北の大地 東京・新宿東口





青い水晶玉のように輝くそんなすっきりとした青空が広がっていた、それでも冬めく寒さの一月睦月下旬の日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、仕事上がりもあってかそれほどの寒さも感じなかった午後七時過ぎだった。

そんな今夜もまた新宿駅周辺でラーメンで行くかとなって、幾つかの気になるラーメン店の中からこちらを訪ねることにした。

新宿東口側の駅からそう遠くない場所で営業しているこちらで、東口のロータリー右奥の道路を100mほど歩いた、その道路沿い左手ビルの奥まった入口の店舗だった。

ネットで追って見ると、1970年の昭和45年に東京・銀座のすずらん通りで、「石狩」と言う店名の札幌らーめん店として創業したこちらのようだった。

その後「石狩」は新橋に一度移転してから、2000年の平成12年に大森駅周辺で「神威(カムイ)」と店名を変えてリニューアルオープンしていると言う。

そしてその「神威」が新宿にさらなる移転を果たして、2008年3月29日この地に再度店名変え「北の大地」として営業しているらしい。

そんなわけでさっそく入店して行くと、そんな歴史のあるこちらだけになんとも風情のある佇まいが感じられたフロアが広がり、カウンターが奥まで続いていた。

通常のデフォルトらーめんに対して九条ネギを増量して、チャーシューがプラス一枚に味玉半裁が付くと言う大地の冠が付いた味噌らーめんをオーダーすることにした。

そしてさらに通常でも200円とあるチャーシュー丼が、平日は半ライスがサービスだからなのか、タイムサービスとしてチャーシュー丼セットがプラス120円の案内に、これはお得この上ないとして思わずそれを追加注文した。

味噌の他に塩味と正油味もあるこちらで、バターコーンのメニューに老舗店らしさを感じさせた。

そしてチーズときの子の味噌らーめんや、とんかつ味噌らーめんなどに、それに類するつけ麺メニューもあることに気づいた時は、老舗店のたくましさを思い立たせた。

また鮭ぶし「華ふぶき」なる案内があり、つけ麺メニューにはそれが掛かっているようだ。グルタミン酸の王様で、無添加の自然食品であると言うインフォに、思わず気になるところだった。

さらには見るとこちらもまたスタンプカードを発行しているらしく、10スタンプで通常ラーメン半額に20スタンプで通常ラーメン無料の案内を見つけた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これがもう良き時代を感じさせる素敵な味わいがたまらないもの。

懐かしいと言うのではなく味噌スープに麺の風情にも素敵な唯一無二の個性があり、良い意味でそれが現代的なセンスとかニュアンスとは違った素晴らしさによって成り立っていた。

8種類の野菜と伝統の白味噌を使い、味わい深く最後まで飲み干せる、誰からも愛される優しい味の味噌スープだそう。

麺は入口に羽田製麺さんの木製麺箱があり、そちら製の麺のようだがそれにしてもこの麺がまたカタメの面持ちでありつつなかなか良かった。

ちなみに塩スープはニンニクと生姜の甘味を加え、あっさりとした風味に仕上げたものらしく、正油スープは香味野菜に白胡麻も使用した醤油本来の味を生かしたもののようだ。

チャーシュー丼は、チャーシューを甘辛く味付けしたもので、これがまた良かった。最後に味噌スープを流し入れて愉しんだ。それだけに、気がつけば完食。

いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、なかなかとても果てなく良かった。

(左フォト) 店頭と周辺/大地味噌らーめん/セットチャーシュー丼 (2015.01.25)


 札幌らーめん 北の大地

 住所:東京都新宿区新宿3-28-2 フクモトビル1階  TEL03-3357-0056

 定休日:無休  営業時間:11:00~23:00LO

 アクセス:新宿駅中央東口下車。東口ロータリー右寄りの道路を100mほど進んだ左側ビルの1階
       にあり。



フクモトビルのやや奥の1階で営業するこちらだ。

味噌・塩・正油らーめんに、つけ麺メニューもあった。

入口にさりげなく、羽田製麺の木製麺箱が置いてあった。

タイムサービスで、素敵なチャー丼が120円で食せた。

ライティングにも、こだわりが感じられた。

グルタミン酸の王様で、無添加の自然食品らしい鮭ぶし。