中華居酒屋 石の家 東京・新宿





昨日と変わらずに青空からゆったりとした陽射しが注いで、放射冷却現象なのか冷え込みが増していた二月如月中旬の祝日水曜日だった。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、夜風が寒く星空またたく、また穏やかに冷え込んでいた午後七時過ぎだった。

ネットでラーメン情報を探している内に気がついた中華店で、この際だからと仕事帰り立ち寄って見ることにした。その昔は、紀伊国屋書店の裏手で営業していた老舗中華店だそう。

と言うわけで今夜も新宿で途中下車。今夜はここ最近は全く出入りしなかった東南口から久しぶり出てこちらへ向かった。

先日訪れたラーメン店はこちらから出た方が早かったなと思いつつも、甲州街道脇の道路を進んで行くと、一つ目の左路地手前に風情良く佇むこちらを見つけた。地図で見ると不思議と駅から離れているように見えるが、新宿駅東南口から目と鼻の距離にあるこちらだった。

入口ドアの上に店名がネオン管で表記されているこちらで、それがなんともエキゾチックに映っていた店先となっていた。さっそく入店して行くと、店頭の店名冠通りに中華居酒屋そのもののフロアが広がっていた。

二つのグループ客が、宴たけなわの店内だった。なかなか広い店内で、そんな宴会で盛り上がる中央席に近寄る気にもなれず、厨房前にあったテーブルの椅子に腰を降ろした。

メニューはネットを見て入店前に決めていた、太麺・醤油味と付記されていたヤキソバと焼餃子6ケをお願いした。

例によって創業してどれほど経つのかお聞きして見ると、なんとおよそ60年ほど営業しているこちらだそうで、するとおおまかに言って1955年の昭和30年前後辺りに開業したところだろう。

ふと見ると土日限定で競馬セットなる、そんなセットメニューがあるこちらだった。そう言えば甲州街道を挟んだ向こうに、ウインズ新宿がある周辺で納得のセットメニューと言えた。

Aセットは今回偶然オーダーしたヤキソバ+焼餃子6ケで、Bセットは焼餃子12ケと言うもの。これらにそれぞれ生ビール等のアルコールが選べてそれが付いて千円ポッキリだそう。

壁面には様々なメニューが案内されていて、それでヤキソバが500円で焼餃子6ケが400円であることが判った。入口の外にあったメニューが案内されたボードには、焼きそばがもう少し高い金額となっていた。

ともあれ逆に安いのならば、何も気にすることではなかった。程なく到着。ネットでこちらの焼きそばのことを焼きうどんのようと比喩するものばかりだったが、なよっとした太い麺は見た目からして焼きうどんそのもの。

焼きそばに付記された太麺・醤油味が全てを物語っているようだった。ともあれ花かつおも掛かっていなかった所為か、これがまた焼きそばにも感じ取れるなかなかの美味しさ。

口にしても調味料は醤油だけでなく、甘辛加減の絶妙さと言ったらなかった。思わずなるほどと、唸るしかなかった。

餃子も比較的大きめなサイズでありつつ肉餡ぎっしりで、飽きの来ない美味しさと言うのはこういう味わいではなかったか。パリッ、ジュワッと言う音さえ聞こえて来そうだ。

それにしてもヤキソバと焼餃子の相性の良さと言ったらなく、交互に食べ進めて行っても何の違和感もなく実に愉しめた。それだけに、気がつけば完食だった。

木須肉(ムースーロー)と案内された豚肉とキクラゲの玉子炒めが、かなり気になったが今回見合わせたのが心残りとなった。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、なかなか実にとっても良かった。

(左フォト) ヤキソバ/焼餃子6ケ (2015.02.11)


 中華居酒屋 石の家 (イシノイエ)

 住所:東京都新宿区新宿3-35-4 ユーコービル1階  TEL03-3354-9334  定休日:無休

 営業時間:平日・土曜11:30~23:50(23:00LO)◆日曜・祝日11:30~22:50(22:00LO)

 アクセス:JR新宿駅東南口下車。改札前の階段を降りて行き甲州街道脇の道路を進んで、一つ目
       の左路地入口手前にあり。



東南口の階段を降りたら、甲州街道沿いの道路を進む。

傍にあるJRAのネオンが、テナントビルの窓に映っていた。

土日限定の競馬セットは、常連さんに愛されているそう。

こちらの一番人気は、やはり500円のヤキソバだそう。

壁面には、これでもかの提供メニューの貼り紙。

JR新宿駅東南口から直ぐ近くに位置するこちらだ。