|
||||||||
| 第二旭@東京都新宿区・曙橋 ※閉店 | ||||||||
|
||||||||
|
||||||||
曙橋に所用が出来た時に、前から気になっていた、こちらがすぐ浮かんだ。あいにくの雨の中、傘を指して探すと、まるで隠れ家の様にしてこちらはあった。たまたま見つけて、ここに入るかと言う場所では無い。なにしろジュースの自販機が、さらにそのお店の存在を隠していた。 傘をたたんで中へ入ると、快活な声の店主に出迎えられた。昭和40年代にタイムスリップしてしまった雰囲気の店内に、振り向けば森林地帯と言う感じのこちら。 店主に特製ラーメン大盛880円をお願いすると、「特製は肉が多くていけない。上ラーメンの方にしたら?あ、でも肉がいっぱい入ってて美味しいよ」と言う事で、変更せず、お、お願いした。 京都にある第一旭と言うお店のラーメンを、東京に持って来て、もう30年にもなるらしい。白濁しているスープが見え、その横の鍋で麺が茹でられた。奥さんから案内の紙きれを頂き、読むとそこには、「ラーメンの常識をこえた味・・・タップリと煮込んだ自慢のスープ・・・」とあった。程なく到着。 一口目は肩透かしだったものの、二口三口と進むと、まさしくこれが何とも旨みが増幅されて広がる、じんわりと来る旨い茶濁スープ。そして麺も、細ストレートのコシも良い麺でなかなかよく出来た麺。 チャーシューにもオリジナル感があり、どことも違う個性がありながら、決して気をてらっていないそんなラーメンと言えた。脂は骨から滲み出たものだけだそうで、これが鶏油の様な豚の背脂の様な、何とも言えない旨みを形成していた。 辛味料を奨められて入れると、これまた良かったが、汗が止まらなかった。食べているあいだ、新宿にいる事を忘れてしまう程の、店内と、ラーメンと、そして店主だった。 あっさりの中に、深みのあるコク。いや、しみじみとなかなか旨かった。 (2005.05.30) |
||||||||