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出掛けのバス停に立てば、早春の雨上がりの青空に吹く軽やかな午前の風は、深呼吸したくなる程の爽やかな空気を胸元に運ぶ。そんな気温が上がり気味の火曜日。
船橋から総武快速電車に乗り込むと、気分は旅先モードにスイッチが入る。小気味良い鉄路の通過音が、足元から聞こえ来て、優しい光りが射し込む車内。
千葉始発の各駅停車勝浦行きに乗り換えると、誉田辺りで雲行きが怪しくなって来る。そしてローカル色が強くなる車窓。低木には白や桃色の小粒の花模様。茂原では、また陽射しが戻り、そしてかなり下車する人々。
そこから二つ目の上総一宮駅で下車。ちょうど正午頃で、ひなびた町の駅の改札を通る。ここでもパスモが使える事に驚いていると、駅前に一軒だけある土産店の店先には干物が干されていた。
交通量の少ない車道を歩き行くと、しばらくしてこちらの店頭が見えて来る。海からはやや離れており、比較的JR駅から程近い場所。車道側入口から入店すると、ビール片手に仲間同士で語らぐ地元の方々。
二十年程前に開業したお店の様で、そう言えばその頃に東池袋大勝軒が何度もTVで紹介された時期があったものだ。左手の空いたテーブル席に腰掛け、やけに幅のある立て札メニューから、チャーシューつけめん735円をお願いする。
さすがにつけめんメニューが豊富で、野菜・ナメコ・ワカメ・メンマ・キムチ・トロロにデフォルトを入れて8種類のつけめんメニュー。他にもラーメンやチャーハンに親子丼まである。
外は車が何台も止められそうなドライブインの様なスタイルの店舗だった。経過した時間が味のある店内を見せているものの、テーブルには清潔そうなパステル格子柄のビニールシートが掛けられ、調味料入れはナプキンできちんと覆われていた。程なく到着。
まず麺だけ口にすれば、毎朝打って熟成させずに提供するスタイルのいかにも自家製麺らしい、ふわっとした食感の後にもっちりと来る太ストレート麺で、まずまずのレベルの小麦粉感。汁は豚骨と香味野菜を、擦りゴマとラー油で味をまとめた感じのもの。味付け的には都内の老舗中華店の中華ざるらしさが、息づいている感じのもので嬉しくなる。
それではと夫々を合わせて口にして行けば、加水感を抑えているのが功を奏しており、ここはもう旨い旨い旨い旨い旨い旨い。チャーシューが質実剛健的でグッド。ワカメは海の近くで食している事に気付かされるもの。
そしてメンマがまた味わい深い逸品だった。スープ割りも聞けばちゃんとあり、気が付けば完食。いや、旨かった。
(左フォト) チャーシューつけめん(麺・汁) (2008.03.11)
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房総つけめん (ぼうそうつけめん)
住所:千葉県長生郡一宮町一宮2114-60 定休日:無休 営業時間:11:30〜19:00
アクセス:JR外房線上総一ノ宮駅下車。改札を左に出て踏切りを渡るとある右斜めの道を直進。
ダイソーがある五差路を右折してしばらく歩いた左側、徒歩およそ12分。
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| 千葉駅から各駅停車で45分の道のり。 |
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最寄り駅の駅前土産店の店頭の干物。 |
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駅から遠くない人気つけめん店。 |
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豊富ゆえに幅のある立て札メニュー。 |
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