麺屋 黒琥 東京・吉祥寺北口 ※閉店





青空から爽やかな陽射しが注いで北西からの季節風に震え、冬めく気温にまだ先と言えそうな春を待ち望んだ一月睦月上旬のそんな週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、今夜も穏やかに冷え込んでいた午後七時過ぎだった。

横浜勤務時代に東神奈川で支店が営業していて、その訪問を考えている矢先に勤務先が変わって行けずじまいだったラーメン店が、なんと吉祥寺にも営業していることをつい先日知って仕事帰り今日こそとなって立ち寄ることにした。

ピッツェリアバールNAPOLIを展開する、遠藤商事が営業するラーメン店らしい。その企業は2011年4月13日にそのナポリをこの吉祥寺にオープンさせたのが始まりになる外食チェーン企業のようだ。

2012年6月30日に東京豊洲にこちらの総本店をオープンさせ、東神奈川の他にも渋谷に支店が営業しているが、昨年の12月5日から大坂天神橋筋六丁目に新たな店舗がオープンしたそうだ。

こちらは吉祥寺勤務が始まる少し前の、2014年11月7日に本開業したばかりらしい。実は豊洲の本店がオープンした時もその訪問を考えたことがあっただけに、吉祥寺がそんな経営企業に縁の深い創業地ならば余計に気になるところとなった。

そんなわけで少し前に訪れたラーメン店と、目と鼻の先の距離に驚きながらもその店頭へやって来た。その店先には冬季限定と付記されていた、純豆腐とんこつラーメンなる提供メニューのビジュアルインフォメーションが大きく張り出されていた。

まるで豆腐チゲのようなそのビジュアルは、アサリをたっぷり入れたもので幾つものアサリの貝殻がドンブリに中に見えた。

思わずこれで行こうとなって入店すると、メインブランドのナポリをイメージさせるようなお洒落なフロアが目の前に広がる店内だった。奥にテーブル席が見えたが厨房前のカウンター席に促されて、一番奥のその席に腰掛けた。

目の前にメニューリストがあったのでそれを開いて確認したが、黒いマー油が浮かぶラーメンと豚骨魚介らしきつけ麺などのラインナップに、予定通り店先で決めた冬季限定のラーメンをお願いすることにした。

メニューリストの中で、100円と言う手頃な金額の十六穀飯(小)を見つけ、それも一緒にオーダーした。好みを聞かれたので、麺カタメだけお願いする。

目の前にはワイングラスがぶら下がっていて、ここまで店名とのギャップを感じる、ラーメン店らしさがない店も珍しいと思うしかなかった。

食事を終えた先客がくつろいでいて、せかされる雰囲気がないだけに居心地のいい店内となっていた。吉祥寺だけに直営店だそうで、ちなみに大阪の新店舗はFC店らしかった。

若い方々の団体客が入って来て、あきらかにラーメン目当てでなく、居酒屋使いの方々のようだった。程なく到着。やはり韓国家庭料理のスンドゥブチゲを、イメージして作ったものだそう。

それではと行かせて貰えば、それほど辛くもなくこれは格別に素敵な美味しさ。卵とじの風情も良く中太ストレートの麺も素敵で、絹ごし豆腐の滑らかな風合いに至るまで良かった。もちろんアサリのうま味もしっかり出ていて、ぞれにしても美味しい冬季限定ラーメンだった。

思わず店名を見返してしまう。歌舞伎で見られる黒子の如く究極の裏方を目指す、そんな最高のおもてなしを提供して行きたい案内がメニューリストに見られた。残ったスープに十六穀飯を投入してオジヤにして堪能。これがまたかなりうまかった。

偏りがちな栄養をバランス良くしてくれる、こうした健康に配慮したサイドメニューを提供してくれるとは有り難く、まさしくそんな黒子のおもてなしを実感するものだった。それだけに、気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、実に素敵で確実に美味しかった。

(左フォト) 店頭/冬季限定・純豆腐とんこつラーメン/十六穀飯(小) (2015.01.10)


 麺屋 黒琥 - KUROKO - 吉祥寺

 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14 山水ビル1階  ★公式サイトはこちら

 TEL0422-20-8228  定休日:年中無休  営業時間:11:00~翌3:00

 アクセス:JR吉祥寺駅北口下車。サンロード商店街を入り100mほど先にあるイセヤウエスト手前
       の左路地を左折。そのペニーレイン通りを100mほど歩いて行った左路地を入る。さらに
       10mほど進んだ右側にあり。



オリジナリティある、ここだけの肴が色々用意されていた。

黒子の如く究極の裏方を目指すこちらのようだ。

カウンターに並べられた調味料。

さまざまなインフォメーションが壁面に。

目の前にはワイングラスがぶら下がっていた。

吉祥寺ラーメン激戦区のど真ん中にオープンしたこちら。