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ライトグレーに照らされた朝の街に、咲き出していた桜が春を誘うものの、やや下がり気味となった温度に、またコートを着込む通勤客が大半を占めた、三月も後半の火曜日だった。
秋葉原もラーメン店に留まらず、あらゆる外食店が進出して来ている。この数年は特に、カレー店が多く見受けられる様になって来た。
こちらもそんなカレー店で、今回遅いランチタイム時、入って見る事にした。店頭に立てば「思わず走り出す美味しさ」とあり、思わずおそるべし、と言うしかなかった。昨年四月にオープンしたらしい。
入り口でこれがまた運が良いのか、普段から度々そうなのか、遅いランチタイム時だったからなのか、大盛り無料券を店頭でお店の方が配布していて、勿論それを受け取ってから入店する私であった。
窓際にはテーブル席があり、厨房は低いカウンター席で囲まれていて、後者の方の入り口寄りの席に着席した。
メニューからオムレツカレーを選び、無料券を見せながら大盛のコールをした。
北陸の地で生まれて、熟成ルーが自慢の、業歴は三十年ある、長年愛されて来た老舗カレーショップらしい。
そんなインフォメーションが、大盛り無料券が付いたチラシに記載してあった。程なく到着。
おお、何ともまったりと、そしてじんわりとうま味がやって来るカレールーで、辛さはあまり感じない、そこそこにだけ辛いタイプの甘口仕様だった。
ビーフカレーやチキンカレーみたいに、特に野菜や肉類は具としては入っていないスタイルで、入っていたとしても溶け込んでいる感じと言った所か。
そんなカレールーとライスの間には、トロトロ感もある、オムレツがふんわりと乗っていて、なかなか美味しいカレーライスで、盛り具合もなかなか良かった。
北陸で生まれたカレーショップらしいが、北陸と言うと一般的に富山・石川・福井の三県を指すが、私の母は富山・高岡の出身で、その関係もあり、北陸には数度ほど、足を運んだ事があった。
初めて免許を取って、すぐ中古車を購入して程ない頃、無謀にも能登半島まで、友人たちと往復した事もあったが、もう今では良い思い出となっている。
こちらの本店は、そんな北陸の石川県小松市にあるそうで、金沢ほどではないが、活気のある一都市と言える街である。
金沢に支店がある事から、金沢カレーとして定着しているカレーショップらしいが、3年前頃から首都圏や関西圏に店舗展開が始まった模様。
そして運営母体は、文京区本郷に本社を持つ、多角経営で関連企業も多い、電子部品卸売業の加賀電子と言うから驚きで、加賀カレーをウリ文句に、実績の向上を図っている。
最近はインド料理店のカレーも、お店が増えて低額となり、手軽に食せる様になって来たが、こうした日本に根付いた和風カレーも、無性に食べたくなる時があり、そんな時には打ってつけな一杯だった。
ちなみに、店内には有名なゴルフの女子プロの写真が飾ってあったが、加賀電子会長はゴルフに対して、大変入れ込んでおられる方だそうで、社員もゴルフ好きな方が多いらしい。
そう言えば、何故ゆえに店名がアルバと思っていたが、未確認だが、ゴルフのアルバトロスから来ている所だろうか。
自家製カツやコロッケ等の、具として乗る揚げ物等にもこだわっているそうで、そんなラインナップも豊富なカレーライスを、一度試しに食して見ては如何だろうか。
(左フォト) オムレツカレー大盛/店頭のメニューボード/店舗外観 (2009.03.24)
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