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湯河原の話題店を訪問して、せっかくそこまで来たのだからもう一軒訪れようと、そこで考えた末に決めた訪問店が先日購入した神奈川ラーメン本に新ご当地麺として紹介されていたこちらだった。
しばらく前に小田原系ラーメンで訪れた小田原市内だが、そんな小田原系のラーメンは本で紹介されていなかったのもご時世だろうか。
ともあれそんな新しいラーメンがあるのならば、是非とも口にして見たいところとなった。
そんなわけで湯河原の滞在時間もそこそこにして、湘南カラーのラインが入った上りの東海道線電車に乗ってそう遠くない小田原駅で途中下車。改札の上には大きな小田原提灯がぶら下がっていた。
駅から1km近く離れた場所で幸町と言うバス停の近くにあると知ったので、行きはバスを利用してその店頭までやって来た。
なんと大正11年に建てられた木造民家を手直しして店舗にしたそう。昨年の9月25日にオープンしたラーメン店らしい。そんなこちらだけにその店内空間は、実に今まで見た事がないくらい超越した和空間となっていた。
厨房前には和風なカウンター席が配され、靴を脱いで黒光りした床の上のちゃぶ台でラーメンを楽しめるようになっていた。そちらへどうぞとなって、ともあれ予定通りの鯵醤油をお願いしてから、大正11年建造の店内を散策をさせて貰った。
あぐらを掻いてラーメンを食すのは苦手と店主に告げてカウンター席へ戻ろうとすると、一番奥に堀ゴタツの席があるのでそちらへどうぞと促して頂いた。
なるほどまるで茶席さえもイメージ出来そうな渋い4畳半程度の広さの和室に堀ゴタツ状のテーブル席があり、そこに腰を降ろせばあぐらにならず楽に座れた。2階へ続く階段が傍にあった。
そして目を前に移せば、これがなんとも素晴らしい小庭が目を和ませてくれた。ちなみに本八幡の駅前老舗蕎麦店に近い風情があったがそれ以上と言えた。程なく到着。
10年近く沖縄に在住した店主らしく沖縄そばのノウハウも入るラーメンだそうで、なんとこちらも無化調のラーメンらしい。それではと行かせて貰えばこれまた美味しい鯵トンコツのらーめんだった。
地元干物屋の鯵の干物でしっかり出汁を取ったコラーゲンも豊富なラーメンだそうで、瀞みはそのコラーゲンによるものらしい。チャーシューも本格的で、刻んで入っていた生生姜がスープに合っていた。
2種の小麦をブレンドしたらしい、低加水の自家製麺も実に素敵で、鯵だけでなく小田原特産の彩りがいい蒲鉾も具材の中心に乗せられ、容器がまたそんな小田原特産の桶が用いられており実に風情豊かな器だった。お風呂の桶にも直ぐ使えそう。
またテーブルには小田原土産か、シソの葉漬けがサービス惣菜として用意されていて、後半ラーメンにトッピングして楽しんだ。
気がつけば完食。精算時美味しかった事を告げて出た後、帰りは徒歩で駅へ向かった。小田原市内中心地周辺だけに多くの蒲鉾店が営業していた。
途中道すがら城郭のお堀があったのでその気になってしまい、小田原城の天守閣の直ぐ下まで行って見た。そう言えば確か30年前にも立った場所だ。
松本と同じ城下町だけに、共通点を探してしまいそう。いや、なかなかとても良かったそんな鯵醤油ラーメンだった。
(左フォト) 鯵醤油ラーメン/店舗外観/店内 (2011.10.18)
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小田原ラーメン 鯵壱北條。 (アジイチホウジョウ)
住所:神奈川県小田原市本町3-5-22 TEL0465-25-1932 定休日:月曜日
営業時間:平日11:00〜14:00/16:00〜21:00◆土曜11:00〜15:30/16:00〜21:00◆日曜11:00〜15:30
アクセス:JR東海道本線小田原駅東口下車。バスターミナルで方面確認の上で路線バスに乗車
して幸町停留所で降車。進行方向へ進み突き当たりを左折して少し歩いた右側にあり。
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| 2011.10.18 サービス惣菜のシソの葉漬け。 |
2011.10.18 一番奥の部屋は、掘ごたつと小庭がある。 |
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| 2011.10.18 容器は横から見ると桶そのもの。 |
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2011.10.18 その昔は北条氏の本拠地だった小田原城。 |
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