麺屋 翔 東京・西新宿









朝方起きると雨模様の暗い灰色の空に、憂鬱な想いで洗濯機に衣類を押し込み、そして液体洗剤を投入口に流してスタートボタンを押す。

さてと本日は何処のラーメン店へ行くかとなって、ここ最近は新宿界隈強化週間としているだけに、本日こそ前々から気になっていながら温存していたこちらへ出掛けて見るかとなった。

そんなわけであらためて、こちらの情報をネットで収拾。すると偶然にも月イチ限定の日らしく、これはもう絶対行かねばとなった。

そうしていると少し離れた場所に在る全自動洗濯機が、いつものように終了を知らせる音が鳴った。

洗濯物をそこから取り出し干そうと外に出ると、いつの間にか晴れ間が覗いており、みるみる内に青空広がる快晴の休日火曜日となった。

と言うわけで偶然と思いながらも、こちらの店主は晴れ男に間違いないと言う想いを胸に、本日もまた新宿へ降り立った。

そしてまたしても都営地下鉄大江戸線新宿西口駅方向に進んで、今回は一番奥にあるD5出口から外に出てこちらへ向かった。

新宿都税事務所交差点で斜めに入る路地を進んで行き、三つ目の左路地を曲がりしばし歩けばこちらが右手に風情も良く営業していた。

さすがかなりの人気を博するこちらだけに、店頭には今日も2~3人の外列が出来ていた。中にも列が出来ているだけに、10人近い列の後ろとなる状況だった。

先述しているように偶然にも今日は、月イチ限定の媛っこ地鶏を提供する日だった。最終週の火曜日がその提供日らしい。

ふと見ると店頭の板ガラスに、蔵のまち喜多方冬まつりなるポスターが貼られていた。

期間中の2月21日と22日に、そこでラーメンフェスタが催されるようで、こちらも桂花やどみそ等と共に参加する予定のようだった。しばし待っていると、店内に入れた。

券売機でその限定の塩味か醤油味かつけめんが選べたが、塩らーめんが半端でない美味しさと言う評判のこちらだけに2秒の躊躇がありながらも塩味を選んだ。

そしてこの際だからとなって、味玉と肉増しのボタンを連打しながらも、古屋工場長本日限定と付記されていたその案内表示に釣られて炊き込み飯のボタンまで連打した。

多くの鶏の良いところを凝縮させた、全国でも珍しい四元交配によるいいとこどりのいなほ農園のこだわり抜いた地鶏らしく、コクのある旨味と適度な歯ごたえと脂ののりがウリの地鶏だそう。

店内の待ち席で少し待っていると、程なく入口寄りの一番壁面側のカウンター席に促されて、そこに腰掛けると直ぐ傍には著名らしき方のサイン色紙が数枚飾られていた。よく見てみるとみのもんたさんと、劇団らしきD.K HOLLYWOODさんのサイン色紙だった。

かつて営業していた池袋ひかり町ラーメン名作座で、2004年2月3日にオープンした「ひなの」が閉店した後の2005年11月1日にオープンしたこちらだそう。

10年ほど前に北海道・札幌出身大橋望店主の実姉が共同経営と言う形態でラーメン店を営業していたそう。その店で4年ほど修業しながらラーメン作りを覚えて、店長を歴任した経験もあったそうだ。

そのお姉さんが営業していたラーメン店こそ、宮崎ラーメンをウリにして池袋ひかり町ラーメン名作座で営業していた「らーめんひなの」だった。

その後2006年2月28日に施設閉館と共にこちらも閉店して行ったが、およそ一年の充分な充電期間を置いて2007年4月10日この地で再出発を果たした店主だった。

堅実な運営を行っていたとある日、当時取り引きのあった製麺所さんからTV番組の企画のお誘いを受けたそうで、付き合いもあってかその話しを承諾したそうだ。

それが2011年2月27日に放映された愛の貧乏脱出大作戦で、三人の店主がラーメンの達人である麺屋こうじグループ総帥の田代浩二氏の下で修業する展開のドキュメント番組だった。

私もその放送を見ているが、脚色演出のあるストーリー展開となっていた。なおそれを機にして、麺屋こうじグループの一店となったこちらのようだ。

ちなみにラーメン業界に足を踏み入れるきっかけを作ってくれた実姉の方は、現在ラーメン業界ならぬ証券業界の某有名証券企業で活躍されているそうだ。程なく到着。

なるほどこれはかなり美味しそうで、そしてまたオーラが輝くそんな美しいビジュアルの塩らーめんがやって来た。

それではと行かせて貰えば、地鶏の怒涛のエッセンスが優しい光の束となって包まれるような恍惚感がたまらないもの。

いにしえの大河が時代を越えて、目の前に現れたような驚きと感動に満ち溢れた気にさせるのは何故だろうか。

麺も素敵な風合いのもので、小麦の香りと良い喉越しが愉しめる国産小麦100%使用の中細麺だそう。

塩ダレに至ってはフランス産ゲランド塩・モンゴル天外天塩・イタリアロックソルト・赤穂の天塩これらをブレンドしたものだそうで、おそるべしと言うしかなかった。

味の基本となる部分をグループ人気店の麺処ほん田店主から習ったそうで、現在でもスープの味のベースは変わっていないそうだ。

作り方を良い意味でどんどん変えて行っているそうで、確かに味わう限り両者で共通しそうな箇所は無いように感じられた。永遠に進化して行くと言うことが、重要だと主張する店主が実に格好良く見えたものだ。

ワンタンやチャーシューに味玉も素晴らしく、炊き込み飯も感涙ものの風情の良さで、それだけに気がつけば完食だった。

先客が帰って行く度に心のこもった大きな声で挨拶している店主で、しっかりした気迫と気概が感じられて麺屋こうじグループの中で輝いていたこちらだった。

その後見上げれば新宿の超高層ビル群が建ち並ぶ周辺に鎮座していた新宿鬼子母神を見つけてそのギャップに思わず何気なく参拝。周辺の水溜まりに、ちょうど野鳥が水飲みで下りて来た。

ちなみに旨いと文章が長くなるのは何故だろう。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、遥か宇宙の果てまで途轍もなく確実に良かった。

(左フォト) 店頭/媛っこ地鶏塩らーめん/炊き込み飯/こだわり/案内 (2015.01.27)


 麺屋 翔 (麺屋こうじグループ)

 住所:東京都新宿区西新宿7-22-34  TEL03-3364-5787  ※公式サイト ※グループブログ

 定休日:無休  営業時間:平日11:00~15:00/18:00~23:00土日祝11:00~15:00/17:00~21:00

 アクセス:JR山手線他新宿駅西口下車。都営地下鉄大江戸線新宿西口駅周辺のD5出口から外に
       出て小滝橋通りを大久保方面へ進んで行き、途中の横断歩道で右側歩道から左側歩道
       に移り、新宿都税事務所交差点を左斜めに進み三つ目の左路地を曲がり、50m歩いた
       右側にあり。



西新宿保健センター交差点のこの斜め左の道路を入る。

まもなく始まる蔵のまち喜多方冬まつりに参加するこちら。

毎月の最終週火曜日は、月イチ媛っこ地鶏の日。

愛の貧乏脱出大作戦以降は麺屋こうじグループ。

サイン色紙が置かれていた横のカウンター席に着席。

そう遠くない場所に鎮座していた新宿鬼子母神。