麺や 百日紅 東京・新宿三丁目





白む青空は強く吹き上げる季節風の所為か大気を冷え込ませていた、冬めく二月如月末日の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、冷え込みも幾分穏やかになっていた午後七時過ぎだった。

今夜は以前から新宿界隈の気になる一軒の一つになっていた、そんなこちらへ仕事帰りに立ち寄ることにした。

何やら地下鉄の地下連絡通路の直ぐ傍で営業しているこちらのようで、逆に行き着くまでに迷わないか心配しながらもその近辺へやって来た。

来て見れば何のことはない、都営地下鉄新宿線新宿三丁目駅周辺の地下鉄連絡通路のC2出口の階段を昇ることなく辿り着けるこちらだった。

地下通路のエスカレーターを降りてまもない、そのC2出口を左折して、突き当たり左側の京王フレンテの幅広自動ドアを入り、なるほどフロアの程ない右手にこちらが風情もよく営業していた。

以前は新宿三和東洋ビルと言う名前の建物だったようだが、2010年11月3日から京王フレンテ新宿三丁目として生まれ変わっている。

そんな時期にアクセスの良い場所で、2010年9月23日から営業を開始した、こだわりのつけ麺や煮干しそばが愉しめるこちらのようだ。

ともあれ外に出ることもなく地下連絡通路の傍で営業しており、外が台風などで大荒れの時に大そう重宝しそうなアクセスと言うしかなかった。

さっそく一番奥から入店して行くと通り過ぎた場所に券売機が設置されていたこちらで、コートやバッグ等の荷物をそこへ置いてから券売機へ行きその前に立った。

濃厚平子煮干しつけ麺と濃厚つけ麺が二大看板メニューのように券売機の一番上に大きなボタンで用意されていた。

そこでそれならばとなって、濃厚平子煮干しつけ麺を選んで、追加トッピングするかと味玉に半チャーシュー増しのそれぞれのボタンを連打した。

その他にも新宿ガーリックつけ麺に淡麗塩つけ麺などつけ麺メニューが多いこちらで、さらに煮干し中華そばに煮干し塩そばにまぜそばまであり、多彩な提供メニューを誇るこちらだった。

以前はカネジン食品製の麺だったようだが、現在は三河屋製麺らしくその麺箱が周辺に置かれてあった。また券売機の横には、本日の煮干しは千葉産であることが謳われていた。

元のカウンター席に戻ってしばし待っていると、そう待つこともなくオーダーしたつけ麺がやって来た。ドロッとした面持ちが何とも今風な雰囲気を作っていた。

それではと行かせて貰えば、思ったよりもさらっとして、そしてなんともまったりとした持ち味が実に素敵でたまらないもの。

平子とは真イワシのことで、その煮干しは一般的に流通する片口イワシと比較して魚臭さが少なくすっきりした持ち味を造作しながらも、煮干し特有の力強いダシがとれる。

醤油との相性なども良く、なかなか良かった。三河屋製麺製らしい太麺のモチモチ食感もなかなかで、つけ汁がみるみるうちに少なくなって行った。

サルスベリは盛夏の時季に百日近く紅色の花が咲き続けるところから名付けられたもので、その花言葉の一つに奇しくも雄弁があるそうだ。

このつけ麺もまたまさしく人を雄弁にさせる、確固たる素敵な旨味が存在していた。

チャーシューや味玉も実に素敵で、それだけに気がつけば完食だった。いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、途轍もなく何処までも確実に良かった。

(左フォト) 店頭/濃厚平子煮干しつけ麺大盛+味玉ほか(汁・麺) (2015.02.28)


 麺や 百日紅 - saru-suberi -

 住所:東京都新宿区新宿3-4-8 京王フレンテ新宿3丁目ビル地下2階

 TEL03-6457-8564  定休日:年中無休  営業時間:11:00~23:00(22:45LO)

 アクセス:都営地下鉄新宿線新宿三丁目駅下車。地下連絡通路のC2出口へ曲がり、突き当たり
       左側の京王フレンテの幅広自動ドアを入りフロアの程ない右手にあり。



地下鉄連絡通路途中のC2出口傍で営業している。

京王フレンテ新宿3丁目ビル外食店案内。

C2出口傍の幅広自動ドアを入れば右手にあり。

券売機でラーメン類は、中段辺りにあった。

本日の煮干しは千葉産になるそう。

コートを掛けるハンガーが、多めに用意されていた。