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典型的な気圧配置により首都圏は何処までも青い空が広がり、その分爽やかに冷え込んでいた1月上旬の水曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、若干湿度を感じた午後8時過ぎだった。
1993年ニューヨークタイムスで世界10大レストランに選ばれた台湾・台北市内に本店を置く台湾一の点心レストランのこちらで、本場台湾仕込みの小籠包(ショウロンポー)は世界の食通をうならせると言う。
実は何年か前にこちらを偶然ネットで知って、1996年海外初出店1号店となったその新宿店へ行こうと思った時があった。
しかし改装休業か何かでちょうど営業しておらず、いつしかその内に忘却の彼方となってしまい、結局往かず終いとなっていたこちらだった。
そんなディンタイフォンが高島屋横浜店のレストラン街でも営業しているとしてまた気になる所となった。横浜と言えば点心の街と言えるだけに、その支店ならばかなりいいに違いない。
そんなわけで会社帰り通勤電車に乗る前にダイヤモンド地下街から高島屋へ入ろうとすると、午後8時に閉店するデパートだったようでシャッターが閉まっていた。
すると丁度前から来た警備員の方に尋ねると8階レストラン街はまだ営業しているそうで、そこへ行くには相鉄ジョイナス1階通路にあるエレベーターで上がればいいことを教えてくれた。
さっそくそのエレベーターで上へ上がり高島屋レストラン街へ。そこは私が数年に一度程度は入店するなだ万も肩を並べる何とも高級感のあるフロアとなっていた。
そんなフロアをかなり奥まで歩いて行くとこちらの店名を見つけた。店内へ入って行くと、階下の百貨店が閉店している所為かそこそこの入店客だった。
しかしよく店内を見渡せば目を見張るほどにこれがかなり広い床面積で、よく数えて見ればおよそ20人弱くらいの先客が点在していた店内だった。
あらかじめテーブルに据えられていたメニューリストを手に取り、こちらイチ押しの小籠包6個入りをまず選んだ。その後から徐に間合いを計ってから、麺メニューのページをさりげなく開いて見せてチャーシュー麺もお願いした。
まもなく刻まれた生姜が適量入った小皿がやって来た。テーブルにあったインフォメーションを見ると、これに酢醤油を垂らしてそれを小籠包に付けて食べるのだそう。
なるほどとインフォを読み上げた頃、その小籠包が到着した。蓋を取ったばかりで、湯気がテーブルの上に立ち昇った。
門外不出のレシピから生まれるその味は、老若男女を問わず多くの方から支持を得ている小籠包だそうで、作り置きを一切せず注文を受けてから手作りして蒸して提供されるそう。
それではと行かせて貰えば、箸でつまんでも破れない点心皮で、中にはたっぷりのツユが入っている事がその重さとしなり方で判るもの。こんな小籠包って今まであったろうか。
酢醤油と生姜を微量付けて口にすれば、スープが適度な温かさ。肉餡の絶妙な大きさと食感による満足感も見逃せない。あっと言う間に6個あった小籠包が消えてしまった。
そしてチャーシュー麺もまた鶏の冴え渡るうま味が絶妙なもので、細ストレートの麺がまた素敵な持ち味だった。チャーシューもまたなかなかと言えた。気がつけば完食。いや、まず良かった。
(左フォト) 小籠包6個入り/チャーシュー麺/店頭外観 (2012.01.04)
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