桂花飯店 東京・西荻窪





爽やかな青空から陽射しが注いでいた、それほどの冷え込みでもなかった、そんなクリスマスイブを迎えた十二月師走下旬の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、イブの夜らしくクリスマスケーキ片手に家路へ急ぐ人が多く見受けられた午後七時過ぎだった。

そんな自分も今夜は何処でケーキを買おうかと思案しながらも予定通り西荻窪で途中下車。こちらが営業している西荻南口仲通りへ入って行った。

まもなくこちらと言う頃コンビニ前の頭上に、ビニールで作ったような大きなゾウが今夜もアーケード上部にぶら下がっていた。傍にあるインド料理店がぶら下げているのだろうか。

そこを少し進めばこちらで、その店頭へやって来た。二階に宴会が出来る程の広いフロアがあるらしく、そのことを誘う案内が所狭しと掲げられていた。

桂花と言えば先日も訪れた熊本ラーメンを提供するチェーン店だが、そう言えば千葉幕張にもアイドルグループ嵐の相葉さんの実家となる桂花楼なる中国料理店があったことも思いだされた。

以前の吉祥寺勤務時代の時から気になっていて、その店先を何度となく行き来していただけに、今夜こそとなって立ち寄った次第だった。

公式サイトを持つ中国料理店だがそんなこちらをネットで調べて見ると、本格的な中華料理はこだわりを持った美味しさでありながらも、リーズナブルな金額で提供しているとして概ね好評なコメントが見受けられた。

そのウリとするところは、大衆中華から高級料理までと言う意味合いだろうか、「ラーメンからフカヒレまで」と言うことらしい。

ともあれ入店して行くとイブもあってか先客が一人の小じんまりとしたフロアのこちらで、その内装は何処か毅然とした雰囲気をクラシカルな佇まいの中で風情よく表していた。

奥に厨房があり、その前のカウンター席の奥寄りに促されてそこへ腰を降ろした。メニューリストから少し悩んだ後で、炒めたネギとゆずの香りと注釈が入っていたネギラーメンをお願いすることにした。

28年前と言うから1988年頃だろうか、もっと荻窪寄りの場所で創業したこちらだそう。16年前に移転を果たして、その後現在に至るまでこの地で営業して来たそうだ。

老舗商店街の中で営業しているから、もっと昔から営業して来たように映るかも知れないが、入って見るとそうした中華店とは一線を画していることがその雰囲気から伺えた。程なく到着。

なんと大判の海苔が刺された、そんな汁そばが到着した。そんな名物となりそうな戦略があるとは、ついぞ気がつかなかった。

それではと行かせて貰えば、なるほどこれはなかなかの持ち味が実に素晴らしいと言える、風合いの良さが前面から感じられる汁そば。お新香が一緒に来ていて、合い間にそれを口にした。

しみじみと来る優しい味わいのスープに、しんなりと程よく炒められた長ネギに味噌味が付いていて、チンゲン菜やタケノコなども入ってその炒め具合の絶妙さと言ったらなかった。

細麺の茹で具合やその風情も素晴らしく、柚木の皮から香るフルーティーな柚子の爽やかな清涼感が、このネギラーメンの持ち味の良さを数倍にも高めていた。

それだけに、気がつけば完食。手書きで作られたメニューリストを見せて頂いたが、それを見ていると。手作り感があって何だか感動するものがあった。

精算を済ませご挨拶して外へ出て、西荻窪の改札を入る前にディラ西荻窪の中のスイーツショップでククリスマスケーキらしいブッシュ・ド・ノエルを見つけ購入してから帰途へ就いた。いや、しみじみとした風合いがかなり果てなく、なかなかとても実に素敵で良かった。

(左フォト) 店頭外観/ネギラーメン/手書きメニューリスト (2014.12.24)


 中国四川料理 桂花飯店

 住所:東京都杉並区西荻南3-10-10  TEL03-3331-8606  ★公式サイトはこちら

 定休日:木曜日  営業時間:11:30~14:30/17:30~21:30

 アクセス:JR中央緩行線西荻窪駅南口下車。南口前の西荻南口仲通街を入り、60mほど歩いた
       商店街奥寄りの右側にあり。



西荻窪駅南口駅前商店街と言えば仲通り。

28年ほど前に、荻窪寄りの地で創業したこちらだそう。

なんともオーラを感じさせる麵類のお品書きだった。

中華おせち好評発売中のようだ。

ラーメンに付いて来たお新香。

商店街が商店街だけに、何とも絵になる佇まいと言えた。