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水蒸気が青空を幾分だけ白くさせて、ワタアメのような雲が往く季節の初夏を彩っていた、そんな六月水無月後半の休日木曜日だった。
昨夜の話しになるが、当日のラーメンレポートをネットにアップして一段落しつつ、さて明日は何処のラーメン店に訪れてようかとネットで秋葉原周辺のラーメン店情報を収集。
そして当サイトTOPに載せているメールで、何かしらの情報が来てないかをいつものように確認。すると10年来の訪問者の方から久しぶりメールが届いていた。
その内容を見て驚いた。なんと今月28日を以て、こちらが閉店してしまうと言う。あまりにも意外な情報なだけに、最初は信じ難かったがネットでなるほど話題騒然の出来事だった。
そんなわけで本日は、もはやこちらしか考えられなかった。と言うわけで久しぶりに高田馬場で下車して、神田川沿いに佇むこちらの店頭へ午前10時半頃到着。
すると40m近く手前まで延伸する行列が待ち受けていて、さすが恐るべしべんてんさんと言うしかなかった。店先には確かに28日で閉店する悲しい出来事が綴られていた。
しばらく前から月曜日も定休日となって、夜営業も止めてしまったらしく、その案内も一緒に貼られてあった。店主の不調状況が、見えて来る営業時間掲示だった。
後ろに後続する方が並ばれてから行列の先頭のまで行き、その人数を確認するとほぼ70人。二時間以上は待つことが、容易に推測出来た。並ぶ方々の中に、よく知るマイミクさんが二人おられた。
正午頃には100人を越えて、本日の対応既定数となったらしく、店頭の暖簾が外されていた。店内に入れてカウンターの席に座れたのは、それからしばらくした後で、並んでからおよそ三時間近く経ってからだった。
もう、お腹は腹ぺこ状態となっていて、それだけについ注文のフライング。その後でオーダーとなって、あらためて塩ラーメンを味付玉子と共にお願いした。
店舗建物の外は足場が組まれていて、古い建物だけ近々建て替えが成されるところだろうか。べんてんファンならずとも出来ることなら、建て替えた後に新生べんてんがオープンして欲しいところだ。
しかし店主にそこら辺をお聞きすると、体調不良もあって完全閉店してラーメン店を再開させる予定は全く無いそう。
まぁ何年かして復調したら、焼鳥屋の親父でもやりたいそうだ。焼鳥を焼いている店主の、そんな実直なお姿を想像して見た。
ふと厨房を見ていると、塩ラーメンが最初に用意されていた。細く微塵切りにされた生姜の上に刻みネギが置かれ、いつものようにそこへ熱した油が軽く注がれ、それで音がジュッと響いてから目の前へ丼が置かれた。
それではと行かせて貰えば、それはもう絶大に壮大に素晴らしい味わいが実にたまらないもの。1995年に創業した頃は中華料理店だったらしく、途中からべんてんとして営業して今日に至って来たこちらのようだ。
提供されて来たつけ麺やラーメンが魅力的だったからこそ、べんてんは多くのファンに愛され続けて来たのだと思う。しかしながら店名が持つオーラがそうさせたのか、高田馬場と言う街がそうさせたのか、私はそれ以上の何かを感じずにはいられない。
でもそれは一歩引いて冷静に考えて見れば、店主が培って来た努力の賜物以外に他ならないのだろうと考えることが出来る。そんなこちらが今月の28日で、閉店してしまうことはひどく悲しい。
気がつけば完食。いや、美味さ無限大の果てない素晴らしさの絶大に素敵な自家製中華ソバだった。
(左フォト) 店舗/塩ラーメン+味付玉子/入口 (2014.06.19)
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中華そば べんてん
住所:東京都豊島区高田3-10-21 TEL:03-3208-3790
定休日:日曜日・月曜日 営業時間:11:00〜15:00
アクセス:JR山手線高田馬場駅早稲田口下車。駅前早稲田通り横断歩道を渡り右へ進み、左へ
行く車道を曲がり神田川手前の側道を右に入り、しばらく歩いた右手にあり。なお手前の
左手に並ぶこちらの行列が大抵あり。
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この日の行列は、100人におよんでいた。 |

閉店のその日まで、この長い行列が続くことだろう。 |
 長い間美味しいラーメンをありがとうございました。 |

ラーメン、つけ麺、油そば、どれもが人気メニューだ。 |

カウンターテーブルに座れたらもうすぐ。 |

1995年に創業した頃は、中華料理店だったらしい。 |
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やや霞んだ青空から夏の陽射しが夏の大気を貫いて注いでいた、今日も昨日のように暑かったそんな八月葉月上旬の夏薫る休日火曜日だった。
本年元旦に特製ラーメンを愉しませて頂いたこちらだが、しばらく前からまた訪れたくなっていた。
出来ることならば塩ラーメンにチャーシューを敷き詰めた、それをがっつりと喰らいたいものだが、確かメニューには無いものの多分大丈夫だろうか。
そんなわけで中央線快速電車に山手線と乗り換えて高田馬場へまたやって来た。駅のホームに鉄腕アトムアニメ主題歌のメロディが流れて、乗車した電車が池袋方面へ消えて行った。
改札口を抜けて神田川に出て、少し歩けばこちらの外列が見えて来た。4人が並んでいたが、ちょうど一人が帰って行きそれを見て先頭の方が中へ入った。
よって列に加わる頃には、四番目として並んだ。神田川のせせらぎに目を移すと、ツタの緑が周辺に映えていた眺めとなっていた。
お正月は寒かったが、この時季だけに暑かったものの神田川の涼風がそれを和らげてくれた。
目を店舗の入口にさらに移すと、従業員募集の貼り紙が店先にあった。社員として募集しているようで、将来独立を志望する人を歓迎しているそう。
しばらくすると中に入れて、空いていたカウンター席に腰掛けた。暑さもあって、冷し油そばのみそ味に気を引かれるところとなった。
そこは初心貫徹とばかりに、さりげなく店主に塩ラーメンのチャーシューメンが出来るかお聞きすると、塩チャーシューねと普通にオーダーが通った。
また以前と違うアルバイトらしき女性が一人店主と一緒におられて、もうすぐ辞めてしまうので従業員を募集しているところなのだろうかそこは定かでない。程なく到着。
並盛で麺量350gもあってかドンブリからはみ出そうな勢いを感じる、厚みのある大判チャーシューが5枚も乗って圧巻の塩チャーシューメンだ。
ずいぶん前に醤油のチャーシューメンを食べて、以前に塩ラーメンを口にして、この塩チャーシューを漠然と喰らいたいと思っていただけに目の前にして嬉しさもひとしお。
それではと行かせて貰えば、やや煮干しの際立ちを感じる、その絶妙感さえ有する美味し味わい。こちらの塩ラーメンと言えば、刻んだ白ネギに油を垂らして焦がしネギにして楽しむもの。
チャーシューメンの場合は、それが一枚のチャーシューの上で、その世界観が繰り広げられていた。
それだけなくそこに擦り生姜が和えられており、それが清涼感となっていて、また実に素晴らしいシフトを造作していた。ゴマ油が効いたメンマがまた泣けた。
後半になってから、食べ切れるかオレと自分に問いかける言葉が脳裏をかすめたりもしたが、最後はスープさえも完飲して気がつけば完食。
隣りの方は油そばらしく、それもまたやはり美味しそう。麺を若干残してスープ割りを依頼して、さらに油そばメニューを満喫していた。
精算を済ませて外に出れば、神田川からの夏のそよ風が、行く季節の旋律を奏でていたようだった。いや、かなりとんでもなく果てなくどこまでも途轍もなく良かった。
(左フォト) 塩チャーシューメン/店舗遠景/高田馬場駅 (2013.08.02)
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晴れ上がった青い空から新年を祝うように陽射しが燦々と注いでいた、そんな休日となった2013年の元旦を迎えた朝方だった。また時代の淵から新しい年がやって来た。
皆様あらためまして新年あけましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
そんなわけで元旦に毎年恒例の中山法華経寺に初詣へ出掛けて、またその裏手にあるご先祖の墓参りへ。
数年前から墓地のそばにある花や線香を販売する場所が年始休みで営業しないようになり、昨年同様参道まで戻ってそれらを購入。
来年こそ線香に火を付ける道具を準備して、花などを先に買ってから寺の裏手に回りたいものである。
さて昨年は新年ラーメンが大晦日ラーメンとなったためこちらの訪問を断念したものだが、どうやらネットによると今年はまた元旦ラーメンが提供されるようだ。
と言うことで墓前を後にしてJR下総中山駅から総武線電車に乗り、飯田橋で東京メトロ東西線電車に乗り換えて高田馬場で下車。
出口そばの横断歩道を渡って右手に進み行けば、神田川の穏やかなせせらぎの音が響く、そんな店頭へ正午頃にやって来た。
するとこれが三十人近い行列が待っていて、相変わらずおそるべしと言うしかないこちらだった。ひとときだけ外に居るとそうでもないが、じっとして立っていると手か悴んでけっこう寒かった。
晴れ渡った上空にすじ雲が伸びていて、上は風がかなり強いのか数分もすればその形を幾重にも変えていた。徐々に詰まって行く神田川沿いの行列で、すぐそこに入口が見える場所まで来た。
入口のドアには年末の日曜日の30日は営業して、元旦のみ特製ラーメンを提供し、明日から六日まではお休みで七日から通常営業となることが張り出されていた。
長い行列にどうなることやらと思ったが、それでもほぼ一時間程度で入店出来た。ふと直前に後ろへ振り返ると、20人近い方が寒空の下で待っていた。
中へ入って見ると次に空く席を待つようになっていて、程なく一番右端の先客が精算して帰って行かれてそこに促されて着席した。メニューはもちろん、伊勢海老に甘海老も入るらしい元旦特製ラーメンだ。
オーダー時に先客が口にするラーメンに味付玉子らしきものが乗っているのをめざとく見つけた。そこでそれと一緒に特製ラーメンをお願いして見た。
すると特製ラーメンに前半だけ味付けしていない茹で玉子がサービスで乗るらしく、なるほどそれかとなって味玉の注文は取り下げた。
思わず先日訪れたふくちゃんを思い出してしまった。その方が見栄えのする特製ラーメンとなるからと店主がさりげなく教えてくれた。
厨房には幾つかのズンドウが並んでいるが、さりげなく観察していると一番左側のズンドウはお湯を沸かすためだけのものらしく、その右手にある麺を茹でる鍋におたまを使って注ぎ足していた。
その右隣りはメインのダシスープが入っており、一番右端のズンドウは追加用のダシスープらしく、たまにメインのズンドウの方へ追加スープを移していた。程なく到着。
それではと行かせて貰えば、伊勢海老らしい麗しい味わいが実にたまらないもの。海老みその軽い苦みがまたかなり素敵だった。
削いだような乱切りしたような白ネギが、新鮮な分とんでもない量を利用しているのであろう豚骨と伊勢海老の旨味をそれぞれ引き立てていた。
今日もメンマがかなり美味しく、厚みのある煮豚がまた良かった。半熟具合がかなり良かった茹で玉子は、いつのまにか提供を終えたのか厨房のテーブルから消えていた。
気がつけば完食。いや、今回も果てなくとんでもなくかなり素敵で実に良かった。
(左フォト) 正月限定特製ラーメン/すじ雲が広がる周辺/長蛇の行列 (2013.01.01) |
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冬の彩りが全て揃うのは未だ先であるものの、確実に一色一色が年の瀬に向かって染まってゆく、新潟市内から雪の便りが届けられた12月中旬休日の金曜日だった。
煮干しを利用したラーメンや揚げネギが浮く焦がしラーメンの提供をネットで目にして、午後の所用もあってこちらへ出掛ける事にした。
どうやらこちらの年末年始が、いつもと違うらしい。年末は29日まで通常営業だそうで、30・31日は11〜16時営業のよう。その大晦日は特製ラーメンのみの提供らしく、今回新年特製は無いそうで元旦から四日までお休みして五日から通常営業となるらしい。
そんなわけで何かしら新メニューにはありつけるだろうと、飯田橋で東西線電車に乗り換え久々高田馬場へやって来た。午前11時開店に対して、その15分後に店頭へ到着した。すると四人の方が神田川側のガードレールにもたれて待っていた。
寒い所為か、もたれないで待つ人もいた。ほんの数分で六人の方が来て、タイミングが良かったようだった。以前の暖簾が紐のようになって新しい手作りの暖簾になっていたが、またその暖簾が紐のようになっていた。15分程で店内に促されて、まもなく席が空いてそこへ着席。
見ると垂れていた紙に表記された新メニューは焦がしラーメンのみだった。お聞きすると煮干しラーメンは特製メニューだそう。それはこちらで土曜等に提供する特別メニューを意味していた。つまり平日は提供していないものとなる。
新メニューが続いていただけに、煮干しもそうだと思ってしまった。ちなみにその特製も開店して席が2巡する頃にはなくなってしまうそう。ともあれ今回は未食の焦がしラーメンで行こうとなって、塩ラーメンもあったが焦がし醤油ラーメンにして味玉トッピングをお願いした。
前回来た時に堪能したみそ味の油そばは、塩味の油そばとなっていた。後続客はそうしたラーメンメニューに目もくれず、こちら一番人気のつけめんをオーダーする人が多かった。店主が丹念に大量の麺をほぐした後、一気に麺を茹で釜へ投入。一定時間してから、ザルできっちり測った如くドンブリに麺が入って行った。
ジュワッとした音が厨房に響いて振り返ると、高熱の油がネギの上に垂らされたようで、焦がしラーメンだけドンブリからその湯気が迸っていた。
店主がレンゲで味見をして、程なく到着。味玉を自分で箸で割ってから記念撮影。まさしくネギが焦がされた焦がしラーメンで、揚げネギから来る香ばしい香りが、たまらない食欲を誘うものだった。
それではと行かせて貰えば、果てしなくとんでもない、太陽の恵みを思わせる美味しさ。太い麺とスープが、いつもと違う表情を魅せていた。厚いチャーシューもドンと乗ってこれがまた美味しく、メンマさえも高級食材と言いたくなる程実にうんまい。味玉も半端ない良さだ。
そのつややかさは何処よりもあでやかなもので、これぞべんてんの真骨頂と言える味わい深さ。こうなると塩も気になるところだ。
スープを一滴も残すことなく、気がつけば完食。その瞬間に森羅万象あらゆるどのラーメンよりも美味しいと感じた。いや、どの名店よりも名店と言える、さすがべんてんさんのラーメンであった。
(左フォト) 焦がし醤油ラーメン+味玉/店舗入口 (2011.12.16) |
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夏の大空に雲が多めに出て陽射しを隠しては現われて、気温がその度に上昇していた7月後半の休日月曜日。先日はこちらを予定していたが、結局ずれこんで今日こそと訪れる事にした本日であった。
そんなわけで総武線電車を飯田橋で下車して、地下鉄東西線電車でまた高田馬場へやって来た。神田川に出て気まぐれに橋を渡ってからこちらへ向かうと、店舗が遠くに見えて手前にそう長くはない外列も見えた。
再度先にある橋を渡って店頭に到着。行列は5人が並んでいてその後ろについた。開店して10数分が経過したばかりだけに、20分近くは待ちそうな感じで案の定待ったが何故か予測より遅かった。
ただ油そばに塩ラーメンにつけ麺とラーメンが交錯すれば、その分時間がずれるだけに想定内ではあった。一人が帰って行ったので入店すると、ちょうどドアを開けた前のカウンター席が空いていて、そこに腰を降ろしながら、予定通りみそ味・自家製ラー油と添え書きされた冷し油そばをお願いした。
何気なしに盛況な店内を見回すと、ばかデカいドンブリに頭をもたげる先客を発見。ドンブリにはおそろしい程の量の太麺が入っていた。スープが見えないからオーダーしたものと同じ冷し油そばと思われるが、こちらの大盛りと言えば麺量1000gだが見た目もっと多いように思えた。
これがするすると麺が消えており、顔にアザがあるなどおそらくプロボクサーだろうか。おそるべし以外の言葉が思い浮かばなかった。店主も身体の何処に麺が消えて行くのか興味津々そうだった。厨房には店主の他に比較的若い中国人女性がおられた。正午に近づくにつれて外はかなりの暑さ。
先客が精算を済ませて外に出て行っても、後続客は暑さにやられているのか気が付かないのかなかなか入店して来ず、その度に従業員の女性が入店を促す為大声で呼んでいた。程なく到着。
なるほど油そばと言えば具材が麺の上に乗っているものだが乗っておらず、太麺に自家製ラー油がまんべんなく振りかけてあるだけだった。
具材は無い訳ではなく中に忍ばせてあり、箸で探せば確かにメンマや拍子切りされたチャーシューが入っていた。おそらく具材を暖めて旨みを出やすくしている所なのか。
またはこの油そばの主役は麺だと言う事を、判り易くする為にこうしたと言われても、それは頷ける程にいい麺であった。軽く適度に入る底の味噌だれを絡めて行かせて貰えば、こちら特有の風情のある太麺が功を奏して実に素晴らしい油そば。やはりラーメンは麺だと言いたくなる美味しさ。
自家製のラー油の辛さが、じわじわと来るものでそれがまた良かった。ある程度食べ進めたらスープのサービスがあるそうで、麺を3分の2ほど平らげてからそのスープを入れて貰った。その際に醤油だれを入れますか?と来たのでそこはもちろんお願いした。
なるほど味噌だれとはまた違った味わいに、2つのメニューを続けて愉しんだ感覚になれて、それが更なる大絶賛ものとなって素晴らしい冷し油そばと言えた。
気がつけば完食。時につい最近まで「街の味探求系ラーメングルメ情報サイト」としていましたが、思う処があり本日から「ラーメン時流研究レポートサイト」と改めました。いや、夏メニューらしく、べんてんらしくな美味しさだった。
(左フォト) みそ味自家製ラー油冷し油そば/店舗遠景 (2011.07.25)
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