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昨夜の雨が幻だったかのように晴れ渡る大空を見上げれば、また白んだ春霞に午後から降雨が予測されていた5月も半ばとなって来た木曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、そんな雨も土砂降りにもなったりしたが夕方には晴れ上がってまた穏やかな午後8時近くだった。
少し前にネットでこちらの存在を知って、その老舗中華店巡り魂に今回火がついた次第だった。きっと間違いなく、必ずやいいに違いない。
そんなわけで京成電車に乗って京成稲毛で初めて途中下車。改札を出て左手に歩くと間もなく京成稲毛うら通りと名がついた路地があって、そこを少し入れば程なくこちらが闇夜に風情よく佇んでいた。
さっそく入店すると先客のいない静かな店内に、如何にも老練という言葉が似合う店主とその奥さんがいらした。壁のメニューを見上げて、そこからラーメンとチャーハンをさり気なくオーダーした。
稲毛と言うと幼少の頃に家族で、何処までも続く遠浅の稲毛の海で潮干狩りをした思い出がある。今は全て埋め立てられてしまい、昔を偲ぶことさえままならない。
そんな世間話しから入って開業してどれほどなのかお聞きして見ると、もう既に43〜44年経つのだそうで、すると昭和43年頃の創業と言うことになる。昔は休む隙さえ無かったそうだ。
昨年まで東京ヤクルトスワローズの投手だった川島亮選手のサインが入口の一番目立つ場所に飾られてあった。お聞きすると直ぐ近所の常連さんの息子さんなのだそう。
帰宅後調べて見ると初シーズンは10勝を挙げて新人王にも選出された素晴らしい投手だったが、残念ながらその後肩の故障に泣いて今シーズンはトレードで移籍し現在東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しているようだ。
習志野から当時稲毛のこの地へ引っ越して来たそうで、ちょうどその頃お子さんが出来た頃だそうで開業と重なってよく覚えておられるらしい。
開業した頃は周りに外食店など全く無かったそうで、駅からの道を思い浮かべてもまさかそんな時代があったとは想像がつかない周辺だった。程なく到着。
先にチャーハンがスープ付きでやって来た。そちらから行かせて貰えば、やはりなんとも素晴らしい味わいがたまらないもの。絶妙にして味わい深いなかなかのチャーハンと言えた。
そしてラーメンも到着したので箸を割って行かせて貰えば、これまた淡麗性のよい清湯豚骨に醤油のカエシが程よく、中太麺の果てしない絶妙具合がたまらないものだった。
それにしてもチャーハンは独特ながら王道的なスタンスを感じるものだし、ラーメンも中華店と言えば鶏ガラが当たり前のなか豚骨100パーセントだそうで、グリーンピースが入ってなかなかナイスだった。
そんな豚骨ベースのダシが如何にも日本人が営業する大衆中華店と言えるし、創業時から変わらないであろう味のある店内は、それさえもラーメンの味の中に溶け込んでいるのかも知れない。
これだから老練な店主のラーメンは、実にしみじみと来て素晴らしいと思う。今夜は特になかなかの味わいだった。それにしてもチャーハンに付くスープの味は、なぜどこでも同じなのか。
気がつけば完食。昔の常連さんがたまに訪れてくれるそう。後味感も良く、素晴らしきラーメンとチャーハンだった。いや、とんでもなくかなり、素敵に良かった。
(左フォト) ラーメン/チャーハン/店舗外観 (2012.05.10)
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中華料理 昇楽 (ショウラク)
住所:千葉県千葉市稲毛区稲毛3-1-13 TEL043-245-1234
定休日:水曜日 営業時間:11:00〜21:30
アクセス:京成電鉄千葉線京成稲毛駅下車。改札を左手に進んでまもない京成稲毛うら通りを
左折して程ない左側にあり。徒歩およそ1分。
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| 2012.05.10 京成稲毛駅改札口から徒歩1分圏内。 |
2012.05.10 手書きの丁寧な壁に貼ってあるメニュー。 |
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