自家製太打麺 勢拉 千葉・みどり台





曇りがちな天候ながら薄陽も射して雨の気配も無かった、穏やかな春の1ページが捲られたような4月半ば休日の月曜日だった。

4年前に一度訪れたこちらがいつの間にか店名改称しており、店名を思い返せば誰もがやむを得ないと思ってしまうそんな店名だ。昨年3月の大震災からそう経たない内に店名を変えたよう。

また訪れてみようと言う思いに、久々のこちらへ出掛けることにした。そんなわけで新千葉某店にフラれた後で京成電車に揺られてみどり台で下車。駅から程ないその店頭へやって来た。

すると周辺大学の学生さんらしき4人グループの方が店頭で入店を待っていた。その後ろに着くとまもなくお店の方が出て来て、先に券売機でチケットの購入を促された。

そこで一度入店して入口の傍にある券売機でつけ麺煮玉子入りを購入。以前と同じように大盛375gまで無料サービスらしくそれでお願いした。

ちなみにつけ麺専用の満腹券と言うボタンがあり、100円で最大5玉となるらしくなかなかおそるべしと言えた。女子大生らしきグループ客も来て、盛況さが増して行く店頭。そう待たずに入店出来て着席。

様々なインフォに思わず眺め回した。もちもちとしてほんのりと甘いと形容する自家製太打麺は、毎日その日の分を製麺しているそう。

切り刃12番の加水率39%で製麺しているそうで、北海道産一等粉キタホナミとホクシンに千葉県産の有芽小麦(ゆめこむぎ)の全粒粉だけでなく、さらにタピオカも練り込んでもちろん保存料無しだそう。

なお特製乗せを案内で大きくお薦めしているこちらで、煮玉子入りにしていたから100円足せば特製となるだけに、この際だからと100円を支払って変更することにした。お得な盛り合わせと言う表現が巧いと思う。

2008年6月に創業したこちらだが、その後2009年5月に行徳店と2009年11月に北習志野店がオープン。さらに2010年6月稲毛店も営業を始めて現在では4店舗体制となっているよう。

店舗名の改称も同時にしたようだ。お聞きするとやはり昨年の4月に店名を改称したのだそう。さらに後続客が続いて外待ち客も増え、グループ客もあってかなり盛況な店内となった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、むちむちと来る麺の食感に喉越し、そして小麦粉から感じられる絶妙な風合いがなるほどな素晴らしい仕様。

豚骨魚介のつけ汁も魚介感は強いものの、魚粉にそう傾倒せず味わい深い造詣がたまらないシフト。煮豚に煮玉子も美味しいもの。

調味料コーナーに茶筒があり開けて見ると乾燥させて青海苔のようになっていたあおさ海苔が入っており、これが無料らしく後半になってから利用させて貰った。スープ割りも美味しく、気がつけば完食。

つけ麺は今回愉しんだ豚骨魚介の他、辛つけ麺とカレーつけ麺もあり、通常のらーめん以外にも油そばも辛油そばとカレー油そばがあった。

訪問した時の先客は、油そばを口にしていた方が多い気がした。油そばだけにこちらの自家製麺を掻き回すさまは、なかなか魅力的と言えた。

なお勢拉と書いてセイラと読むそうだが、思わずガンダムのセイラさんや小公女セイラを連想してしまうがおそらく関係ないのだろう。いや、なかなかとても実にかなり良かった。

(左フォト) 特製つけ麺大盛(汁・麺)/店舗外観 (2012.04.16)


 自家製太打麺 勢拉 - Sei Ra - @みどり台

 ★つけめん麺量:並盛225g/中盛300g/大盛375g ★らーめん麺量:並盛150g/大盛225g

 住所:千葉県千葉市稲毛区緑町1-10-10 TEL043-246-1184

 定休日:不定休  営業時間:11:00〜22:00

 アクセス:京成電鉄千葉線みどり台駅下車。改札前の学園通りを左へ進み直ぐ左路地を曲り、
       二つ目の右路地を入って少し歩いた左側にあり。徒歩およそ2分。



  2012.04.16 自家製麺は毎朝打ち立てを使用するそう。   2012.04.16 大盛まで同料金、特製乗せはお得な盛り合わせ。


※以下は「らぁ麺・つけ麺 つなみ」時代。






ここ数日のあいだ隠れていた、夏の陽射しが朝から街を包む、八月中旬の今日から世間と同じ、私もお盆休みに入った水曜日。晴れ。

京成千葉線みどり台駅界隈にあった東池袋系の大勝軒の跡地に、最近こちらがオープンして気になっていた。

そして少し前から、建築系に携わる某千葉大御所氏の情報によると、オープン時から全粒粉を使った自家製麺のお店で、中太平打ちだった麺が、太ストレートに変わったらしい。

これは聞き捨てならない情報だった。何故なら麺というのは、平打ちだと茹で時間は短くて済むが、太麺だけが持つその醍醐味は少ない。

開業時や繁忙期は平打ちで提供して、ある程度客足が落ち着くと、太麺に変えるこの様なケースはよく在る事。しかし大抵は倍近い麺の茹で時間に翻弄され、しばらくすると平打ちに止もう得ず戻してしまう場合が多い。

そんな訳で、陽射しの眩しい本日、出掛ける事にした。店名が「つなみ」だけに、心が波に飲まれる程に良い事を期待しつつ、京成電車で八幡からみどり台へ向かった。

さほど混んでいない、お盆休みらしい車内。ふと、吊り広告を見ると、これがパチンコの広告。思わそのキャッチコピーを見入ってしまった。そこには「お盆も、仕事だぜ!」とあったからだった。

陽射しが時間を追う毎に、厳しくなる正午頃に店頭へ到着。店名を見て思わず、サザンオールスターズのメロディが心に流れる、そんな千葉大学がそう遠くない、住宅街の中に佇む店頭。

店内に入り左手にあった券売機で、大盛り煮玉子つけ麺830円を選ぶ。そこにあったインフォには、つけ麺のみ大盛りの値段が普通盛りと同じらしく、麺量普通盛り約250gに対して、大盛りは約375gらしい。

また壁にあったポスターを見れば自家製麺の全粒粉は、千葉製粉の千葉県産発芽小麦を使った「有芽小麦(ゆめこむぎ)」ブランドらしく、これもある意味「地産地消」と言う、その素晴らしさ。

思わず来て良かったと感慨にふけりつつ、お店の方に券をお渡しして腰を降ろせば、厨房の方は何処かで見たお顔だった。

おお、かっぱ@本八幡におられた方で、思わずお互いに再会を喜んだ。その後有名ラーメン店等の修行経験も、結構お若いのに豊富にしている御様子だった。将来は自分のお店を持つ、夢もおありらしい。

なおこちらのお店は、らーめん甚作(じんさく)が経営しているお店だそう。今そちらの本店は休業していて、秋口頃には再開する予定らしい。

店名の名前は、オーナーがプロのウィンドサーファーから、この命名が自然に出た様だった。やはり太ストレート麺は、平打ちの約2倍の時間が掛かるそうで、今後若干仕様を変更するか検討中らしい。程なく到着。

おおおお、いかにも全粒粉らしい、黒みを帯びたその太い麺は、もう後光が指しているかの様に、オーラで漲っていて「わたしはうまい」と主張していた。

麺だけ数口行けばもう大変。それではと、つけ汁で行かせて貰えば、ああ旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

麺の良さを表現すると、まったりとした麺本来の味わいに、もっちりとした食感があるもので、海辺で青空を望んだ時の様な、すっきりとした感無量の気分になる、瑞々しさもある風味が良い、非熟成の太ストレート麺。

つけ汁は酸味がやや強い魚介とんこつ風味で、そこに極太メンマとサイ状のチャーシューが沈んでこれも美味しい。

麺の個性が強すぎる為か、汁は逆に個性が少なく感じてしまう濃厚タイプで、どちらかに重点を置く考え方とすれば、こちらのそれを指示したい営業方針と言えた。

味付け玉子の風合いも、もちろん良かった。限定15食で、汁なし冷し麺も提供しているらしい。気が付けば完食。いやいやいや、都内超人気店にも負けてない、とんでもない程に良い麺だった。


(左フォト) 大盛り煮玉子つけ麺/券売機ボタン/店舗外観 (2008.08.13)


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