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冬至となって年賀状をポストに投函してクリスマスケーキをイブの夜に食せば、後は大晦日までまっしぐらとなる、そんな12月下旬の休日火曜日だった。
少し前につくばエクスプレスに乗って終点つくば駅周辺に移転した某店を訪れたものだが、それをきっかけにして界隈の何店かのラーメン店が気になるところとなった。
そんな1店のハリケンらーめんへ行こうと決め、つくば駅から1時間に2本しかないバスに乗って、そこから迷って20分近く歩いて店頭に立てば、当分の間火曜も定休だそうで見事にフラれてしまった。
本来なら愕然とするところだが、バス停で降車する直前に路線バスがこちらを横切ってから止まった。思わず茨城で珍来かぁとなった。
そう言えば珍来には、通称で「珍来そば坊」と呼ばれる「そば坊」なる蕎麦店も経営する珍来のさらなるグループチェーンがあることを思い出した。
そんな茨城県土浦市に本社を置く有限会社珍来の系列店のおそらく支店だろうと直感ですぐ判った。
ケータイで調べるとやはりそうで、子供の頃から知る珍来の別グループ企業のチェーン店だけに機会があれば一度は入って見たかった。
次のバスまで30分近く待つことに、寒さしのぎの目的も手伝って、何も迷うものは無くこれはもう入店するしかなかった。
ちなみに珍来そば坊グループの珍来は、千現店、土浦桜IC店、荒川沖店、牛久柏田店、谷田部IC店、田中店、木田余店、ひたち野東店が土浦を中心にこちらを入れて現在9店舗が営業している。
またみらい平には「茨城珍来」、石岡、真鍋、つくば天久保、土浦北IC付近などに4店舗がある「茨珍麺食堂」なるブランドも営業しているこちららしい。
店頭に立つと、これが店舗上半分が全て看板と言うダイナミックとも言える外観。
ともあれ早速入店すればフロアの雰囲気は、自宅周辺の店舗と若干違えどもそう大した差は感じられなかった。
特にどこへ促されるでもなかったので、島型カウンター席を自ら選んで着席。
お店の方が冷水が注がれたコップを持って来たので、もう1軒予定しているだけにメニューリストから直ぐその方へラーメンをオーダー。
あらためてメニューリストを手に取れば、創業昭和四十六年の文字が躍っていた。
株式会社珍来総本店社長の弟さんが経営する株式会社珍來の四街道店へしばらく前に訪れたものだがそこでは本家と同じで製麺所を珍来が始めた昭和三年創業となっていた。
おそらくこちらはグループ1号店が、オープンした年を表わしているところなのだろう。もちろん宇宙らーめんも無ければ、ベイエフエムのラジオCMの珍来とは違う会社だ。
地域に根差すこちらの珍来のようで、いばらぎ健康づくり支援店であり、国産地産品応援の店でもあるらしい。また店舗で利用される野菜の効能がメニューリストの一部に記されていた。
なお某中華チェーン店のように支店限定メニューがあるようで、こちらのそれは「揚げワンタンと彩りみそラーメン半チャーハン付」なるもので、ビジュアルインフォがメニューリストと一緒になっていた。
程なく到着。太めながらややウェーブが掛かった正統派中太麺がおよぐ、ラードが軽く浮いたそんな醤油ラーメンがやって来た。
具材はチャーシュー1枚にナルトとメンマが入って小口切りの白ネギが散らされたもの。ラードが鈍く光って、ドンブリがやや大きいそんな醤油ラーメンだ。
それではと行かせて貰えば、鰹風味が効いたなかなかの持ち味が素敵なもの。
ラーメンが到着する寸前に奥の厨房から身を出した、初老の如何にも老練そうな白い服に身をまとった方と目が合ったが、おそらくその方が調理されたのだろうか。
そう言えば以前にも、そんな目が合う経験を何度かしたことがあった。絶妙の手揉み具合にプリプリした麺の程よいコシ加減が実に完璧と言うしかなかった。
具材の一つ一つも、チェーン店らしからぬ良さがあった。気がつけば完食。大晦日と元旦だけ、お休みのこちららしい。
ラーメンチェーン店のラーメンと言うと、定着したイメージで口にして定着した言葉で片付けてしまうケースが少なくないが、いや、こちらのラーメンはかなり素敵でなかなか良かった。
(左フォト) ラーメン/店舗外観/菜譜表紙/つくバス (2012.12.25)
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手打ラーメン 珍来 テクノパーク桜店
住所:茨城県つくば市桜3-15-2 TEL029-857-9934
定休日:大晦日・元旦 営業時間:11:00〜23:00
アクセス:つくばエクスプレスつくば駅下車。すぐ上のつくばセンターバスターミナル3番乗り場より
つくバス小田シャトルに乗車してテクノパーク桜で降車。戻るように進んで十字路交差点
を横断歩道を渡ってから右折して程ない左側にあり。
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| 2012.12.25 入口には暖簾が在った。 |
2012.12.25 菜譜(メニューリスト)の内容。 |
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