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晩秋らしい木枯らしが黄葉する木々を揺らして、落ち葉が初冬の支度をしている街角をよりそうさせていた11月も下旬となって来た水曜日。
今日も仕事が終わって外に出れば、そんな風もやんでいた穏やかな午後7時過ぎだった。
以前にも触れたことがあるように私が生まれた頃、両親は京成本線鬼越駅から6〜7分程歩いた細い私道の奥にあった平屋に住んでいた。
表通りには当時まだボンネットの路線バスが走っていたものだ。そうそう当時から好奇心旺盛の私で、勝手にそのバスに乗ってワンワン泣いて自宅に帰ったのを今でも覚えている。
私道の入口には中華店があって、実兄の小学校の同級生の自宅もあって、そんなこともよく覚えている。
そんな鬼越駅周辺の市川市北方には中華店が昔は結構あったが現在は殆ど見当たらず、千葉街道沿いの訪れた越後屋は生まれた家から離れていて、もっと近くにないのだろうかと以前から思っていた。
つい最近になってそんな北方の町に、ラーメンを提供する中華食堂があることをネットで偶然見つけた。今まで随分探したが見つからなかっただけに、比較的新しいそんな外食店なのだろうか。
そんなわけで今夜辺りやっぱり行って見ようとなって、仕事帰り船橋で京成電車に乗り換えて陽がとっぷりと暮れた久しぶりの鬼越へやって来た。
少し歩けば小学校高学年の頃に親戚が経営していた学習塾に通った頃、美味しくもない仮面ライダーのスナック菓子をカード欲しさによく買っていた商店があった。シャッターが閉まっていたが、今でも営業しているのだろうか。
カーブの場所辺りにその頃大衆中華店が営業していて、たまにそこでタンメン辺りを食したものだ。そこの右路地を入ってしばらく閑静な住宅街を歩いて行けば、なるほどこちらが何とも風情よく佇んでいた。
周辺の常連さんらしき方々でほぼ満員のこちらだった。よく街で見掛ける、そんな中華食堂だ。
さっそく入店すると幸い空いている落ち着けそうなカウンター席がありそこに腰を下ろした。背中にある壁面のメニューを振り返って確認し、そこからラーメンとチャーハンをオーダーした。
店主はその昔中華店で修行して、14年前にこちらを開業させたらしい。そんな前から営業していたこちらに、今まで気がつかなかったのかと思った。程なく到着。
先にチャーハンがやって来たのでそちらか行かせて貰えば、これがもう実に素敵で美味しいチャーハンの一言に尽きた。
幼い頃住んでいた直ぐ近くで営業しているそんな店だからなのか、もしかしたらそうであるからなのかも知れないがそれ以上にこの店のこれは実に素晴らしい味わいと言えた。
そして程なくラーメンもやって来た。それではと行かせて貰えば、いやいや、もう何この美味しさと言うしかなかった。
豚ガラから来る自然な味わいの清湯スープに麺がまた実に良かった。
判る人には判る、そんな味わいだ。メンマもいい感じだし、チャーシューが豚骨ベースをまた強く感じさせていた。
アイリス幼稚園のすべり台、市立富貴島小学校の校舎、公園の毎夏催される盆踊り、小学校傍の土に触れ合いながらの川遊び、夕方家族みんなで出掛けた近くの銭湯、どれもが何も忘れない。
もしかしたら私にとって、この一帯が一番の故郷なのかも知れない。気がつけば完食。いや、かなり素敵な中華食堂のラーメンとチャーハンだった。あなたにとっての「ほのぼの食堂」は何処ですか?
(左フォト) ラーメン/チャーハン/店頭外観 (2012.11.21)
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ほのぼの食堂
住所:千葉県市川市北方1-23-3 TEL047-335-3400
定休日:土日祝日 営業時間:11:15〜14:00/17:00〜21:00
アクセス:京成本線鬼越駅下車。改札を出たら右手に進んで踏切を渡ってそのまま直進。金子薬局
が在る左カーブの右路地を入って行く。3つめの左路地を曲がってやや歩いた右側にあり。
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| 2012.11.21 幼い頃目の前を京成電車が横切って行った鬼越駅。 |
2012.11.21 ライダースナックをよく買った商店は右手のここ。 |
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