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空はグレーに染まっているものの雨の気配はなく、やや強めの冷たい北風が吹いていた三月上旬火曜日の正午前であった。本日は特に所用も作らなかった日で、昼はまた自転車を使って周辺のラーメン店へ行くかと考え、そんな中でふと未訪だったこちらまで足を伸ばす事を思い立ち出掛ける事にした。
松戸のダイエーそばで営業するお店の2号店で昨年の四月にオープンしたようで、しばらく前にその本店へ訪問してこちらにも行こうと考えていた次第だった。
そんなわけで自転車を走らせて向かうと、実に寒い風が吹いていて震えながら車に気をつけつつも、市道の歩道部を快走して行った。時折り歩道が無くなったり、段差にハンドルを取られながらも更に進んで行く。
そんな風にして駐車場となった比較的広い敷地も有する、こちらの店頭には午前11時半頃に到着した。左手に自転車等の二輪車を駐車出来るスペースがあり、壁面に沿わせるようにしてそこへ自転車を停めた。
中へ入って行くと、コの字の形をした低いカウンター席があり、右手の厨房に店主らしき方ともう一人若い方がおられ、左手の入口寄りに券売機が鎮座していたこちらだった。
券売機に立つと、メニューが整然と案内されたボタンが並んでいて、これがかなりあるメニューながら実に判り易いインフォメーションとなっていた。
ラーメンは正油・しお・味噌・魚介正油・魚介しお・特味噌・鶏白湯の7タイプがあり、つけめんは200gから500gまで100g単位で100円ずつ価格が上がって行く方式になっていた。そして温玉つけめんが一番上で、順番に正油・味噌・しお・鶏白湯の5ラインナップがあった。
さらにサブメニューも豊富で餃子も用意され、白ごはんの他にとろろごはん・煮ぶためし・煮ぶとろ丼のライスメニューがあった。
さて今日はどうするかとなったが、悩んだ末に温玉つけめんって何味?がきっかけで、それの300gのボタンのみを選びお店の方にチケットを手渡し、入口周辺のカウンター席に腰を降ろした。
先客は高校生が三人奥に居たがまもなく帰って行き、客スペースには私一人だけとなった店内だった。
オーダー品が来て厨房がひと段落したら声でも掛けようと思っていたが、直ぐに後続客が続いたと思ったら、更に続きに続いてたちまち盛況になった店内だった。
話しかけるのは遠慮した方が良さそうだった。程なく到着。
おお、つけ汁には温泉玉子が見え隠れし、一見すると正油味のような感じで、麺の上にはメンマと青菜と刻み海苔が盛られ白胡麻がそこに振られていて、それは美味しそうなビジュアルのつけめんであった。
それではと行かせて貰えば、これがなかなかインパクトのあるスパイシーなスタイルの味付けが成されたもので、温玉つけめんは醤油的でスパイシーなタイプと言えたものだった。
胡椒のような香辛料感で途中で汗も噴き出し、先程まで寒さで震えていただけに嬉しい辛さだった。
単にスパイシーであれば、ただしょっぱいだけになってしまうが、そんな事もなくうま味が添うようにやって来て実に美味しく、菅野製麺さんらしい太麺もしっかり茹でられ冷水でシメられて、とてもプリプリしていて大変良い感じの麺であった。
もう結構いい麺量の300gなるも、気が付けば麺が消えてしまい、最初から来ていた割りスープをつけ汁に入れて愉しめば、これまたとてもいい風合いであった。
更に後続客が続いて、もう店主に話しかけるタイミングを完全に失い、帰り際に挨拶だけして厨房を見ると一瞬だけ店主と目が合った。いやいやいやいや、美味しつけめんであった。
(左フォト) 温玉つけめん300g(汁・麺)/店舗外観 (2010.03.02)
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