を取り、何事も無かったように席へ戻り腰を下ろした。
下手に先のことを考えてしまうと、こうなるので注意したい。注意一秒、券売機でも指さし確認か。
ともあれ一息ついてラーメンの到着を待つ。目の前にはアルマイト製のやかんに、冷水がたっぷりと入っているらしく水滴がびっしりと付着していた。
レトロ調の壁面にはそれをなぞらうように、古い邦画の大判ポスターが壁に貼られていた。
また支那そばやさんがまもなく始まる大つけめん博日本一決定戦2の題四弾に参戦予定らしく、その巨大ポスターも周辺に貼られていた。
名立たる店主が揃う佐野JAPANメンバーのお一人だけに、それは納得の行くポスターだ。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、実に美味しい素敵な中華そばと言うしかないもの。背脂ミンチが軽く浮いて濃い醤油に生姜をキリッと利かせた仕様。
尾道ラーメンに生の生姜のインパクトを与えた感じで、醤油をその分後ろに引かせた方向性がなるほどと思わせるものだった。
穂先メンマに青ネギに煮豚チャーシュー、どの具材もかなり実に素晴らしかった。
以前の麺や維新の神奈川淡麗系の味に対して、舵を180度切り倒したと表現したくなるもので、あえて言うならオリジナル濃厚醤油系と言えば良いのだろうか。
どちらもそこは豊かな表現力だけに、較べようがないがより判り易い味わいと言えそう。
自家製麺の平打ち気味で太目の中太ちぢれも、またなかなかのもので気がつけば完食。いや、これは果てなく何処までもとんでもなくかなり良かった。
(左フォト) 味玉中華そば/店頭と周辺/周辺の新田間橋 (2013.10.07)
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