

 |
一歩後退した気温に青空がその分だけ背伸びしたように広がっていた、梅雨入りはまだまだ先と思えそうな5月半ば週明けの日曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、変わらない爽やかな午後8時近くだった。
時に千葉駅東口ロータリー左奥派出所の先には、屋台のようでそうでない「千葉名所K&S」なる長屋に様々な飲食店がいい風情を造作して営業している。
その一番駅寄りの店は、どうやらラーメン専門店らしかった。それがこちらで、見ているとほぼ毎夜営業している感じで、どうやら定休日は無さそうだ。
そんな場所だけにラーメン好きの私が気にならないわけがなかった。今夜こそ訪ねてみようとなって、仕事帰り立ち寄ってみることにした。そんなわけで千葉駅前の店頭へやって来た。
てっきり「駅前ラーメン二番」と言う店名のつもりでやって来たが、こうして店先に立つと「二番」は隣りのおでん屋の店名のようで、こちらは単なる「駅前ラーメン」と言う店名だった。
さっそく入店して見ると、若い女性客が二人食事を済ませて一服しているところ。建物の中と言っても入口がオープンになっており、どこか半屋台の風情のこちらだ。
メニューはラーメンに、とんこつラーメンと、チャーシューメンのみ。あとは生ビールに、トッピングはゆで玉子と生玉子が用意されているだけ。
さてどうするかとなったが悩む程でもなく、チャーシューメンとゆで玉子もお願いした。まもなく先客のお二人は帰って行かれて、店内は店主と私だけとなった。
平成8年に千葉名所K&Sがオープンした時から営業しているこちらだそう。ふと見上げると天井近くには比較的悩ましい姿で映る、そんなモノ黒のマリリン・モンローの大判ポスターが貼られていた。
11年前にテレビ東京の「出没!アド街ック天国」で紹介された時のネットの情報を見て来たことを告げると「11年前?もうそんなになるかね」と驚いていた。
こちらで始めたばかりの昔の頃は、今よりも繁盛していたそう。こちらをオープンさせる前は、市内の貝塚町で屋台営業をしていたらしい。店主もまた如何にも老練と言う言葉が似合いそうだった。
まもなく来たゆで玉子には、殻の一部を利用して賞味期限が印字されていた。仕入れるとあらかじめそうなっているらしく、その殻を剥いてラーメンの到着を待った。
「ほぼ無休ですね」と確認すると、冠婚葬祭で稀に休むこともあるが、それ以外は大抵営業していることを教えてくれた。程なく到着。
濃い醤油スープの色が印象的なラーメンだ。刻んだネギがたっぷりと浮かぶそんなラーメンでもあった。「竹岡式のようなラーメンですね」と告げると、けっこうよくそう言われるのだそう。
剥いたゆで玉子を乗せ、それではと行かせて貰えば、見た目ほど醤油が立っていないマイルドな味わいが素敵な醤油スープ。鶏ガラにラードを利かしたように感じたが、お聞きして見ると豚ガラから来るラード感なのだそう。
チャーシューは自家製だそうで、これがとんでもない美味しさ。外注すると値が張るので自家製なのだそうだが、このレベルのチャーシューを外注にすればそれは高くつくことだろう。
中太麺はヤワメで、その風合いも良かった。チャーシューがやけに少ない?と思ったら底にごっそり沈んでいた。それにしても独特な酸味がするラーメンと言えた。
気がつけば完食。いや、なかなかしみじみと来る、味わい深い素敵なラーメンだった。
(左フォト) チャーシューメン+ゆで玉子/店内/店頭外観 (2012.05.13)
|
駅前ラーメン
住所:千葉県千葉市中央区富士見町1-16-3 TEL:不詳
定休日:ほぼ無休※ごく稀に冠婚葬祭で臨時休業あり 営業時間:18:00〜翌2:00
アクセス:JR千葉駅東口のロータリー左奥派出所先の千葉名所K&Sの一番手前にあり。
|
|