餃子舗 珉珉 (ミンミン) 東京・中野





夜遅く降り出した雨が止んでは降ってを繰り返し、見上げれば斑模様の空から雨だけでなく陽射しも注ぐ三月弥生上旬の週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、昼過ぎまで降っていた雨も小康状態となっていて、傘をさす必要もなくなっていた午後七時過ぎだった。

ここのところ中野界隈のラーメン店が続いているが、そんな既訪店へ出掛けた際に店頭を通り過ぎて、その風情の良さに思わず気になる一軒となったこちらへ今回仕事帰り立ち寄ることにした。

およそ五年前に八重洲店を訪れたことがある餃子舗ミンミンの中野店で、その店先の雰囲気から言ってかなり昔から営業しているのかと思えば2002年6月8日にオープンしたこちらのようだ。

そんなわけで今夜もまた中野で途中下車して北口のサンモールを進んで行き、ブロードウェイ入口手前の白線通りを右手に30mほど進んだ左手で営業するその店頭へやって来た。

大阪・千日前で、昭和二十八年に創業したこちらだ。さっそく入店して行くと、中華居酒屋以外の何者でも無い、そんなフロアが広がるこちらだった。

単身入店客であることを指で示すと奥のカウンター席に促されて、脱いだハーフコートを膝の場所にあった棚に押し込みながら腰掛けた。

そして食事だけで来たことを伝えると、対応してくれたお店の方は素晴らしくも、メニューブックの定食等が並ぶページを開いてから私に差し出してくれた。

なかなかありそうでない、何気ない嬉しい接客だった。そこには麵類も豊富に並んでいた。

そんなページから醤油つゆそばを選んで、やはりここに来たからにはと表紙をめくったところに記されていた、元祖焼き餃子7ケも一緒にお願いすることにした。

何気なくメニューブックを見ていると、500円前後のおつまみ用の中華一品メニューも多彩にラインナップされていた。程なく到着。

それではと醤油つゆそばから行かせて貰えば、これがなんとも素敵な美味しさがたまらないもの。なかなかこだわりの高いこちらで、これはまた行きたくなる味わいと言うしかなかった。

麺はグルテン含有量の多い、最高級強力粉を利用した、自家製タマゴ麺らしい。スープはたっぷりの鶏の胴ガラを野菜と共にじっくり炊いたこだわりの100%濃厚鶏スープだそう。

ガラを取り出すタイミングやスープを濁さない工夫や努力があるようだ。そして後から来た元祖焼き餃子もまた、なかなかと言える美味しさだった。

餃子の皮で利用する小麦粉は強力粉100%を寝かせてから使用しているそうで、それにより焼き目はパリッとしながらもそれ以外の部分は滑らかな持ち味となっていた。

焼き上げる際に使う油は最高級の落花生油であるらしく、豚肉・マトン・ラム・白菜・ネギ・ニンニク・生姜などの食材が入る肉餡の風情も実に良かった。

国内で最初に餃子を提供したこちらであることがメニューブックに謳われていたが、そう言えば昭和24年創業の横浜野毛に位置する北京料理店萬里も同じこと主張をしている。

それぞれが何かしらの根拠を持っているだろうから、ここでは中立的な立場として保持して、それ以上のことについて触れないでおきたい。

それにしても美味しい中華そばと焼き餃子で、気がつけば完食だった。いや、かなりとんでもなく絶大に確実に、なかなかとっても実に果てなく良かった。

(左フォト) 店頭と周辺/醤油つゆそば/元祖焼き餃子7ケ (2015.03.07)


 餃子舗 珉珉 (ミンミン) 中野店

 住所: 東京都中野区中野5-55-17 平井ビル1階  TEL03-3388-6066

 定休日:年中無休  ※公式サイトはこちら

 営業時間:平日11:30~15:00(14:30LO)/17:00~23:00(22:30LO)◆土日祝11:30~23:00(22:30LO)

 アクセス:JR中央線中野駅北口下車。改札前のサンモールを入り一番奥まで進んでブロードウェイ
       手前を右折。その白線通りを30mほど進んだ左側にあり。



サンモール終点でブロードウェイ入口の路地を右折する。

中野サンモール周辺の巨大繁華街の中にあり。

大阪・千日前で、昭和二十八年に創業した珉珉だ。

麵類も豊富なラインナップとなっていた。

なんとも昭和の風情さえも感じる店内だった。

珉珉と言えば焼き餃子で、こちらもまた元祖がウリ。

おつまみ中華一品料理も、様々に用意されていた。

中野店限定のおつまみ中華一品料理もあった。

こだわり高いこちらで、その薀蓄が整理されてあった。